「生成塗りつぶし…」はイラストの補完にも使えるか?
経緯
昨日、縦長の写真を Photoshop の補完機能で横長にしたって話を書いた。それを絵でやったらどうなるだろうと試してみた。
こうしたらこうなった
まずいらすとやから建物と人物の絵を借用して合成し、あえて中途半端なところでトリミングしてから左右に空白を追加した。
左右の空白の部分を選択してから昨日の夕日の写真と同様に「生成塗りつぶし…」を実行した。この機能では1度に3枚の画像が生成される(昨日の夕日の写真は最初の出来が良すぎて2枚目以降を確認するのを忘れた)。
建物はまあまあだが人物がどれも大変なことになっている。個々の画像をクリックして拡大表示すれば分かると思う。いらすとやのイラストを人間として認識できていないのかもしれない。
この「生成塗りつぶし…」機能は実行するたびに異なる結果が出るので何度か試してみた。
全体を通して元の絵の右端の人の左腕を腕と認識していないようだ。
キーワード指定
なお、「生成塗りつぶし…」機能はヒントとなるキーワードを指定できるのだが、ここまでの画像は生成時にキーワードを指定していない。試しにあえてちょっとシチュエーションを限定するようなキーワード "Medical team waiting for ambulance to arrive" を入れてみた。
キーワードを入れると絵からは推測されないパーツを元の画像の雰囲気に寄せて放り込んでくるようだ。
結論
昨日は余白を推測しやすい写真だったからうまく行ったものの、人物イラストを補完するのは難しそうだ。ただ、単純な背景ならば補完できるかもしれない。