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№019.子供の独り暮らし

お疲れ様です。

この長い長い梅雨も、そろそろ終わりを迎えるころですが、今年は梅雨前線が停滞したままで一向に動こうとしません。おかげでとんでもない災害が起きています。

これも、南にいる高気圧がヘタレだからよ!!!どんどん大きくならなきゃだめでしょう!!!尻をひっぱたきたくなります。


今日のテーマは「独り暮らし」です。

私自身は、15歳から親元を離れて暮らし始めました。とはいっても寮生活でしたが、離れてみて見えてくる世界があることを知りました。

そんな私も....子供をもち母になり、その子が自立するような年齢になってくると子供の行く末が気になってきました。

けれど、子供の人生だからといえ、親が作れるものではなく、子供自身が自ら作り上げていくものだと思っています。

親は、はじめの一歩を歩ませてやることしかできないと思うし、その後の道筋も、本人の責任と思っています。


私は、あれこれと世話をやく親ではありません。

...というより、私自身が、親にあれこれ言われるようなことがないままに大きくなったもので💦「自分で考えなさい」と言われたかのように解釈して生きてきました。それは、常に学びがありました。

なので、私にとっては、子供にあれもこれもうるさいくらいに世話をやくことなどありえないのです。

「自分が選択して自分で決めた!」...それが大切な自立の第一歩だと思うからです。


それでも、家を出ていこうとしない息子が一人おりました(笑)

さすがに結婚してもいい頃になりますと、私のお尻がうずいてきたのです。「このまま、この家に置いたのでは、何も考えないアホに成り下がる」


自分が悪者になるしかないようです。鬼にでも蛇にでもなりましょう!

私から、思いっきり大喧嘩を仕掛けました!

そして・・・・「出ていけ!」

喧嘩は数日間続き、とうとう息子は家を出ると決めました。

「どうせ出るなら遠くに行って!」...なんて薄情な親でしょう。


・・・・着々とことは進んでいきます・・・・

就職先もアパートも決まり、引っ越しが終わるまでは気が抜けません。



引っ越し荷物を届け、買い物に付き合って、とりあえずの形を確認して、息子を置いて一人で帰る。

この瞬間が、何よりも後ろ髪ひかれるのですが、「じゃね!頑張りなさい!」と抱きしめてByeBye

この時__ これが母として息子にしてあげられる最後の躾だと思っていました。

親というのは不思議なもので、子ども以上に「心配」という気苦労があります。一生懸命に頑張る子供はそこに夢中なのですが、傍から見守る親はこころがハラハラヒリヒリするのです。

毎日毎日、見えない生活が心配で心配でならないのですが、頑張りぬく子供を手を出さずに見守ることが肝。

なぜなら、喧嘩の果てに出て行ったのですから、母が無理やり追い出した!となれば、元の木阿弥💦二度と同じ手は使えなくなるのです。

この機会に何が何でも自立させるしかない!

そう心に決めて家から子供を追い出した母です。


おかげ様で、この作戦は功を奏しました。

「お母さんが言っていたことが分かったよ。」と息子が話してくれた時には、鬼になってよかった、と。

追い出した以上、帰ってこなくてもそれは仕方のないことと、あの時に決めております。息子の人生は息子自身のもの。私が立ち入ることはありません。


そして__

今となっては、やはりこの決断と決行は正しかったと思っています。

何をするにも、「自分で決める」ことが原動力になり、責任の所在がはっきりするものです。これがあいまいな限り、自分で立てないのだと思います。

「出ていく」と決心させるまでが最高に最高に苦しい場面でした。



いくつになっても子供は子供です。

けれど、これからは、私が子供になろうかな?と、二やついております(笑)


gacyaco60

※写真は、昨日の富士山です。






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