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国内超大手おもちゃメーカー「バンダイ」商品開発の裏側に初潜入!①儲かるおもちゃを作る秘訣は…合体・変形?②ウルトラマンの商品作りの裏側をテレビ初公開!普通のおもちゃ作りにはない秘密の会議とは!?

今回のがっちりマンデーは…
国内超大手のおもちゃメーカー「バンダイ」

きっと1度は遊んだことがある、おもちゃのアレコレを作り続けて72年。

その売上は、去年はなんと1310億円と絶好調!

今回は、ノリにノッているバンダイの屋台骨を支える…
おもちゃの開発と、キャラクターを使ったビジネスを徹底取材!

儲かるおもちゃを作る秘訣は…
合体、変形!?

実は、長年受け継がれるヒットするおもちゃには「鉄板要素」があった!

さらに、キャラクターを扱うビジネスで儲かる秘密は…「ある会議」!?

さらにさらに、スタジオには竹中一博社長が登場!

実は竹中社長、あの「たまごっち」の儲かる仕組みを考えた       スゴい人だった!

バンダイの売れるおもちゃの「儲かりのヒミツ」に迫ります!

※以下、8月14日放送の書き起こしです。

ヒットおもちゃの鉄板要素は「合体・変形」? ポイントは合体の「音」と、変形した時の「気持ち良さ」

これまで数々のヒットおもちゃを世に送り出してきた…

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「バンダイ」

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1977年に100万個を超える大ヒットを記録した「モグラたたきゲーム」

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シリーズで累計50万個を売り上げた電子ゲーム「LSIベースボール」に…

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こちらの「∞(むげん)プチプチ」は、累計335万個を売り上げ空前の大ヒット。

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そして、ご存知「たまごっち」を作ったのもバンダイ!
1997年4月からのたった1年間で、売上げ何と460億円!

…と、まさに儲かるおもちゃを次々と作って来たバンダイ。
となると、ヒットを生み出すヒミツはあるのでしょうか?

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誉田さん:バンダイベンダー事業部の誉田恒之です。

こちら、とある大ヒットおもちゃを生み出した、開発担当の誉田恒之さん。そのおもちゃというのは…

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誉田さん:こちらとなります。
スタッフ:これなんですか?

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誉田さん:実は丸まってるんですけど、開けてみるとだんごむしになります。

そう、いわゆるガシャポンから出てくる、カプセルトイシリーズの異色作「だんごむし」。ガシャポンなのにカプセルの中に入らず、丸まった状態でそのまま出てくる!

スタッフ:どれくらい売れたんですか?
誉田さん:トータルで300万個以上売れました。
スタッフ:おいくらなんですか?
誉田さん:1回500円です。

ということは、単純に計算すれば、売上げおよそ15億円!スゴい!

そんな大ヒットメーカー誉田さんによると、ヒットおもちゃを生み出す法則は、一つしかないという。

誉田さん:おもちゃは何が当たるか、世の中に出してみるまでわからないというのがあります。面白いこととか、自分の好きなことがあったら企画会議に出してみる。たくさん打席に立ったほうが、ヒットを生みやすいです。

そう、おもちゃは何が当たるかわからない!だからとにかく、どんどん新作を出すしかない!実際、バンダイでは、新商品だけで年におよそ1万5千点を発売。

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そして、売ってみて脈ありと判断されたら、今度はその周りを重点的に攻める。

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実際にこのだんごむしのヒットを受け…

生き物シリーズとして、他にもかめやハチなどのカプセルトイも商品化。

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すると、シリーズトータル633万個を売上げる爆発的ヒットとなったんです!

こうして、バンバン新作おもちゃを出すバンダイですが、それでも、長年のおもちゃづくりの歴史の中でみつけた、いくつかの「当たりやすい」鉄板の要素というのもあるという。今回、それを生かして新しいおもちゃを作っているのが…

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こちらの齋藤洋太さん。

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齋藤さん:それがこれです。これは「リンゴ」と「ロブスター」ですね。この裏を合体させることで…合体、そして瞬間変形するロボになっています。

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こちらのおもちゃ、その名も「ユニトロボーン」。

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エビとリンゴという、同じ「赤いもの」が合体し、二足歩行型のロボに変形するというもの。一体、これのどこにヒットおもちゃの鉄板要素が入ってるのかというと…

齋藤さん:お子さんに向けては合体、変形っていうおもちゃの要素が非常に受けます。

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そう!お子さん、特に男の子は、あるモノとあるモノが合わさる「合体」、そして別の姿になる「変形」が大好き!というわけで齋藤さん、新作おもちゃ「ユニトロボーン」には、この2つの要素をぶち込んだ!

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他にも、同じ黄色同士のハンバーガーとブルドーザーが合体して…

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二足歩行型ロボになったり…

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同じ緑色同士のツリーとタクシーが合体して…

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恐竜型のロボになったりと、どれも楽しそう。

実はバンダイさんの「合体・変身」の歴史は古く…

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1970年代のDX超合金「勇者ライディーン」に始まり…

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最近は354万個を売り上げた乗り物合体「VooVシリーズ」と、どれもバカ売れ。

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さて、そんな「合体・変形」おもちゃ作りには、欠かせない会議があるという。

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ちなみに、こちらの方々は?

齋藤さん:僕らが好き勝手言ったものを具現化してくれる設計チームです。
スタッフ:結構、齋藤さんから言われるものは「無茶ぶり」だなって思いますか?
設計者の古谷さん:まともだなと思ったことないですね。でもそれくらいでないと、面白いおもちゃはできないと思う。

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こちら、古谷さんたち設計チームが、齋藤さんたち企画・開発チームの平面のアイデアを立体化し試作おもちゃを作ってくれる、いわば技術者集団。この日は、実際に出来上がった試作品のチェック。

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9月に発売予定、パイナップルとバスが合体し…

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虎型のロボに変形するユニトロボーンをみるそうですが…

齋藤さん:パイナップル、結構いいですね。

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齋藤さん:「バス」とここでくっつけるとパカっと開いて、実際にこう開く。同時に同サイドと尻尾がスムーズにいくといいですね。引っ掛かったりとか「パイナップル」も頭が出なかったんで、そこの部分だけはうまくやりたいところ。

合体変身おもちゃのチェックでいちばん大事なのは、なによりもスムーズな合体と変形が、できるかどうか?というのも…

齋藤さん:二つのものを合体させる時に、瞬間変形するときの驚きと、カシャって開く音の気持ちよさみたいなところが、子供が好きな要素だと。

ポイントは、合体した時の「音」や、瞬間的に形が変わったりする「気持ち良さ」!これがよければ、繰り返し遊びたくなるらしい。だから、その部分は念入りにチェック!

一方、バンダイさんによると、特に女のお子さんにウケるおもちゃの鉄板要素が、もうひとつあるという。それを作っている菅野友美子さんに話を伺いました。

菅野さん:特に女の子のお子さんって、自分の手を使って何かを作るって言うメイキングホビーが好きなので。自分で作ったものを実際身につけたり、友達にあげたりしたい欲求があるんですね。

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菅野さん曰く、特に女のお子さん向けでウケるのが「ものづくり」のおもちゃ。バンダイではこれまで…

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アクセサリーを作るおもちゃや…

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お菓子を作るおもちゃなど、数多くのメイキングトイを販売してきました。

中でも、おもちゃ業界で各社がこぞって力を入れるメイキングトイの大激戦区があるとのこと。それが…

菅野さん:昔からある普遍的なテーマの「編み物」とかを注目して商品にしてます。

そう、「編み物おもちゃ」!

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バンダイでも古くは80年代から、編み物おもちゃ「いち・ニット・さん」を販売。

そして、令和の最新作がこちら…

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その名も「アメール アメール」。

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シャトルに巻いた毛糸素材などを、3本のゴムの間の上下にジグザグ通していく。これの繰り返しで…

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簡単に編み物が作れる!

さらに、新商品のウリは、糸じゃない幅の広い生地なども編むことができ…

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ご覧のようなリボンやシュシュ、ぬいぐるみまで作れちゃう!

そして菅野さんによると、この「アメール アメール」を作る上で、とっても大事にしていることがあるそうで…

それが分かるのは…原宿?

菅野さん:これすごく可愛い。

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原宿の衣料品店などをまわり、商品を物色。

菅野さん:特に女の子っていうのは流行に敏感で、あと「幼い」っていう感覚に敏感なので。

そう!女のお子さんは、自分よりもちょっとお姉さんにあこがれる!   だから、小学生のお子さん向けなら、中高生で流行ってるものを取り入れ、おもちゃへ反映することが重要なんだとか。

そして、ものづくりおもちゃでは絶対に欠かせない作業がもうひとつ。  それが…

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そう、実際のお子さんチェック!

菅野さん:いっぱいシュシュ買ってきたんだけど、どれが好きとかあるかな?

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女の子:これとか、これとか。
菅野さん:これ好きなんだ、そうなんだ。
女の子:私、オシャレだから。
菅野さん:あっ、意外と黒が人気なんだ。

実際にお子さんに遊んでもらって、何がかわいいと思うかを確かめるんです。こちら、バンダイ社員のお子さんたちにお願いして来てもらうそうなんですが…

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この日は、新しい素材を試しに使ってもらうようで…

菅野さん:上手上手!そうです、そうそうそう。トントンして今度は…そう、そうだね。

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ちょっとめずらしいサテン生地ですが、意外と上手に編んでいきます!

このお子さんチェック、新商品が発売されるまでには20人程度のお子さんに試してもらうんだそう。これは大変!

「バンダイ」は、子供に愛されるおもちゃを作って…がっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:僕らの時代も、合体だとか変形とかすごい好きだったんですよね。そうなると、やっぱり普遍的な物っていうのはあるということですね。
竹中社長:そうですね。そうですけど、それが必ず売れるわけでもないところが、また面白いんですよね。
加藤さん:ちょっと変えるとか。
竹中社長:トレンドみたいなものもあるので。それを気にしていて、ここのダメだった部分をちょっとこういう風にアレンジしてみようとか。他社の売れてるところを、こうやって変えてみようとかっていうのが、企画マンの仕事になってます。だから、これ(ユニトロボーン)も世界で売るために世界にある赤いもの…「ロブスター」と「リンゴ」だったっていう。
加藤さん:そうか。「ロブスター」と「リンゴ」を知らない子供たちは、世界でもあまりいないだろうと。
竹中社長:「郵便ポスト」も出たらしいんですけど、国によっては赤くないらしくて、それではダメじゃないかっていうことになったと言ってました。
加藤さん:(おもちゃは)何が当たるか分からないんですよね?
竹中社長:実際は、たまごっちの企画を聞いた時は「売れないな」と思いましたし、さっき出てた「だんごむし」も売れないだろうと思いましたね。
加藤さん:その勝率みたいのはどのぐらいですか?
竹中社長:あまり当たらないですね…。


ウルトラマンの商品作りの裏側をテレビ初公開!普通のおもちゃ作りにはない秘密の会議とは!?

おもちゃのトップメーカー「バンダイ」。

そのバンダイにとって、なくてはならない儲かりの柱。それは…    「キャラクターグッズ」!

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1971年から発売の、光って回る「仮面ライダー変身ベルト」。
新しいシリーズごとにヒットし、累計1400万本を販売。

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1980年には機動戦士ガンダムのプラモデル、通称「ガンプラ」を発売。これまで、累計7億個の大ヒット。

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そして1983年には、累計1億8000万個を販売した「キン肉マン」のカプセルトイ「キンケシ」と、人気キャラクターを様々なものに商品化するのは、バンダイ一番の得意技なんです。

そして、この「キャラクターグッズ」のビジネスの世界、普通はいろんな事情でテレビ取材はしづらいところなんですが…今回は特別に!

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バンダイが扱う大人気キャラクター「ウルトラマン」の商品作りの現場に、カメラを入れさせてもらえることに!

バンダイでウルトラマン関連事業をとりまとめる江原慎二さん曰く、キャラクター商品作りには、普通のおもちゃとはちょっと違う段取りがあるという。それがわかるのは、こちらの会議…

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江原さん:2022年7月の新シリーズの企画書お配りしております。その中で連動アイテム等のご説明もあると思いますので、ベンダー事業部、ライフ事業部、各事業部の方でどう言ったことができるか、ご検討いただければと思っております。

ん? ベンダー事業部にライフ事業部。そして各事業部?

そう、ウルトラマンを使った商品といっても…

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「ソフビ」と言われるフィギュアや…

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変身アイテムなどのおもちゃ事業だけじゃない!

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ガシャポンから出てくるカプセルトイ事業に…

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ウルトラマンのカード事業もあれば…

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食玩というお菓子につくおもちゃを売る事業。

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ウルトラマンを描いたファッションを展開するアパレル事業に…

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歯磨きや入浴剤など日用雑貨のライフ事業など…これ全部、バンダイで作っているんです!

だから、それぞれの担当者が集まって会議をするというわけ。

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今回は、ウルトラマンの新シリーズ「ウルトラマン・デッカー」についての 会議。そして、会議で一番大事なのがこの話。

關(ブランドトイ企画部)さん:最初の1話で「ウルトラマン・デッカー」のフラッシュタイプメインフォームが登場いたします。そのあと2話で怪獣としてミクラスが登場しまして、3話で初のタイプチェンジとなるストロングタイプが登場いたします。

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そう、ここで確認するのは、第何話でどのキャラが登場し、どんな怪獣が出てきて、どんなアイテムを使うのか。

それぞれの一覧表を見ながら、どのタイミングでどのキャラの商品を出せば一番売れるのかを、各事業部がそれぞれの商品で考えるんです。

中でも、今回の最新作「ウルトラマン・デッカー」で大事なポイントは…

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変身する際にカードを使う、というところ。このため、各事業部でカードをつけた商品の展開をしていきたいとのことで、次々と質問が。

女性(ファッションブランド事業部):スゴいレアカードにすることはご相談できますか?
關(ブランドトイ企画部)さん:今回は各部で同じ仕様にしているので、他の部だけレアカードは難しい。
男性(ベンダー事業部):カードのサイズって小さくできたりしますか?
關(ブランドトイ企画部)さん:カードのサイズも今回規定のサイズがあるので、同じ仕様でお願いしたいです。

商品化にあたっては守るべきルールも色々。そこにうまく折り合いをつけるのも、キャラクターを使ったビジネスでは大事なんです。

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こうして、どんな商品を売るかを企画し試作ができたら、今度は、ウルトラマンの版権元である「円谷プロダクション」さんによるチェックが。

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このチェック、その名も「監修会」は毎週決まった日に開かれ、各部の担当者が「円谷プロダクション」の担当者さんがいる会議室へ。

その様子は絶対に撮影NGということで…

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この日はまず、ゲームセンター用のカード担当・知久正義さんが中へ。

30分後…。やっと出てきた知久さん。どうでした?

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知久さん:例えばポーズがあるんですけど、そのポーズでも、ヒジが上がりすぎているとか、このキャラクターはこんなにヒジを上げないとか、そういう細かいところをご指示いただいて。

さらに、食玩担当の野口晃太さんが指摘されたのは、素人には分かりづらいこんなポイント。

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野口さん:このウルトラマン、まさに今3回目くらいの監修で、ここのVの字の色が黄色と赤が混ざった色なんですけど、最初は黄色が強すぎる、2回目は赤が強すぎるといった内容で指摘を受けていて…

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野口さん:本当に、違いがこの色かこの色かくらいの絶妙なバランスでご指示をいただくので、今3回目でどうだろうっていう状況です。

キャラクタービジネスでは、そのキャラクターの世界観を守るために、かなり色々なディテールに至るまでチェックや修正が入るらしい。

さて、そんなウルトラマンシリーズ最新作「ウルトラマン・デッカー」には、実はある儲かりの秘密が隠されていた!?

關さん:バンダイからお子様の嗜好やトレンドを円谷プロ様にお伝えさせていただいて、変身アイテムの参考にしていただきました。
スタッフ:今回変身のカードのあれですか?
關さん:そうですね。カードを入れる動作とか取り入れていただきました。

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最重要アイテム「変身カード」は、バンダイスタッフのアイデアから生まれたものなんだそうです!確かにこれは楽しそうだし、売れそうですよね!

「バンダイ」は、みんなに喜ばれるキャラクター商品やサービスで…   がっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:カードはやりましたね。
竹中社長:カードは集めやすいんですよね。かさばりませんし。なので、おもちゃでそれを試してみる、というような形になると、キャラクターの人気も上がるっていうような構図になってると思います。ウルトラマンはすごく特殊で、お父さんも好きでおじいちゃんも好きで、3代みたいな売れ方をするんですよね。だから、小さい子が欲しがってもお父さんが応援してくれたり、おじいちゃんまで応援してくれたりして買っていただくっていうような事が割とあります。
加藤さん:そういうことか。どんどん広がるってことですね。ライセンスビジネスはやっぱりスゴいですね。
竹中社長:一番売れる商品を作ってほしいと円谷さんも思っていますし、うちも売れる商品作りたいですから、一番売れることがお互いにとって win-win ですからね。

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