クラウドファンディングで話題とお金を集めた会社を徹底取材!ご飯が美味しくなる「木の箱」で1000万円集めた!LIXILが開発!話題の「泡になるシャワー」ヒミツは「消防車」?
今回のがっちりマンデーは…
「クラウドファンディングで発見!未来の儲かる原石!」
クラウドファンディング、と言えば…
インターネットの専用サイトに
新しい商品を作りたい人が、そのアイデアを載せ
「これ良さそうだなぁ」「これ欲しいなぁ」と思った人から
お金を集めることができる仕組み。
アイデアを載せた人は
そこで集まったお金を元手に
実際に商品を作る事ができる!
と、いうことは…
ここでお金をたくさん集めている新商品は
これからヒットが確実な
まさに、儲かる原石に違いない!
というわけで探してみたら…ありました!
1600万円を集めた、泡が出るシャワー?
不思議な泡の秘密は、消防車!?
たった1か月で1千万円集めた、
パサパサご飯が炊きたてになる箱!
これから儲かりそうなグッズやサービスが
どんどん登場します!
※以下、5月30日放送の書き起こしです。
1400万円集めた!愛知県の掃除機の会社が「5層のほうき」を開発!
まずは、がっちりマンデースタッフが色々なサイトをリサーチ!
こちらの「Makuake」は、見た人が気になる商品があれば、「応援購入」という形で先にお金を出して、商品が完成したら送ってもらえるクラウドファンディングサイト。その中で…
スタッフ:たぶん、ほうきだと思うんですが…集めている金額が…
スタッフ:1400万円以上!
よく通販とかで、すごい掃除機は話題になるけど、ほうきで1400万円!とは、どれだけすごいのでしょうか?という事で、スタッフは愛知県あま市の製造元へ!すると…
スタッフ:結構、デカい!
ほうきと思って油断をしていたら、かなり巨大な「株式会社コーワ」
早速、服部直希社長に話に、話を伺いしました。
スタッフ:1400万円集まって、いかがですか?
服部社長:大変うれしいです!目標は2000万円、3000万円を目指しております。
では1400万円集めたあの商品を見せて頂きましょう!
服部社長:「ONE STROKE」という商品になります。
そう、コーワ自慢の1400万円集めたほうき、その名も「ONE STROKE」。服部社長によれば、その特徴はズバリ…
服部社長:チリとかホコリとか髪の毛、その他のゴミをひと拭きで掃除できるものになります。
スタッフ:1回?
服部社長:1回です。
という事で、実験!
フローリングのゴミを「ONE STROKE」と掃除機、どっちが一回でキレイにできるか対決!
小麦粉をバラまいて、これをきれいにしてもらいます!
それでは、まず、掃除機から!
結構、きれいになってますが…
よくみると、板と板の間など、ちょいちょい吸いきれてないところが。
では続いて、「ONE STROKE」!本当に一回できれいになるのでしょうか?
スタッフ:行きます!
スタッフ:おっ!すごい!!
そう!「ONE STROKE」は1回で床の小麦粉を根こそぎきれいにしちゃう!一体、なんでこんな事ができるのでしょうか?技術畑35年、横山広さんによると…
横山さん:今回の「ONE STROKE」は「5層構造」で構成されております。
そう、この「ONE STROKE」、横から見ると…
このように5層構造になっています!
1層目は、太さ0.15mmの超極細ブラシ!これでフローリングの隙間のゴミをかき出します!
さらに3層目では、さらに毛の細い0.12mmのブラシで、よりミクロなゴミをキャッチ!
そして4層目は一転、太さ0.3mm、腰のある太いブラシで床にこびり付いたゴミを掃きとる!
最後の5層目は…
横山さん:最後の仕上げとしまして、シリコンゴム製のワイパーを用いまして、拭き取るような形で仕上げます。
5層目はシリコンブレードで最後の仕上げ!太さ・硬さの違うブラシの組合せで、あらゆる種類のごみを確実にキャッチするというわけ!スゴい!
でも、なんでこんなスゴイほうきを作れたのでしょうか?
実は、株式会社コーワさんには、ほうきとは違う、ある「本業」が。
服部社長:実は弊社は、掃除機のノズルを作っている会社でございます。
そう、コーワがメインで作っているのが、掃除機のゴミを吸い取る部分。色んな形のものを作って、メーカーに納めているんです。そして、そのノズルの部分でも特に大事なのが…
この筒型ブラシ。
よく見ると、色んな種類のブラシが…
らせん状に組み合わさっていて、この組合せ方で、ゴミの取れ方が変わるらしい。
スタッフ:筒型ブラシは、丸いじゃないですか。「ONE STROKE」は平べったいじゃないですか。ちょっと形、変えただけですか?
服部社長:そうなんです。そういうことになります!
そうじ機の筒型ブラシのノウハウが、しっかり詰まっているというわけですね!
「ONE STROKE」でがっちり!
▼スタジオでお話を伺いました。
劇団ひとりさん:向きは片方しかダメってことですか?
服部社長:ペットの毛とか、髪の毛は摩擦で引っかかるようになりますので、そちらは、逆で。じゅうたん等は逆です。
加藤さん:用途によって変わってくるんだ。考えられてるね。
劇団ひとりさん:優秀ですね。
1000万円集めた!ご飯が復活する木箱!
番組スタッフがさらにリサーチを進めると…
スタッフ:なんですかね…木の塊があるんですが…
スタッフ:1000万円超え!
さらに!そのページには、「冷凍のご飯がよみがえる」?
これはかなり気になる!という事で、これを作った会社を求めて、岐阜県の大垣市へ
こちら、大橋量器、というちょっと変わった社名。早速、大橋博行社長に話を伺いました。
1000万円集まって、いかがでしたか?
大橋社長:ゴーンといったので、これ、すごい嬉しいなと思って、そこまで皆さん支援してくれるのかと。
相当嬉しそう!
では、1千万円集めたすごい新商品が…
大橋社長:こちらになります。
名前は「COBITSU」。1つ4500円と、ソコソコのお値段です。
大橋社長、これ、何なんですか?
大橋社長:炊飯ジャーに残ってしまったご飯を、これに入れて冷凍して、電子レンジでチンすると、ご飯が炊き立てのようによみがえるんです!
そう、なんとこちらの「COBITSU」、炊飯ジャーに残って時間がたった、パサパサのご飯を入れると、ふっくら状態に蘇らせる事ができるらしい!本当でしょうか…実際に見せて頂きましょう!
大橋社長:本体を濡らします。
まず、「COBITSU」全体を水で濡らします。
次に、炊いて1日経ったお米を、「COBITSU」に入れます。
そして、蓋を締めたら、ゴムバンドを止め、それを、いったん冷凍庫で凍らせます。
こちらは2日前炊いて昨日「COBITSU」に入れて凍らせたお米。これを、電子レンジでチンするだけ!
スタッフ:本当に美味しくなるんですか?
大橋社長:間違いないです。
と、温め終了、ではその中身は…
蓋を開けると、大量の真っ白い湯気が…
スタッフ:すごい木の香りがしますね。
お米は、とっても艶やか!
ジャーに残っているお米よりも、フワっとしているんです!ここで、新潟生まれ、お米の事にはちょっとうるさいという、AD山田が試食!
AD山田:え!噛むとフワッフワッフワッって。めっちゃ美味しいです!
一体、なぜ、お米が炊きたてのように蘇るのでしょうか?
大橋社長:「COBITSU」は、使っている木は「ヒノキ」でできております。
そう、ポイントは材料に使われている「ヒノキ」
大橋社長:水分が多ければヒノキが吸います。そして、水分が少なければ、ヒノキから加湿します。
そう、ヒノキは、水分を吸ったり吐いたりして、中の湿度を程よく保つ性質があるんです。と、いうわけで、「COBITSU」をレンジで温めると…
「COBITSU」自身の水分が、パサパサのお米に移って、お米がちょうどいい水分量になるんです。でも、大橋社長は、なんでこんなスゴイものを作れたのでしょうか?
きっかけは昨年の8月…
そもそも大橋量器はヒノキの枡を作る、専門の会社でした。しかし今や、お米を枡で量る需要も無ければ、枡酒を振舞う、なんてお祝い事も減少。
「うーん、このままじゃあ、会社はつぶれてしまうかも…」
そんなある時、コロナの影響でおうちごはんが増え、お米をおいしく食べるグッズが売れている、というニュースを見た大橋社長。
大橋社長:そんな時に冷凍したご飯が残っていたので、枡に入れてみたんです。
家の冷凍庫にあった冷凍ご飯を枡に入れてチン!
すると…
大橋社長:美味しいんです!
枡に冷凍ご飯を入れて温めると、なぜか、めちゃくちゃ美味しくなることを発見!これはイケるかも!と昨年10月から急ピッチで製造!試作に試作を重ねて、今年の1月に完成したんです。
大橋量器はCOBITSU」でがっちり!
▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:冷凍食品メーカーと組んで、中だけ買って入れてチンするっていうのはできないですか?
大橋社長:ちょっと、アプローチしてます。
あのLIXILが1600万円集めた「泡になるシャワー」ヒミツは「消防車」!?
続いてスタッフが気になったのが…
スタッフ:女性がシャワーを浴びているんですが、シャワーから出ているものが全て泡…
そう、何やら「泡の出るシャワー」なるモノを発見。なんとそれが1600万円も集めているんです!そして、このシャワーを作ったのは…
浅野さん:「株式会社LIXIL」になります!がっちり!
と、教えてくれたのは、株式会社LIXILの事業企画部 浅野靖司さん。
「LIXIL」さんといえば、トイレやお風呂、キッチンなど、まさに住宅設備の業界最大手。これは期待できそう!そして、浴室にあったのが…
浅野さん:こちらが泡シャワー「KINUAMI U」になります。
シャワーと箱のようなもののセットが、「LIXIL」が今年の3月にクラウドファンディングした「KINUAMI U」。76780円!
スタッフ:結構、お値段しますね。
浅野さん:その代わり、特別な体験ができますので!
ではこの「KINUAMI U」、一体何がすごいのか、AD山田が体験させて頂くことに!まずは、普通にシャワーからお湯を出す。
あれ、泡じゃないですね…
浅野さん:アーチ状のレバーを手前に90度倒してください。
AD山田:これですね。下げます!
AD山田:え~!すごい!
そう、機械に付いているレバーを倒すと、あら不思議、シャワーが肌に触れた瞬間、泡に変わるんです。
AD山田:え~!めっちゃくちゃ気持ちい!
そう、温かい泡がどんどん、どんどん、全身をつつみこんでいきます。しかも、この泡がなんとも独特…
AD山田:ずっと体に残ってるし、スゴい気持ちいい!
浅野さん:スゴくきめ細かい泡がたくさん短い時間で出せるので、あっという間に、全身泡だらけになりますよね。
そう、泡のキメが、とっても細やか。一般的なボディーソープを手で泡立てた場合と比較すると…
その差は歴然。泡のキメが、細ければ細かいほど、汚れを吸いこんでくれるので、これならゴシゴシとこすらなくても、すっきり汚れが落ちそうです。そして、泡シャワーの秘密は、もちろん箱の中に…
上の部分の蓋を開けて、専用のボディーソープを入れられる様になっていて…
中の小型のコンプレッサーが空気を作って、お湯と石鹸に混ざり、泡を作っているんです。実はこの泡を作る仕組みは、皆さんもよくご存じの、あの車の技術。その車というのが…
浅野さん:消防自動車の製造開発を行っているモリタグループ様のお持ちの技術を掛け合わして、誕生させました。
そう、使われているのは、「消防車」の技術。よりキメが細かい泡を作るべく消防車の専門メーカー、モリタさんの協力を得て、「KINUAMI U」を開発したんです。お風呂に革命が起きるかも!
「KINUAMI U」でがっちり!
▼スタジオでお話を伺いました。
劇団ひとりさん:気持ち良さそう!メレンゲみたいに細かかったですね。
森永さん:ボディソープも少なくて済むんですよ。おそらく、これから全国の介護施設で一斉に採用されていくと思います。
加藤さん:なるほどね。
キヤノンが開発!3000万円集めた撮れる望遠鏡カメラ!
続いて、スタッフが「Makuake」で見つけたのが…
スタッフ:何かを見るものだと思うんですが…集めている金額が、3000万円越えですね。
小型のカメラが、なんと3000万円集めている!これは相当の前評判!という事でやってきたのは…
キヤノン株式会社!
マーケティングの阿部俊介さんに話を伺いました。
阿部さん:「PowerShot ZOOM」という商品になります。
こちら、キヤノンがクラウドファンディングした、「PowerShot ZOOM」。お値段35750円。
普通のカメラとはかなり違うそのフォルム。でも、違うのはカタチだけではない、ということで、その使い方を教えて頂くことに。
場所はキヤノン本社の敷地内。奥の方に誰かいるようですが…「PowerShot ZOOM」を覗いてみると…
スタッフ:パネルを振っている人、あと車が走っているのが見えます。
阿部さん:そこから商品の上にあるZOOMボタンを押してもらっていいですか?
スタッフ:押します!
スタッフ:男性が一生懸命振ってます。
阿部さん:またさらにZOOMボタンをもう一回押してもらっても良いですか?
スタッフ:加藤さんのパネルを振ってますね。
阿部さん:こちら加藤さんの新しい事務所のプロフィール写真をウチの社員が持って降っております。
スタッフ:本当だ!
そして、これを…
阿部さん:ファインダーの下の赤いボタン、これは動画を撮るボタンです。
スタッフ:なるほど。撮れてます!めちゃくちゃいいですね。
そうなんです、「PowerShot ZOOM」は望遠鏡の様に拡大し、写真や動画を撮れる『望遠鏡型カメラ』!
阿部さんによると、この「PowerShot ZOOM」の誕生を語る上では、欠かせない1つのキーワードがあるという。それは…
阿部さん:「引き算」のコンセプトは、この「PowerShot ZOOM」にも受け継がれています。
そう、「引き算」。実はキヤノンさん、昨年のがっちりマンデーの…
「引き算ビジネス」という企画で、デジカメの液晶画面を思い切って引き算してコンパクトにした、「インスピックレック」をひっさげてご登場。これが…
阿部さん:相当売れました!
引き算をすれば売れる!と味をしめたキヤノンさん、今回2匹目のどじょうを狙うべく…
阿部さん:引いちゃいました。
またまた引いたのが、この「PowerShot ZOOM」なんです!設計を担当した山本次郎さん。今回は何を引いたんですか?
山本さん:ズームの画角が2つしかない。焦点距離は、100mmと400mm、その2焦点だけになってます。
そう、デジカメっていうと、ゆっくり、じんわりと、ズームができます。
でも「PowerShot ZOOM」は、じんわりズームは無し。思い切って…
400mmと…
800ミリの2回だけ!
山本さん:あれもできるようにとやっていると、サイズが大きくなってしまいますし、作るのが難しいです。
このズーム機能を引き算することで、グッと小さくすることに成功。簡単に持てて、サッと見て、サッと撮れる、そんな今までになかったカメラが完成したというわけ。これは、またまた…がっちり!
▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:機能をどんどん減らす、引き算の論理、味しめましたね。
阿部さん:実は「PowerShot ZOOM」の次に出した、クラウドファンディングがありまして。
加藤さん:それはいくら集まってるんですか?
阿部さん:これが1億6000万円です。
加藤さん:大企業が本気だしたら、やばいわ!
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