行事・暦の俳句 9月(季節を味わう#0076)
世界で一番短い詩、俳句。
2024年度からは毎月第3水曜日の「季節を味わう」で その月の行事や暦をピックアップ、関連する俳句をご紹介します。
さまざまな行事・催し・暦の中から私の好みで選びました。
【菊月】
9月の和名は長月ですが、菊月という別名もあります。
五節句の一つ、9月9日の重陽の節句は、菊の季節であることから菊の節句とも呼ばれます。
そんなことから、9月を菊月と呼ぶようになりました。
菊月や晴れて欲しき日みな晴れて 今橋眞理子
秋のお彼岸や、敬老の日・秋分の日を含む連休などがあり、9月は何かとお出かけの機会が多いかもしれません。身軽に移動するために、晴れてほしいと願います。
また「中秋の名月」を鑑賞するために、雨が降らないでほしいと願う人は多いのではないでしょうか。
今年(2024年)は、日本各地で中秋の名月が姿を見せ、夜空を照らしました。
「晴れて欲しき日みな晴れて」は、秋晴れの空のように晴れ晴れとした気持ちが描かれていて、読んでいる私まで気分がよくなります。
(2024年9月18日)
「季節を味わう」は大阪府箕面市のラジオ局 みのおエフエムの毎週水曜日午前11:30と午後8:40から放送しています。
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