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快と不快(不快への処方箋)

サタデーエッセイ
【快と不快(不快への処方箋)】

9/2(木)BS Eテレで放映されたダークサイドミステリーは「陰謀論」がテーマ イルミナティとかQアノンとか、ディープステイトとか。ケネディ暗殺は国家ぐるみ?とか アポロ月面着陸捏造論とか、ハトボットは笑えたねーー。 栗山千明女優扮する黒クリさんと白クリさんの対比も面白い。                                                                                           しかし私は織田裕二がパーソナリティを務める『ヒューマニンス』の方が面白い。 ※ヒューマニニエンスはダークサイドミステリーの丁度前に放映される。だから木曜ってサイコー。 今回は天才の脳のひらめきについて。 将棋の名人の直観などは大脳基底核の働き 発想のひらめきみたいなことはデフォルトモードという一見すると脳が休息している状態での閃き。 デフォルトモードは脳の前頭前野の内側や内側前頭前野やさらに後部の帯状回と登頂小葉が活発に働くと。 一見するとなにもしていない脳の状態が全体の60~70のエネルギーを消費していると。 デフォルトモードではマインドワンダリング(心の散歩)が起こる。 よく風呂場やトイレや散歩中などリラックスしてα波が沢山でてるときに閃くみたいなのと同義だろう。 研究している教授によるとマインドワンダリング(デフォルトモード)は1日2~3時間は必要だという。 現代社会は情報詰め込みや何かしていないといけない神話により人間の脳はストレスを受けて疲弊している。 いやぁ為になる番組でした。

  さてここから本題。本日のサタデーエッセイは『快と不快』について 「善と悪」「美と醜」「聖と邪」「強と弱」など二項対立する概念(二元論)は多い。 「光と影」とかも。だいたいは日本人の思想ではその対立する二項は表裏一体とされる。 そこで今回は「快と不快」を掘り下げたい。 かつて死の瞬間は脳内麻薬のエンドルフィンが大量分泌されて物凄く気持ちよく多幸感に包まれると 述べたがそこに至るまでは痛かったり、苦しかったり、とにかく不快なのだ。その不快を乗り越えると得も言われぬ快感につながると。 よくある話ですね。精神論でも苦難を乗り越えた先に栄光があるなども類似しています。

  問題はGOALで味わうガッツポーズものの最高の快楽だとしても過程で味わう苦痛が「不快」なんですよね。 不快には色んなものがあります。「うるさい」「まぶしい」「くさい」「いたい」「さむい」「くすぐったい」「かゆい」「倦怠感」 その中で「かゆい」を取り上げてみたい。意外と「痛い」は徐々に慣れますが「かゆい」は気の持ち様でもなかなか治まらない厄介なもの。 武田信玄が心頭滅却すれば火もまた涼しと言ってますが、心頭滅却せば痒さ治まるとは言ってない。 痒いとか虫が気持ち悪いとかの不快は結構な地獄ですね。  痒さは抑えようとするとより一層強まる典型だと思います。私は痒さとか虫の気持ち悪さとか、スズメバチの恐ろしさとか、警察のウザさの 類の不快感はもはや抑えようとする奮闘を放棄しようかと思ってます。放棄したら「不快」がなくなるわけではない。 しかし炎症みたいな不快はその悪化を防ぐことは出来る気がする。  これがコロナ禍で過剰にコロナを排除しようとせずうまくコロナと付き合って生きていくという「WITHコロナ」の思想と類似してます。 余談ですが口内炎の痛みの不快は私は大嫌いでした、もちろん今も好きなわけはない。あれが好きというのは変態です(笑) しかしWITHコロナならぬWITH口内炎を数年前から心掛けたらフシギと炎症の治まりが早くなっている(気がする) これは他の病や傷なども同様かと思っています。  さて不快の対処法の結論です。元も子もない言い方すると対処法はありません。しかし悪化を防ぐ方法はあり、過剰に不快を敵視せず、かと言って友達ともいえんでしょうが、嫌いだけど長く付き合っていかねばならない関係の人のように付き合うしかないというのが私の「不快」に対する結論です。この不快の源を嫌いな人とかに置き換えるとすごく合点がいくのではないでしょうか?

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