注意!!FXはハイリスク、ハイリターン!!
FXや仮想通貨はハイリスクハイリターンであり、株や為替はミドルリスク、ミドルリターンである。不動産や債券はローリスクローリターンである。このことを知っている人はどれだけいるだろうか。
金融商品だけでなく、何事もリスクとリターンは隣り合わせである。このことを知っておくことでいきなり何百万もの借金を背負うことを防ぐことができる。最近仮想通貨やFXが流行っている。「みんながやっているなら自分も」と思ってFXや仮想通貨を始める人が多いと思う。しかし、きちんとお金を増やしているプロの投資家はいきなりこのようなことはしない。ローリスクローリターンである不動産投資や債券を購入し、キャッシュフローが増えたところでミドルリスクの株や為替、そして徐々にFXや仮想通貨へポートフォリオを組み替えていくのだ。
次に、なぜ不動産や債券はローリスクで、株や為替はミドルリスクか、FXや仮想通貨がハイリスクな理由について解説する。
○不動産、債券
自分が大家さんだったとする。新しく入った入居者が翌月に退去して家賃収入が入らなくなる可能性はどの程度あるだろう。この可能性はかなり低く、安定して家賃収入が入ってくることがわかる。このことからローリスクなことがわかる。
また、債券について。アメリカ国債だと10年ものだと利回り1.67%程度のものがあったりする。10年後アメリカという国が国家破産していることはどの程度考えられるであろう。可能性としては0ではないが、そのような可能性はほとんどない。このことからローリスクであるということがわかる。
○株、為替
株価は常に変動している。証券市場が開いている時間の間常に取引されており、今回のコロナウイルスなどのような経済に影響を与えるようなことが起これば株価は下がるし、逆に経済が成長していくと配当収入も増えたりする。このことから、株はミドルリスクという部類になっている。為替についても同様だ。これは常に各通貨はやりとりされているが、日本円が1ドル80円台になり、1ドル200円台に変動したりするような大きな変化はない。そのことから為替についてもミドルリスクだと言える。
○FX、仮想通貨
FXは為替と似ているが、大きく違うのはレバレッチをかけていることだ。これは自分の持っている以上の額をやりとりできることである。レバレッチをかけることで月の利回り100%を出すことも可能だったりするが、逆に借金になったりすることもある。実際に後輩は何十万もの借金を抱えていたりする。
仮想通貨は2000年台後半にできた文化であり、200年以上の歴史のある株と比較してかなり歴史の浅いものである。仮想通貨が今後どのように変化するかは予測しづらかったりすることからハイリスクの部類になる。
これらのような知識を持っているといきなり全財産をFXや仮想通貨へ投資して損する人は減っていくと思う。このような知識をしっかり身につけていって欲しい。
*日経平均株価が一時3万円台の時期があったが、その後下落した。この理由としてはアメリカ国債の利回りが上がったことで株よりも安全な資産であるアメリカ国債にお金が流れたことが考えられる。このようにプロの投資家は安全な資産へ資産を移すようにしていたりする。