パリーブレストーパリへ出場するために③ 機材の準備
ポッドキャストラジオ(RADIO RUEDA)の姫井さん回を聴いてパリ―ブレストーパリ出場のために準備を始めることにした。このイベントを走るために「スチールフレーム、泥除け」をテーマに機材を準備するお話
2022年に最初のブルベに出た時はグラファイトデザインのWROCCAで走っていて、その前には「思い立って日本海の夕陽をみようライド」でスペシャライズドROUBAIXで走っていた。どちらも快適で不自由さがなく、すごく走りやすいフレームだった。ただあの話を聴いてどこかでスチールのフレームは求めていて、自転車仲間のいのっちさんのAMANDAやしろごはんさんのequilibrium、今田さんのquarkはどこから見ても惚れてしまうほどかっこいいなあと思っていた。みなさんすごく自分の乗っているフレームを愛されていたのが印象的。何かいいフレームはないかと京都のVIGOREさんも訪問したりと気持ちはどんどんスチールフレームへ傾いていた。そんな中の小学校時代の同級生であるべーやんが、年代もののFUJIのフレームを彼のイメージマークであるオレンジに塗り直したクリエイティブリユース的なバイクに仕立てた事を思い出した。クリエイティブリユースはE-koto LIFEというチームを作った頃から取り組みたかった事で、妻のバイクもそれで作られたものであった。また古いロードバイクをリメイクして乗るのもいいかなあと思い始めていた。オレンジなあいつにやられたかなあ。
家にあるフレームを探してみた。義父が乗っていたMADE IN ITALYのGIOSのクロモリロードバイクがあったが、21C以上のタイヤが履けないので、スチールフレームで組むには新たに買うかしかないかなあと考えた。せっかく日本人としてフランスへ行くのだったら、日本のバイクがいいなあと、どうしようかなあと考えていた時、最近行われた東京オリンピックでブリヂストンのバイクが活躍していた事を思い出した(トラックバイク)。ブリヂストンのバイクはANCHORというブランド名で競技用バイクを展開していたが、オリンピックに合わせてなのか、ブリヂストンのブランド名に変わっていた。ブリヂストンの選手たちは世界選手権やTOJで活躍していたので、なんとなくカッコよかった。ANCHORからブリヂストンにブランドが変わった時抵抗感があったが、選手が活躍すると一気に印象は変わっていく。不思議なものだ。
色々と日本のスチールフレームを探していた。ハンドメイド展にも行ったので、つくってもらうのもいいし、パナソニック、FUJI、ARAYA、ナカガワなども見ていた。
さて、そんな時ドンピシャなバイクが見つかる。ブリヂストンGN-2000、サイズもチップチューブ長が520とバッチリ。白黒赤の日本カラーだ(ブリヂストンのブランドカラー)これはかっこいい。フレームは今で言うRNC3というネオコットのエントリーモデル(ちゃんとしたネオコットではない)で、学生などがガンガン使えるモデルだったとか。また入手した後に知り合いが図面を引いていたと言う事も分かり益々愛着が湧いてしまった。このバイクで走っていると発売された当時の事を知っている方が色々と情報を教えてくれる。
私のバイクセレクトは色々な影響を受けて決める事ができた。ブリヂストンのバイクを選んだのは、なんとなくクローズな感じで開催された東京オリンピック=日本の存在があって、コロナが落ち着いた後に海外を堂々と日本らしいバイクで走りたいという、なんとなく思い込みもあっての事だったと思う。ちょっと錆がでたリユース感も気持ちにプラス!
よし!このバイクでPBP出場しよう。