SUM 関数を使いこなそう!便利な応用テクニック5選
Googleスプレッドシート初心者にも親しまれているSUM関数ですが、ただ範囲を合計するだけでなく、応用次第でさまざまな場面で活用できる便利なツールです。この記事では、SUM関数をもっと効率的に使うための具体的な応用テクニックを解説します!
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1. 範囲を動的に指定して合計を更新する
テクニック
範囲が増減しても自動で対応するようにSUM関数を設定します。
何に使える?
家計簿: 毎月の出費を記録しながら、自動で月間合計を計算。
勤怠管理: 毎月の勤務時間の累計を記録。
具体例
家計簿で、毎月の食費や光熱費をA列に入力した場合。
行数が増えていくデータ(例: 家計簿の毎月の出費)に対応。
=SUM(A:A)
ポイント: A列全体を指定することで、新たに値を追加しても合計が自動で更新されます。
注意点
列全体を指定する場合、非数値のデータが含まれるとエラーになる可能性があります。
2. 条件付きSUM関数:SUMIFを活用する
テクニック
特定の条件に合うセルだけを合計します。
何に使える?
経費精算: 特定のプロジェクトや部門の費用を計算。
食費の管理: 自炊と外食の費用を分けて集計。
具体例
「カテゴリ」が「食費」である項目の合計を計算。
=SUMIF(B1:B10, "食費", C1:C10)
解説:
範囲B1:B10で「食費」と一致するセルを検索。
一致する行のC列の値を合計。
例えば、B列に「カテゴリ」(自炊/外食)、C列に「金額」を入力した場合。
=SUMIF(B1:B10, "外食", C1:C10)
効果: 外食だけの金額を自動計算して「外食費は今月いくら?」がすぐに分かります。
応用
複数条件を使いたい場合はSUMIFSを活用。
3. 重複データを排除して合計を計算する
テクニック
ユニークなデータだけを合計したい場合に役立つ方法です。
何に使える?
販売管理: 重複して記録された売上データを排除して集計。
アンケート結果: 同じ回答を1回だけ集計。
具体例
名前が重複している場合に、それぞれの一度だけのスコアを合計。
=SUM(UNIQUE(A1:A10))
効果: 重複を排除して、ユニークな売上データだけを集計可能。二重計上の防止に役立ちます。
ポイント: UNIQUE関数を使って重複を排除。
4. カテゴリごとに自動で合計を算出
何に使える?
在庫管理: 商品カテゴリごとの在庫数を把握。
プロジェクト管理: 各プロジェクトの予算を計算。
具体例
A列にカテゴリ(例: 食費、交通費)、B列に金額を入力している場合。0))
=ARRAYFORMULA(SUMIF(A1:A10, UNIQUE(A1:A10), B1:B10))
効果: 各カテゴリごとの合計金額を自動で集計して、見やすくレポートを作成できます。
5.他の関数と組み合わせて条件付き合計を計算
何に使える?
プロモーション効果分析: 特定の商品や期間の売上を集計。
勤怠管理: 遅刻や早退を条件付きで合計。
具体例
特定の条件(例: 売上が1万円以上)に該当するデータだけを合計。
=SUM(FILTER(C1:C10, B1:B10="食費"))
効果: 高額な取引だけを集計することで、プロモーションの効果測定が簡単にできます。
まとめ
SUM関数は、家計簿や業務管理、データ分析など多岐にわたる場面で大活躍します。単なる合計計算だけでなく、条件を設定したり、動的に対応したりすることで、日常の作業がもっと楽に、もっと正確になります。
次回は「AVERAGE 関数の活用方法と応用例」を解説予定です!お楽しみに😊