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ミゾゴイ幼鳥越冬@東京都
ミゾゴイ幼鳥@東京都
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幼羽→1Wの換羽はほとんどしない(冠羽を僅かに換羽する程度)ので幼鳥とした。
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雌雄不明。2023年11月15日に発見され、越年 。(追記 2024.02)立春を迎えたので越冬とする。
(追記 2024.03)春分の日を迎えた。
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割とランダムに出現。出てこない日は立ち入り不可のサンクチュアリ内にいると考えられる。
※個人的な感想だが、晴れの日に特に出現率が高いと思う。また、出てくる場所はほとんど同じ場所である。(加筆:2024.03)
幼鳥なのもあるが、元来ミゾゴイは非繁殖期には警戒心がほとんどなく、とても近くで観察できる。
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大きなミミズを捕まえるのを観察した。2024.01
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同所及び近隣の最近の記録としては、2021年5月(推定1S。自分が観察した個体。下記参照。近隣にて。)、2022年5月〜9月?(推定1S→2W。同所にて。)。全て別個体であり、この辺りを渡りのルートとして利用していることがわかる。
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本来の越冬地はフィリピンを主とし、台湾や中国南部、インドネシア、ごく一部が九州や南西諸島である。
都内ひいては関東地方での越冬例もごく稀、もしくは初めてなのではないか。(東京都にて幼鳥が越年しかけたが、ハイタカに捕食されてしまった事例あり、とのこと。)
明らかな外見的性的二型については詳しい文献でも述べられておらず不明であるが、繁殖期における目の周辺から目先にかけての色味に違いがあるという文献があり、また嘴の色や太さ、冠羽のサイズによって性の識別ができる可能性がある。
今後はミゾゴイの巣を見つけてみたかったりする。アオシギよりかは都会にも営巣する印象。東京のニュータウンやら千葉の谷津田やらを狙って、探してみようと思う。
なおミゾゴイについては、川名国男さんの文献が大いに参考になるので、一読することをお薦めしたい。
参考文献:
川名国男,2023 なぞの鳥 ミゾゴイ〜その生態と習性〜 増補版, 22世紀アート
白石利郎 ,石井裕之(横浜市立よこはま動物園・繁殖センター), ミゾゴイの羽衣による年齢推定と繁殖期における色彩変化 横浜市繁殖センター, 平成30年度 横浜市繁殖センター研究事業報告書, p15
※修正:立春の日を迎えたので、越年→越冬とした。また、画像を2枚追加した。(2024.02)
※加筆:晴れの日には出現率が高いことと、出現場所についてを加筆。(2024.03)
※加筆:春分の日を迎えたので、完全に越冬としたとみなして良いだろう。(2024.03.20)