見出し画像

Xiaomiの3万円量子ドットTVを真剣に検討する。んで地デジを見る。

親戚の実家に導入想定。
なので、TS抜かないチューナーも検討する。


※全体については上記記事を参照。

結論:QLEDは疑QLEDであること(画質自体はよい)を留意。
MiniLEDモデルもHISENSE miniLED に劣る。
追記:がHISENSEのU8Kも偽QLED MiniLEDなのでチューナーのあるなしだけ。


どうやらAmazon、楽天、公式ページからも売り切れ。
楽天スーパーセールを待って買おうというおろそかはおろそかであった。

一方でレビュー記事が次々と登場した。

分解した人


正面には4K QLEDと記載がある通り、4Kパネルに加えて量子ドット技術を採用したものになります。

https://mazu-bunkai.com/bunkai-wp/ha/12952/


液晶パネルはTCL子会社華星光電(CSOT)製で、型式はL43MA-STWN-CSOTとなっています。
このテレビ専用型式となっていますが、パネルサプライヤーは複数存在する可能性がありますね。

んで、CSOTのQLEDについては以下が詳細です。


パネルはQLEDという物らしく、私は最初OLEDでこの値段なの?とびっくりしました。(OLEDは有機EL

ということでCSOTのQLEDがお得に楽しめるコスパTVっぽいはずですが、
どうやら違うみたいです。

つまり、Xiaomi A Pro TV 43 2025は量子ドットではなく、単なる高色域パネルです。専門用語で「KSF蛍光体」と呼ばれるタイプのパネルで、今や使い古された普通の技術。(2024/9/3時点:Amazonと公式サイトで確認)
特定のロットだけ非量子ドット版が混入しているか、あるいはマーケティング担当者の勘違いで誤って量子ドットと記載してしまったか?
どちらにせよXiaomiは量子ドット表記について法令上の問題が生じていないか、一度確認されたほうが良い※かと。

https://chimolog.co/xiaomi-tv-a-pro-43-2025

やかもち
Xiaomi A Pro TV 43 2025は量子ドットじゃなかった。スペック詐称にあたる可能性がありそう?
※ここだけの話、非量子ドットを「量子ドット」と言い張るメーカーは意外とあります。たとえばAS◯S社が一例です。XG32UQの誤った記載を指摘しても直す気がないようです。Xiaomiは果たして修正するでしょうか?

https://chimolog.co/xiaomi-tv-a-pro-43-2025

どうやら測定した結果的(つまり見た目的には)QLEDじゃないそうです。

個人的にはKSF蛍光体は白色LEDでフィルター通す。

従来の液晶テレビは、白色発光LED(厳密には青色発光するLEDに黄色の蛍光体を塗布し、光の三原色であるR(赤)・G(緑)・B(青)の成分を含む白色に変換)を用い、RGB(サブピクセル)のカラーフィルターを使って各色を取り出す構造です。

https://kakakumag.com/av-kaden/?id=14978



QLED(のCCパターンでは)青色LEDをQDフィルターを通すのが一般的だが、どうやら3パターンあるらしい。


https://www.jstage.jst.go.jp/article/ekitou/2020/0/2020_1L01/_pdf/-char/ja

QLEDはQDバックライト式とQDバックライト方式と青色LEDからRG蛍光体を通るCC方式がある。後者の方をQLEDと呼ぶことが多い。
また、前者はバックライトに依存するため、黒の表現に制限がある。

QD-LEDは自発光型のため、より優れた黒の表現と高コントラストを実現し、色域も広い。しかも最新の技術。
それとは別にQD-OLEDがある。

たとえば、色域が一定ラインを超えていれば量子ドット扱いとする。このような可能性は当然考えられます。Quantum Dots表記のAS◯S XG32UQもそうですし、筆者の認識とメーカー側の認識が食い違っているのかも知れません。

https://chimolog.co/xiaomi-tv-a-pro-43-2025

多分これだと思います。

世の中にはKSFとQDのハイブリッドというものがあります。安易な詐欺スペ/虚偽表示呼ばわりはご注意を。https://palomakiconsulting.com/qds-and-phosphors-can-live-in-harmony/ https://youtu.be/KEV3fxrNBnc https://youtu.be/6UC27vf4Vew

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/chimolog.co/xiaomi-tv-a-pro-43-2025/


スピーカーが弱かったりAUX端子がなかったりと若干ダメな点もありますが、それでも43インチ4Kディスプレイで39,800円は安いです。9月10日までの29,800円なら本当に安すぎます。

orefolder.jp

ということで、いわゆる「QLED」ではないが、汎用モニタ(テレビ)としては高コスパ。ただ、同様の割引が独身の日にされそうではある。

じゃあMiniLEDのSシリーズは?

MiniLEDかつ、144Hz駆動、Dolby Atmosのデコードに対応、HDR信号ではHDR10とHLG、Dolby Vision IQに対応。
部屋の環境に応じて最適化されたDolby Visionモードあり

HISENSEのが120Hzだが、ほぼ同じスペックで10万円だった。チューナーが付いているので実質はトントンといえる。

追記:ハイセンスMiniLEDの55型の分割数は(海外モデルだが)672だそう。

>XXI型潜水艦さん
失礼しました。訂正します。RTINGSのサイトに両方記載がありました。
65U8K:1008分割
55U8K:672分割
となります。
https://www.rtings.com/tv/reviews/hisense/u8k

一方、Xiaomi S 55 2025(MiniLED)は55V型で308だそう。

Mini LED分割数は75V型で512、65V型で392、55V型で308。最大輝度はすべて1200nitとのこと。

つまり2倍の有意差があるので、HISENSEが有利。

9/26追記:U8Kも偽QLEDだそうです。

ビッカメで実物見たら確かにガチQLEDと比べて差がありました。

まとめると

QLED:Xiaomi A、HISENSE は偽QLED。Xiaomi Sは謎
分割数:Xaomi S<HISENSE


3パターンで検討

思いつくパターンを出してみました。

ここから先は

460字

¥ 100

よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!