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家に帰ったらヤゴがいた⑤事故の真相

次男がヤゴを捕まえた次の日。

朝はヤゴを小さな水槽に入れて元気に学校に連れて行った次男が、午後に手ぶらで帰ってきて、玄関で泣き崩れました。

「どうしたの、ヤゴ?」
恐る恐る私が尋ねると、
「おーい、おい、おい」
と泣いて言葉にならない次男。

数分待ってもう一度聞くと
「僕が悪いんだー」
と涙ながらに、絞り出すように言葉が出てきました。

詳しく聞くと、
ヤゴが水槽の中で快適になるようにと思った。
学校帰りにマンション前の小さな砂場に寄った。
ヤゴがあまり動かないから、砂場に出した。
ヤゴが止まれる木の枝と小石を拾った。
水槽に枝と小石を入れた。
砂場のヤゴを戻そうとした。

そしたら、











せっかく助けたヤゴの命を、、、
うえーん(号泣)

、、、という話でした。

その衝撃と、驚きと、同情と
(失礼ながらちょっと笑いもこみあげそうで)、絶句した私。

話すとまた涙が止まらなくなる次男。

次男は、あまりの出来事を受け止めきれず、
砂場にヤゴも水槽も置いて帰ってきてしまったそうで、落ち着いてから取りに行ってもらいました。

次男には可哀想だけど、確かに君のせいだ。

そしてショックのあまりソファで泣いて、そのうちふて寝した次男は、昼寝から目覚めたらまたその整理しきれなかった気持ちを昇華させていくのでした。

つづく。

#ヤゴレスキュー
#ヤゴ

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ミガッキー@管理職ワーママの何でも聞きます屋
小学生の時の夢は、物書き・ライターでした。 もし私の書いたことばに誰かか心を動かされたなら、夢の第一歩です。 さらなる勉強やアウトプットのために使わせていただきます。