ここに投稿されている過去の自分は、ちゃんと生きてて眩しかった

35歳でプロボクサーになったガチコは、今年39歳になります。
年齢制限で引退となり、この先の人生どうしようとぽっかり穴が空いてしまいました。
悩んだ末に、思いっきり環境を変えてみようと、突然に新潟県に移住して、地域おこし協力隊となりました。
減量していた頃の面影もなく、20kg近く太ってしまいました。自己嫌悪。

一大決心をして新潟に移住したら、なんとルールが変更になって年齢制限が撤廃されました。
ああ、こんなことってあるんだなあと思いました。
プロになるまでは全てが良い方に作用していたのに、勝てなかったあの時からは全部歯車が狂って行ったみたいだなと。

とはいえ私が引退したあの当時ですら年齢制限が撤廃されるという噂はありました。いつになるかはわからないけれど。
37歳、いつ撤廃されるかわからない年齢制限解除を信じて、フリーターでプロの時と同じ練習ペースを続ける、というビジョンを持てませんでした。
本当にボクシングがやりたいなら、あの時続けていればよかった。
私にはそれができなかった。

だから、こうなっちゃったんだろうなと思いました。
それでも形を変えてでもボクシングは続けるはずだったのに、東京と新潟の二拠点生活でそれは思っていたより容易なことではありませんでした。

ボクシングとケジメがつけられないまま、時間が過ぎてしまいました。
Instagramを更新できないのも、このnoteを更新できないのも、私がボクシングと向き合えてないからです。
どんだけ逃げているんでしょうか。まるで、またボクシングをする前のしょうもない私に戻ってしまったみたいです。

とはいえ新潟に移住して、私なりの第3の人生を始めたのです。それについて、やはりこのnoteで発信していきたいと思って久しぶりにログインしたのですが、過去の記事を見ていたら涙が止まらなくなってしまいました。

引退した後、ろくに挨拶周りもできず。
死ぬほどお世話になったワタナベジムにきちんと挨拶にも行けておらず。
クソ野郎だな。

きちんとケジメをつけて、向き合って、元プロボクサーだったと胸を張って、ここを更新していきたいと思います。

別アカウントで新たに始めることも考えましたが、ガチコ萩生田を応援してくださった皆さんにその後を伝えるためにも、やはりここを更新していきたいなと思いました。

自分のケツを蹴るためにも、久しぶりの更新でした。
ボクシングをしていた自分を失わないために、もう少し頑張ります。

ガチコ

もしかしたらくるかもしれない未来にかけてトレーニングを続けます。 サポートいただいたお金は、パーソナルトレーニング費用に充てさせていただきます。