パリーブレストーパリへ出場するために①
パリーブレストーパリ(PBP)2023に出場する。
以前からPBPの存在は知っていたが、まさか自分が出ようとするとは思っていなかった。興味はあったけれど夜通し走るブルベは危ないと思っていたし、長距離なんか自分に走れっこないと思っていた。スタイルなんかも結構気にしていてあの反射板のついたベストは着るのに少し抵抗感があった。ただパリからスタートしてロングディスタンスで走るヨーロッパのイベントに関しては何故だか憧れがあった。ルートを追っていくというのもなんだかラリー感があっていい。僕にとってパリからスタートするイベントは、ジャンルは全然違うが、子どもの頃から追いかけてきたパリ・ダカールラリーと被せられるものがあって、それだけでも気持ちはぐんぐんと登っていけるものであった。
このイベントに出ようと、背中を押してくれたきっかけはなんだろうと振り返ってみたら、Facebookの投稿にこんな事を書いていた。
「ここ最近仕事から離れたら旅の事ばかり考えていてキャンプ、車中泊、ゼツ飯、バイク ランドナーの旅がしたいなあとだんだん思いはじめてきた。完全にプライムビデオの影響だなあ。。。
RADIO RUEDAで姫井夫婦の回を聴いていて
旦那さんのブルベの話を聴いていたら、途中から情景が思い浮かんで(大変だったシアトルの話など)なんだかそんな事をしてみくなってきた。PBPはいつかはと思っていたけれど、一回でてみたいな。
何となく避けていたブルベ
やってみたいなぁ〜って思って空いた時間見つけて情報収集。美容と健康のために、今年出てみるかなあ。」
当時を振り返ると、この頃は2020年から始まったコロナ禍真っ只中であって、色々な事が社会的に制限されていた時だった。出かける事も遊ぶこともよしとはされていない雰囲気もあった。家の中で過ごすのが良しとされていたため、色々なメディアから冒険や非日常的なことを求めていて追いかけていた時期であったともいえる。コロナが明けたら堂々と旅をしたい。そんなことを思っていたのだろう。まさかポッドキャスト、姫井さんに背中を押してもらうとは思ってもいなかった。
姫井さんの話はその後のRADIO RUEDAでロンドン・エディンバラ・ロンドン(LEL)にも触れていく。 Amazonプライムで前回のロンドン・エディンバラ・ロンドンについてドキュメントが描かれていたので姫井さんがLELに出場していたのはびっくりした。AmazonのLELは雨の中悲壮感が色々あって困難さ、タフさ、オレは挑戦しなければならない。人生なんだ なんてことを言っていたような気がする。姫井さんはシアトルでのブルべの話をしていく。友子さんが急遽ボランティアとして同行したこと、雷が凄かったこと。そんな中で気になったのが泥除けの話。ブルべの世界はスチールのフレームに泥除けをつけていく、それが彼らのスタイルだと。確かに後ろに水が跳ねない泥除けは集団走行の時も迷惑がかからない。そんなスタイルに私も憧れて、スチールのバイクフレームと泥除けをセットしたバイクを探すことにした。