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奇数進法
奇数進法の場合、1の位が偶数でも偶数とは限らない。例えば、7進法だと 11 は偶数だし256 は奇数だ。そのため、奇数進法の九九の表はなんか気持ち悪いものになる。7進法の九九、というか六六は次のようになる。
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7進法の六六
4の段に11が出てくるあたりが10進法の九九に見慣れていると気持ち悪い。
余談だけど、n進法の九九の最後の答えの10の位は n-2 で 1 の位は 1 になる。これは n進法の九九の最後が (n-1)×(n-1) = n×n - 2×n + 1 = (n-2)×n + 1 であることから明らかだ。これは小6くらいのお子様に丁度いい問題だろう。もう少し下かも。
更に余談。前も書いたけど偶数進法だと1の位が偶数なら必ず偶数だったけど、奇数進法の場合は各桁の数字を足した値が10進法で偶数の場合に偶数になる。先程の 11 は 1+1=2 なので偶数だし、256 は 2+5+6 = 13 なので奇数だ。これは奇数進法の場合には 1, 10, 100, 1000 … がすべて奇数になるため。