鉛と錫が半々
2023.12.11 / タイトル画像は "リール巻はんだ"(出典:いらすとや)
日記
昨夜は早めに寝たので、4時くらいに目が覚めてしまった。喉の調子が相変わらず良くなくて何度も咳き込んでしまい、そこからは長いこと起きていた。深夜の咳は気を使う。いや昼間の咳も気を使うんだけど。
両方
フェンダーからのメールに「ギター&ベース購入で〇〇をプレゼント」書かれていた。
「&」ってことはギターかベースのどちらかじゃ貰えないってことだ。期間中にギターとベースの両方を買う人なんてそんなにいないのではないだろうか。
謝り先
あるサイトの無料で受け取れるメールマガジンに誤って有料会員向けのコンテンツが送られてしまい、その件に対するお詫びメールが送られてきた。
でも詫びる相手は有料会員ではなかろうか。「私たちが金を払って受け取ってるのにタダで配りやがって」と怒られてもおかしくない。
はんだ
はんだ付けのはんだの語源を調べてみた。Wikipedia 情報で恐縮だが語源は諸説あるものの不明らしい。
半田山・インドネシアのバンダ海・人名・中国語・鉛と錫が半々、など。
バンダ海にはかつてナツメグの唯一の生産地であったことで有名なバンダ諸島がある。イギリスとオランダが香辛料を巡って喧嘩したあたりだ。
〇〇ぶり
「昨日ぶり」とか「いつぶり?」のように、「〇〇ぶり」の〇〇の部分を期間ではなく起点で表す頭の悪そうな使い方がある。辞書によって誤用と断言していた俗語として紹介されていたりするらしい。
このような頭の悪そうな使い方がまかり通っているのは「時間と時刻」を混同している、あるいは区別がついていない人が多いからだろう。
まかりとは?
それはそれとして まかり通る の「まかり」とはなんだろう?と思って調べてみた。
まかる は 罷ると書く。
罷り だけだと「貴人の前ら退く」「貴人の食膳下げる、またはその食膳」といった意味がある。
罷る だと「A 役目をやめさせる、しりぞける」「B 命じられて都から地方へ行く」「C 謙譲や荘重の気持を添える語」といった意味がある。
もともとは「任る」と「罷る」というともに まかる と読む別の言葉あって、前者が「任命されて派遣される」後者が「やめさせられる」という意味だった。全く反対の意味で同じ読みだったことになる。どうかしてる。
任 の方は今も意味が変わっていないが、罷 はなぜか 任 の意味のコピーを取り込み両方の意味を持ってしまったらしい。どうかしてる。
先程の A は元々の意味で、B が 任 のコピーで、C は B からの派生だろう。この C が まかり通る の まかり の意味だろう。
整理すると まかり通るの まかり は「もともと 任 という字が持っていた "命じられて都から地方へ行く" という意味を、なぜか同じ読みで反対の意味を持つ 罷 という字も持つようになり、それが転じて "謙譲や荘重の気持を添える語" になった」ことが語源のようだ。ぜんぜん整理されてないし、どうかしてる。
それでは、また明日。