20世紀に終わったカビ臭い知識
2021.12.27
日記
ここ数日、どんよりしていたり晴れたりと外の明暗の変化が大きい。だけどずっと寒い。
すでに年末年始モードに入っているかと思ったら勤め先の人たちはみなしっかりと仕事をしている。あわてて真面目に仕事をした。皆も偉いが私も偉い。
過去の知識
50〜60代以上の人の中には使用中にPCの電源ボタンを押してはいけないと思っている人が未だに数多くいる。20世紀に終わったカビ臭い知識に囚われている気の毒な方々だ。
もっと稀だけど「マックには右クリックがない」と思っている人もいる。右クリックなんて漢字トークの時代でも存在していたのに。
右クリックで思い出したんだけど、古いマックユーザーには Windows で右クリックが採用された頃に「マックはユーザーインターフェイス設計が優れているから右クリックを必要としない」などというお河馬さんが少なからずいらっしゃった。マウスにスクロールホイールが搭載されたときも同じことを言っていた。
架空の悪い人
フィクションの中で「容姿を差別する人」を出してはいけないというのはひとつの見識として支持されても良いと思う。ただそのような悪い人を出してはいけないのならば、殺人者や窃盗犯をフィクションに登場させることに対してどう折り合いをつけたら良いのだろう?私にはどちらも許可するかどちらも禁止する以外の方法が思いつかない。
例えばフィクションの中では殺人や破壊的行為をするのは「人ではない者」が行う、あるいは「人ではない者」が被害にあう、という回避策もあるかもしれないが、それはすなわち「人ではないもの」が容姿を差別すること・されることを認めることになる。
極端な話、ツリメ星人という宇宙人を差別するのは「これはアジア人とは異なる宇宙人だから」という理由でノーカウントになるのだろうか?
炎上のトリガー
たとえば、誰も悪いことをしてない状態で悪いことをする人(A)が1万人に1人いて、誰かが悪いことをすれば調子に乗って悪いことをする人(B)が千人に1人いるとする。
利用者数が1,000人のときは A が現れる確率は低いので B も表面化しないが、利用者が10万人のときはかなりの高確率で A が現れるので、B が一気に表面化する。炎上というのはこの A が潜んでいる確率に左右されて起こるような気がする。実際に被害をもたらすのは B だけど、B はおまけだ。
イズム
ある雑誌のインタビュー記事に次のような一文があった。
インタビューされている人は大学の名誉教授の方なので、もちろん本人はそんな中学生以下の馬鹿な間違いをすることはないだろうから、これは取材をした人が適当に書いたのだろう。それがチェックされないで世に出てしまうことがどうかしてると思う。
一応、「〜ISMの元々の語源が差別という意味」である可能性は疑って調べてみたけどそんなことはないようだった。ネットの記述を鵜呑みにするのもなんだが「動作、様子、状態、理論を抽象名詞化するギリシャ語の接尾辞 -ισμός 」に由来するらしい。
それはOSの名前なのか
何度か書いたけどかつて macOS の名前が「漢字 Talk」だった(日本語入力システムの名前でなくて OS の名前だ)暗黒時代があったことを私達は忘れてはいけない。
今調べたら 1996 年まで漢字 Talk は存在したらしい。もっと前に改名されたように記憶していたが意外と最近だ。ということは Windows95 が発売されてブームになったときにひねくれたマックユーザーがあれはマックのパクリとか言ってたけど、そのパクリ元だと主張する OS のお名前が「漢字 Talk」って言うんだから笑っちゃう。
その他
「頭のなかで天使と悪魔が交互に忠告する」の起源はなんだろう?
昨日、テレビでやっていた「ご長寿クイズ」は悪趣味で最低なんだけど見たら面白い。今回は「悪趣味だから見ない」が勝った。
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