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儲かる花粉症ビジネス!①和歌山の村で発見!花粉症が軽くなる「幻の果実」!売上げ11億円のヒミツは皮?②新潟の石油ファンヒーターNO.1メーカーが作った「ハイパー空気清浄機」?③日本初!富山県からついに誕生した「花粉が出ないスギ」!

今回のがっちりマンデー‼は…
「儲かる!花粉症ビジネス」

今年もきます…花粉症の季節が!!

今では日本国内の3人に1人が花粉症。
さらに、今年のスギ花粉は、
過去10年で最多なんて話も…。

一度なったら、毎年来ちゃう。
結果、毎年増え続けてる患者さん。

つらい!なんとかしたい!お金出しますから!
ということで、花粉症関連は
どんどん、とんでもないビッグビジネスに!?

そこで今回は、最新の花粉症ビジネスを徹底取材!

和歌山県の秘境村で発見!
花粉症を和らげる成分が満載!?の幻の果実で、
村が変わる!?

20年の歳月をかけて完成!
ついに、花粉のないスギが誕生!

花粉症の人もそうで無い人も、スカッとする情報満載です!

※以下、3月2日放送の書き起こしです。

和歌山の村で発見!花粉症が軽くなる「幻の果実」!売上げ11億円になった秘密は…ずっと捨ててた果実の「皮」⁉


まず、やってきたのは…

和歌山県の北山村。この山深い村の中に、なにやら、花粉症に関わる幻の儲かり果物があるという。

その果物を育てているという農園で、ビジネスをしている会社の鈴木貴博さん。その果物、見せてください!

鈴木さん:こちらが「じゃばら」になります。

こちらが幻の果実「じゃばら」!
すだちとかカボスと同じ柑橘類とのことですが、鈴木さん、これがどう花粉症に関わるんですか?

鈴木さん:この「じゃばら」には「ナリルチン」という成分が他の柑橘よりもたくさん含まれてまして、花粉とかが体内に入った時にアレルギー物質を生成するんですけど、それを抑制する効果があるというふうに言われています。

そもそも、花粉症というのは、花粉が体内に入ったときに、これをウイルスなどと勘違いして、体が反応!

つらいくしゃみや鼻水、目のかゆみなどを引き起こすもの。

ところがこの果物「じゃばら」に含まれる、「ナリルチン」という成分が、こうした反応を抑えてくれる!

この「ナリルチン」は主に柑橘類に多く含まれていて…

例えば、すだちには1個あたり16mg、みかんには46mg入ってるんですが、みかんとほぼ同じ大きさの「じゃばら」には…なんと、みかんの約20倍!991mgの「ナリルチン」が入ってるんです!

そしてこの「じゃばら」、国内でもほぼ、この北山村でしか育ってなかった、本当に幻の果実。

そのせいなのか、村の周りがスギの森だらけという、北山村の方々に聞いてみると…

北山村の方:花粉症じゃないです。
北山村の方:この辺で住んでると花粉症にならない。

なんと、6人中5人が花粉症じゃない!という驚愕の調査結果!そして、実はこの北山村、「じゃばら」が、花粉症にいい、というのが分かり…

村をあげて、力を入れ始めたのは今から19年前。

実はその当時、番組で取材させていただいてました。

スタッフ:儲かりましたね?
農家さん:うん、ビックリした。
奥田村長さん:欲を言えばキリがないですが、3億円には乗りたい。

当時の村長も、かなり鼻息が荒いですが、今どうなっているんですか?

鈴木さん:今は村営から村が100%出資した会社として「じゃばらいず北山」っていう形で事業運営しております。

19年前は、村の事業だった「じゃばら」事業を、5年前に会社化。

北山村の職員で、「じゃばら」事業の担当だった池上さんが社長に就任!

当時の事業の売上げは、2億円くらいだったそうですが、果たしてどのくらいになっているのでしょうか?

鈴木さん:会社全体として11億円くらいですね。
スタッフ:儲かってる感じですか?
鈴木さん:そうですね、結構がっちり!で!

なんと、売上は当時の5倍以上!これはかなり儲かってる!確かに、花粉症の人の数も増えてるかもですが、鈴木さん曰く、ここまで売上が伸びているのは、「じゃばら」の、さらなる儲かる秘密を発見したからだという。

ということで、それがわかるという工場へ。

お出迎え頂いたのは、商品企画部の市村洋章さん。
早速ですが、「じゃばら」の儲かる秘密とは、何なんですか?

市村さん:これが絞った後の「じゃばら」の皮ですね。「じゃばら」は皮の方に「ナルリチン」が果汁の6倍入ってることが分かりました。

そう、なんと、今までは果汁だけ絞って、捨てていた「じゃばら」の皮に果汁の6倍もの「ナリルチン」が入っていることを発見!この「じゃばら」の皮を商品化できれば、さらに売れるはず!と、商品開発をスタートしたのです!しかし、この「じゃばら」の皮の商品化が、けっこう難しかった!

市村さん:「じゃばら」の皮は、「苦味」とか「えぐみ」も皮の方にありまして、何回も調整が大変でしたね。

そう、この「じゃばら」の皮は、とにかく苦い。

「じゃばら」は元々この北山村にしかない果物だったので、情報も少なく、商品化は難航…そんな時、当時の商品開発担当者さんが村民たちのある噂を耳にした!それは…

北山村の方:醤油に「じゃばら」を絞るとポン酢みたいになるんよ…

なんだって!?
実際にやってみると、なぜか「苦味」が少なく、確かにポン酢みたいで美味しい!これはいける!と商品化!

こちらが、「じゃばら」の皮をペースト状にして、醤油に入れたその名も「じゃぽん」年間約2600万円を売上げる大ヒット商品に!

さらに、昨年10月には、じゃぽんの進化版を発売!

「じゃぽん」の5倍の量の「じゃばら」の皮を使った「噂のどろぽん」

揚げ物や魚に、ポン酢が染み込んだ「じゃばら」の皮を乗せる新しいポン酢調味料として、発売からたった4ヶ月で4000個以上も売れるドル箱商品なんだそう!

これから北山村では、「じゃばら」の木を1000本増やして、さらに、「じゃばら」の生産数を増やしていくんだとか!

北山村は…「じゃばら」で…がっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
大久保さん:「じゃばら」って聞いたことはありますけど、花粉症に効くっていうのは初耳ですよね。
後藤達也さん:飴とかジュースとかにも広がってきていますよね。

進藤さん:「じゃばら」の皮を使った「噂のどろぽん」をご用意しました。
大久保さん:美味しい!酸味があって!見た目が、どろっとしてるから濃いのかなって思うけど、柑橘系の酸味があるからさわやかです。食べやすいです。
加藤さん:ポン酢より口の中の柑橘系のフレッシュ感は強いね。美味しいな。

新潟の石油ファンヒーターNO.1メーカーが作った「ハイパー空気清浄機」?パワフル&静かなダブル性能で花粉を集めまくる!

続いてやってきたのは、新潟市にある…

「ダイニチ工業」という会社。

吉井社長:いらっしゃいませ。「ダイニチ工業」の社長の吉井です。よろしくお願いします。

社長自らありがとうございます!ところで、こちらなんの会社でしたっけ?

吉井社長:暖房機器や、加湿器を開発から製造販売しているメーカーになります。

「ダイニチ工業」は、石油ファンヒーターをメインに作ってる家電メーカーで、そのシェアは業界NO.1!売上げのほうは…

吉井社長:昨年度196億円になります。
スタッフ:スゴいっすね。
吉井社長:スゴいですかね。

そんな「ダイニチ」さんが、新たに花粉に関わる家電を開発したという、それが…

吉井社長:こちらですね、空気清浄機になります。

こちら「ダイニチ」さんイチオシの空気清浄機「CL-HB924」
とにかく、空気中の花粉を吸い取りまくる!ということでバカ売れしてるんだとか!

吉井社長:2年間で3億円売れてます。儲かってます!がっちり!です。

スゴい!でも社長、なんでこの空気清浄機、そんなに花粉を吸えるんですか??

吉井社長:こちらの空気清浄機はダブルなんです。
スタッフ:ダブル?
吉井社長:一般的な空気清浄機の2つの方式を両方搭載した空気清浄機になります。

実は空気清浄機は、汚れの取り方で、だいたい2種類に分かれる。

ひとつは、フィルターにゴミを吸着させる「フィルター式」。

もうひとつは、金属製のプレートに電気を流して、ゴミを吸いつける「電気集じん式」

なんと、「ダイニチ」さんの新型空気清浄機は、この2つの方式を合体させた、ダブル性能!

ダブルにすると、やっぱりいいんですか?開発リーダーの宗村勇武さんに話を伺いました。

宗村さん:「電気集じん式」の音が小さく維持できるっていうところと、フィルター式の高い浄化性能というところのいいとこ取りをしたのが、この空気清浄機。

そう、2つの方式を組み合わせたことで…

「電気集じん式」が大きいゴミを!「フィルター式」が小さいゴミ!といった具合に、うまく役割分担することで、音が静かなのに色んなゴミをしっかり取る、だから花粉もごっそり取れる!

一体どのくらいすごいのでしょうか?試しに、空気清浄機をおいたこのガラスケースの中に…

煙を充満させて、中の空気清浄機のスイッチをオンにすると…

おお〜!

約1分で煙が全く無い状態に!確かにこれはスゴい!

さて、そんな「ダイニチ」さんのダブル方式の空気清浄機ですが、宗村さんいわく、開発がとにかく大変だった…

宗村さん: 普通の「集じんフィルター」と「電気集じんユニット」、両方載せるということなんですけど、どうしても送風抵抗が大きくなってしまって、ファンをものすごくたくさん回転させなければならない。そして、うるさくなってしまう。それを解決するのが非常に大変でした。

そう、こちらの空気清浄機、「フィルター」と「金属プレート」、両方に空気を通さなきゃいけないので、その分パワーがいる!

普通は、パワーを出すために、ファン自体を大きくして風量を上げるんですが…

そうすると今度は、音が大きくなっちゃう!これをなんとかしなければ…ということで、「ダイニチ」さんがもともと出してたファンヒーターのファンの技術が活きてきた!

宗村さん:例えば、羽根の入口の角度・出口の角度・羽根の厚み・深さ・枚数、ファンのどこを変えれば、風量が出せるか?という技術は今回の空気清浄機にも活かしております。

ファンのノウハウを活かして、音が静かになるように、30パターン以上を試作し…

現在のファンが完成!この空気清浄機、今売れまくってるから、急ピッチで生産中!

「ダイニチ」では、設計から組み立てまで国内でやってるから、本社工場も部品工場も大忙し!

スタッフ:これ1日何個くらい作ってるんですか?
工場員さん:1日空気清浄機100台。地道な作業ですけど、とにかく集中してやってるので時間経つのが早いです。

「ダイニチ工業」は…ハイブリッド式空気清浄機で…がっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
大久保さん:うちにも空気清浄機あってつけてますけど、それで満足してるっていうか、だいたいキレイになってるんじゃないかと思ってたけど、あれは全然違うんですかね?
吉井社長:アレルギーある方には感じるみたいです。私も花粉症ですので。
加藤さん:どうですか?この空気清浄機使って?
吉井社長:全然違うと思います。
加藤さん:まあそういうわな。社長じゃ!結構高級な海外製の空気清浄機とか、めっちゃ有名なのありますよね?
吉井社長:はい
加藤さん:そこに勝てる自信はありますか?
吉井社長:はい!あります!
後藤達也さん:ファンヒーターの大手ということで、ファンヒーターも季節家電じゃないですか。そういう意味での在庫管理のノウハウが、あるってことなんですか?
吉井社長:弊社、加湿器もシェア一番なんですけど…

吉井社長:加湿器はプラスチック製品でして、通年生産してるんですね。プラスチック製品のひとつとして作ってますのでいつでも作れるんですよ。それが国内生産のいいところかなと思ってます。海外ですとどうしても計画生産をしないといけませんので、市場の反応をみてというのは難しいと思うんですけど、それが弊社ならいつでも作れます。
加藤さん:予測にプラスってなったらすぐ生産できるってことですね。
吉井社長:はい!そうです!

日本初!富山県からついに誕生した「花粉が出ないスギ」は値段が3倍でも売れる!

続いてやってきたのは…

雪降りしきる、富山県の研究施設「森林研究所」。こちらで、なにやら花粉症に関する根本的な儲かり研究をしているらしい…

お話を伺うのは、花粉研究30年の斎藤真己博士。

スタッフ:斎藤さんは花粉症じゃない?
斎藤博士:私、花粉症じゃないですね。
スタッフ:花粉浴びすぎたら花粉症になっちゃうって聞いたことあるんですけど。
斎藤博士:そうですね、私の場合は逆に花粉浴びすぎて、体がおかしくなってる。
スタッフ:マスクしてるのは花粉、危ないからですか?
斎藤博士:いや、前歯が仮歯なんですよ。差し歯の治療してて。

早速ですが、斎藤博士、花粉の儲かり研究とは、なんなんですか?

斎藤博士:花粉を全く飛ばさない「無花粉スギ」を開発しました。

斎藤博士:これがその実物なんですけど、これ雄花はついてるんですけど、この雄花の中に全く花粉が入ってないんですね。

そう、日本の花粉症の、最大の原因ともいわれるスギの花粉。

このスギはその「花粉」が全く出ない「無花粉スギ」。

その名も「立山 森の輝き」

確かに、普通のスギなら軽く叩けば大量の花粉が出てくるのに、「無花粉スギ」は、全然出ない!ということは、極端にいうと、国内全てのスギがこのスギになれば、スギ花粉の花粉症はなくなっちゃうという、とんでもない代物!

その苗を育てている、苗木生産者の加茂輝隆さんに話を伺いました。

加茂さん:これがスギで種からとったものです。種から植えて、種から発芽した1年目です。
スタッフ:最初、スギってこんなにちっちゃいんですね?
加茂さん:こんなんです。

加茂さんたち苗木生産者さんは、まず5センチくらいの無花粉スギの苗を富山県から購入。

これを50センチくらいに育てたら、植林の業者さんに出荷する。

そこから、今育っているスギの木を切って植え替えられていくんだとか!

加茂さん:値段は、100円前後ですよね、普通の苗は。「無花粉スギ」だと大体350円前後になります。
スタッフ:値段が3倍以上でも売れていく?
加茂さん:売れます!がっちり!ですね。

一体どうやってこんな画期的なスギができたんですか?

斎藤博士:平成4年にですね、いつまで経っても花粉が飛ばさないスギが一本だけあったと。それがきっかけですね。こういうスギがあるんだ!ということになって、本当偶然です。

当時の研究員が33年前、たまたま無花粉のスギを発見!

そして、そのスギを調べてみると、遺伝的に、花粉をうまく作れない性質を持っていることが判明。だったらこのスギを増やせば、スギ花粉症が、元から断てるはず!ということで、スギの品種改良がスタートしたんです!

しかし、この無花粉のスギを増やすというのが、よく考えれば、とっても大変…

斎藤博士:無花粉スギ同士は交配できないので、花粉つけないので。

そう、花粉を出せないということは、別のスギに受粉させることができない。つまり、種を作って、次の世代のスギを作ることができない。ということは、増やせない!

斎藤博士:いかに効率的に無花粉スギの種を作るか、前例がない研究だったので大変でした。

そこで斎藤さんたちが考えたのが、「隠れ無花粉スギ作戦」

ちょっと難しいですが説明すると…

実はスギは、その遺伝子で、花粉を出すか?無花粉か?が決まります。

普通のスギは、花粉を出す遺伝子だけを持ち、無花粉スギは、花粉を出さない遺伝子だけを持つ。

しかしこの2種類以外に、花粉を出す遺伝子と、出さない遺伝子を半分ずつ持ち、結果、花粉を出すという、無花粉の一歩手前の「隠れ無花粉スギ」がある!そこで、斎藤さんたちは…

斎藤博士:無花粉スギの雌花に隠れて半分無花粉の遺伝子を持ってるスギの花粉をかけてあげる、得られた苗のうち、50%が無花粉スギが出てきます。

無花粉スギに、この「隠れ無花粉スギ」の花粉を受粉させることで、半分の確率で「無花粉スギ」を作ることに成功したんです!わかりました?

そして、今この無花粉スギを100%の確率で増やすことができる超画期的な方法を編み出したという!それが、こちら!

ん?何やら、枝を土に挿してる?これは?

斎藤博士:無花粉スギの枝を培土にさし付けるだけですね。そうすると枝の下から根が出てきて100%無花粉になりますし、かなり効率的になります。

なんと、無花粉スギの枝を土に埋めるだけ!

これは、「挿し木」という方法で、たったこれだけで、今まで2分の1の確率でしか増やせなかった、無花粉スギが100%作れちゃう!しかも、種から植えると、出荷する大きさまで育てるのに3年くらいかかるけど、この「挿し木」は、枝で挿すので、元々が結構、育ってる。だから、土に根が出て、少し成長するだけのたった1年くらいで出荷できちゃう!

この挿し木で量産すれば、1〜2年で生産数を倍にできる予定というからこれから…この無花粉スギ…

斎藤博士:がっちり!

行きそうですね!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:スゴいね。もう壮大だね!

進藤さん:その「無花粉スギ」お借りしてきました。
加藤さん:スギの匂いしますね。大久保さんどうですか?
大久保さん:全然大丈夫!
加藤さん:何百年後かの子供たちは、「スギ花粉ってなに?」ってなりますよね?教科書クラスですよね。
後藤達也さん:国民の半分の人が花粉症になってきてますし、集中力の低下とかで、経済の損失って数千億円になるっていう試算もあるんですよね。医療費もかさみますし、政府も本腰を入れてきているので、伐採の計画とか、新しい植樹なども含めて、政府主導でも話が進んでいくといいなと思います。
加藤さん:確かに。

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