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追跡せよ/Redspyレビュー
はじめに
お久しぶりです、金太郎です。
普段は都内大手広告企業のクリエイターとしてCMを創っています。
映像制作をはじめとし日常にも使えるガジェットを発信しております。
よろしければご覧ください。
VPにおけるトラッキングの原理
まずバーチャルプロダクションVPにおいてトラッキングとは以下の事を意味する。
リアルカメラの動きが赤外線通じて追跡されそれによりバーチャルカメラも動くようになる。
つまり同期されるので勝手にバーチャルカメラは動く。
俗に言う「追跡」そのもののイメージだから、ハイテク感がありある意味監視されているようだ。
例えばUnrealEngineというCGソフトを使用して撮影する場合UE内のカメラとRedspyを同期させればVPが行える。
これにはUE側で「LiveLink」というプラグインを入れる必要はあるがかなり簡単に同期できてしまう。
これがVPにおけるトラッキングの原理だ。
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トラッキングシステムはRedspyなのかMo-sysなのかMarsなのか、撮影の規模によって或いは事業拡大など今後の想定によって導入するシステムを選ぶ必要がある。
同業と情報交換を行う場で、ほとんどの企業が大規模の撮影の場合Redspyを使用する事が多いとよく聞く。
それ故にシステムエラーやトラブルが他社と同じく重なる事もあるから、お互い分かりみが深く良い競争ができている状態だ。
少し話は逸れるが、トラッキングなんて悪の組織というイメージがどうしても俺は抜けない。
だがいずれにせよ最先端の技術を利用した仕事には変わりなく大変面白い。
例えば、トラッキングデータはメモ帳に数字とアルファベットの暗号で表示され、その一部を書き変えて新しくデータを作る事もある。
そしてそれが意図した様に動く時、「誰かのPCに何かを潜ませてトラッキングしてみる?それいは否!!」と毎回思う。
こんな気持ちになるぐらい、最先端の技術は進化し続けるから飽きが来ず充実感に満ち溢れた仕事を行える。
UEとRedspyの同期方法
結論手順は大きく以下の4つ。
①天井に赤外線を返すマーカーをいくつか貼る
②Redspyをリアルカメラの上に付ける
③Redspyの操作画面で地面からの高さだけ入力する
④UE内のプラグイン項目でLiveLinkをオンにする
ほぼこれで簡単にトラッキング同期される工程。
Redspyがマーカーを見て位置を割り当てる事でトラッキングされるのだ。
簡単なので是非VPって何だと興味をお持ちいただければ。
気になる方はこちら。
グリーンバックの撮影でも使えるので小さなアパートでもできる。
だからこれを利用して配信や映像制作を趣味副業でやる人も多い。
カメラ周りの機材はこちら。
例えば「背景だけ夜景の綺麗なCGで実写はDJをやる」みたいに面白そうで伸びそうな配信もできてしまう。
しかもそれはリアルタイムなのでCG背景はボタン一つで変えられる。
とか、色んなアイディアを混ぜて稼げるのもVPの素晴らしいところだ。
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Redspyレビュー
ぶっちゃけトラッキングシステムはどれもまだまだ発展途中。
そういった意味では完璧ではないがLEDのVPではRedspyがベスト。
他にMarsも使う事はあるがMarsは中小規模向けだし、エラーが少ないという意味でもRedspyが優秀。
だからこれから導入を考える企業や個人の中で、大規模なVPを想定しているなら汎用性も見てRedspy一択。
反対にそこまでの規模を考えてなくてとりあえず検証レベルを想定しているなら確実にMarsだ。
Marsは次回の投稿で詳しく記事にするが、一番低コストでVPを検証もしくは実績を細かく着実に積める。
【下記のViveトラッカーだけでUE内のバーチャルカメラと連動が可能】
【VPにはViveMarsというOSが必要にはなるので要注意、あくまで参考に】
結論繰り返しになるけど、総じてエラーが少なくトラッキングの遅延もないベストなトラッカーはRedspy。
仮に遅延が出てもRedspyの方でオフセットをかければ遅延は解消される。
因みに遅延とは、リアルカメラを動かしても2秒後にバーチャルカメラが動くとかの「時差」を意味する。
だから長い目で見て大規模を想定するなら、検証と案件に4年(まだ現役)携わった俺の経験からすると確実にRedspyを推す。
【次回予告】
Vive Marsを買え
トラッキングシステムの関連記事となります!
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それじゃまた!