
AIが生み出す未来:自動生成プロンプトで広がる可能性
最近、コンピュータが言葉を理解したり答えを出したりする技術がすごく進化しています。その中で「事前学習済み言語モデル」というコンピュータの仕組みが注目されています。この仕組みがどんな知識を持っているのかを調べる研究が進んでいます。
「空欄を埋める問題(クローステスト)」の形にして、この仕組みがどれくらい賢いのか調べる方法がありますが、問題を作るのが大変で、時間もかかります。そこで、「オートプロンプト」という新しい自動で問題を作る方法が開発されました。この方法は、コンピュータが自分で問題を考えられるようにする仕組みです。
「オートプロンプト」を使うと、事前学習済みの言語モデルが、特別な設定をしなくても、文章の気持ちを読み取ったり(感情分析)、文章が正しいかどうか判断したり(自然言語推論)できることがわかりました。そして、これが最近の最新の方法に負けないくらい正確に動くこともあります。
また、「オートプロンプト」を使うと、コンピュータが知識を引き出す力が手作りの問題よりも優れていることがわかりました。この仕組みは、言葉同士の関係を調べるのにも役立ちます。
これらの結果から、手作りの問題を使うよりも、「オートプロンプト」のような自動生成の方法が便利で、将来的には、さらに賢くなる言語モデルが特別な設定をしなくても、いろいろなことに使えるようになるかもしれないということが示されています。
解説
事前学習済み言語モデルって何?
コンピュータに「たくさんの文章を読ませて覚えさせたもの」だよ。例えば、辞書や本をたくさん覚えて、質問に答えたり文章を作ったりできる仕組みのことだね。
空欄を埋める問題って?
例えば、「今日は〇〇が降った」みたいに、空欄に入る言葉を考える問題だよ。こういう問題をたくさん解けると、コンピュータがどれだけ賢いかわかるんだ。
オートプロンプトって?
コンピュータが自分で「問題」を作る仕組みだよ。これを使うと、人が問題を作らなくてもよくなるから、とっても便利なんだ。
どんなことができるの?
オートプロンプトを使えば、コンピュータが文章の気持ちを理解したり、文章が正しいか間違っているかを判断できるんだ。しかも、とても正確なんだよ!
未来はどうなるの?
これからは、もっと賢いコンピュータが出てきて、特別な準備をしなくてもいろいろな仕事をこなせるようになるかもしれないんだって。
参照元
https://arxiv.org/abs/2010.15980