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くじ引き
あるテレビ番組のくじの引き方が気になっている。
絵の腕前を競う出演者が5人いてその5人には最初にテーマが書かれた紙の入った封筒を選ばせるのだが、どの出演者が選ぶ場面でも5つの封筒から選ばせているのだ。
確率的には最初の人が5つの中から選び、次の人が4つの中から選び…、という方法であっても公平なのだが、視聴者は「あとの人がかわいそう!」と抗議してくるかもしれないという余計な配慮がされているのではないだろうか。
もしかしたら最初の人が「A, B, C, D, E」の中から C を選んだとして、次の人がくじを引く前に新しく F を補充して「A, B, D, E, F」の中から選んでいるのかもしれない。だとすると候補は9個用意しておく必要がある。4つは無駄になる。
ただこの方法も、たとえば継ぎ足し要員の「F, G, H, I」の難易度を意図的に変えることで、くじ引きの順番による有利不利を発生させることができる。
これを解消するには、「まずくじを引かせる側は9枚の封筒をシャッフルして5枚を選び、その中から出演者は一つを選ぶ。次に残った8枚の封筒をまたシャッフルして5枚を選び…」という方式が良いのではなかろうか。実際はそこまでやってないだろうけど。
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あるいは、くじ引きはただの演出で、実際には最初から割り振りが決まっていて最初の人は「A, A, A, A, A」から次の人は「B, B, B, B, B」から選んでいるのかもしれないが。