1027_空調計画の基礎知識①_熱源 #mz032
こんにちは。あみくみです。
R4の本試験は終わりましたが、早速今回から建築に関係する内容の学習に入っていきましょう。
・せっかく作ってきた学習の習慣を継続したい
・今年が製図初受験で知識的なところがイマイチだったら早めに整理しておきたい
といった受験生はぜひ製図クリニックやメンバーシップで一緒に勉強していきましょう。
停滞を感じたときには、休むという方法もありますが、気持ちの上下とうまく付き合いながらも「とにかく、運をつけたかったら自分の今の行動を少しでも右に振る」という姿勢が大事なのもまた事実。
(メンタルマネジメントの回を参照)
少しでも気持ちがムクッと動いてきたときは、まずは行動から変えていってみましょう。
製図クリニックの参加は女性受験生になりますが、その他の方はYouTubeメンバーシップ内で講義動画を公開していますのでぜひそちらを活用して下さい。
メンバー限定公開の動画は下記リンクよりご視聴いだだけます。
(製図クリニックは、お顔を出してのオンラインの勉強会になります。特に、性別的役割負担により時間が捻出しづらい女性受験生への支援としており、女性の皆さんが平日の時間を有効に学習に使えるようにと開催しており、安心して参加できる環境を整えるよう努めています。)
さて、試験後最初の学習には「空調計画」を選びました。
最近は省エネ省エネと、何をおいてもまずは省エネを習いますので、とかくヒートポンプ方式に頭が引っ張られますが、実は空調計画の基本は熱源です。
熱源の考え方が時代とともにどんなふうに進化し、熱を生み出す方法がどんなふうに拡張してきたかを整理しておくと、学科で学んできた設備に関する知識もつながって建築の勉強が楽しくなってきます。
今の時期の勉強は、こういった「知識がつながって楽しい!」という感覚を育てることを目指してますので、勉強することで開ける新たな世界を皆で楽しみましょう^^
ということで、早速今日の中身に入っていきます。
◯ 今日のテーマとゴール
今回のテーマはずばり「空調計画の仕組み」について学ぶこと。
そもそも空調計画の目的は何なのか、そしてどんな仕組みで空調をほどこすのか。考えたことはありますか?
一度そういった「そもそも」の部分を考えてみると、空調ってどんな要素のつながりで立っているのかがよく分かります。
どんな目的で空調を行うのか、そしてそれはどんな方法でおこなわれているのか。
それらについて学習することで「空調計画の枠組みを理解すること」をゴールに見据えて、今回のクリニックの内容を身につけていきましょう。
ということで、今回の学習の中身に入っていきます。
◯ 空調計画の4要素
製図クリニックでは、いつも口を酸っぱくして伝えていますが、空調計画とは次の4つの要素についての環境を整えていいくものです。
この中で、湿度は加湿器のような機能があれば良いことはイメージ的にわかりますよね。
気流についても、空気を吹き出すことで空気の流れを作ることが簡単にイメージできることでしょう。
空調の仕組みを理解するに当たって少し難しくなるのが1つ目の「温度」と4つ目の「清浄」なんですね。
4つ目の清浄については、外からの新鮮空気と室内の空気を入れ替えて空気をきれいにするというのはイメージできると思いますが、採用する空調の仕組みによって外からの新鮮空気をどのように取り込みますか?という部分の考え方が違ってくるのですよね。
で、この仕組みの違いは、1つ目の「温度」の話と密接に関わってくるのでまずは「温度」について整理していきましょう。
◯ 空調計画では「温度」をどのように変化させているのか?
空調計画における温度の変化とは、つまり夏の暑い日には室内の温度を外よりも下げて適温にしようということですし、冬の寒い日には室内の温度を外よりも上げて人間の活動に最適な温熱環境を作っていこうというもの。
その際「あったかい状態」と「冷たい状態」を一体どうやって用意するかということなのですね。
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