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睡眠に関するビジネスでがっちり!な企業を徹底検証!①ジャンプしてもワインがこぼれない!?オーストラリアから来たマットレス!②ただ寝るだけで睡眠のデータが取れるカプセルホテル!③自分に合った高さに自動で調節してくれるロボット枕!?」がヒット!

今回のがっちりマンデー!!は…
「儲かる!睡眠ビジネス2022」

みなさん!今、日本に空前の睡眠ブームが到来してるって、気づいてます?

よく眠れる枕、ぐっすり眠れるサプリ、
すやすや眠れるパジャマなどなど、次々と「睡眠グッズ」がヒット!

先日発表された「2022年ヒット商品ランキング」では、
睡眠の質向上をうたう「ヤクルト1000」(※機能性表示食品))が1位を獲得!

国内のスリープテック市場は、
この3年間で3倍以上に急成長してるんです!

これだけ盛り上がってるんだから、
儲かってる会社がきっとある!と調べてみたところ…

想像を遥かに上回る、
とんでもない会社を次々と発見!

オーストラリアから黒船が上陸!
日本の睡眠業界になぐりこみをかける
謎のコアラとは…!?

睡眠に関するビジネスでがっちり!な企業を
徹底検証します!

※以下、11月27日放送の書き起こしです。

ジャンプしてもワインがこぼれない!?オーストラリアから来たマットレスがスゴい!

最初にやってきたのは、東京は表参道にある…

「コアラスリープジャパン」という会社。

お出迎え頂いたのは、日本生まれ、オーストラリア育ちのアダム翔太さん。

実はこの「コアラスリープ」、2015年にオーストラリアで創業し、2017年から日本で、とある睡眠ビジネスを手がけている会社。一体どんなビジネスなんですか?

アダムさん:これです!コアラマットレス!
スタッフ:マットレスを売ってるんですか?
アダムさん:そうです。メインプロダクトはコアラマットレスですね。

そう、「コアラスリープ」の睡眠ビジネスは「マットレス」!

例えば、看板商品のオリジナルコアラマットレスは、ダブルサイズで
8万9000円。これに、枕やベッドフレームなどを加えた売上げは…

アダムさん:全商品含めて200万台売れる予想ですね。
スタッフ:200万!?
アダムさん:嬉しいですっていう感じかな。

全世界の累計販売数は、なんと200万点!しかも、その3割が日本で売れているというからスゴい!

その最大の特徴は、今までのマットレスでは、あまり無かった素材を使っているということ!

これまでマットレスといえば、金属のバネが入ったスプリングタイプやポリエチレンを使った樹脂タイプが多かったのですが…

コアラマットレスは、ウレタンフォームを使ったオールウレタン製!

そもそもウレタンは、低反発で柔らかいけど、身体が沈みすぎて寝返りが打ちづらいということで、ウレタンだけではマットレスにしづらかったんです。しかしコアラマットレスは…

アダムさん:低反発と高反発のいいポイントを融合したパーフェクトマットレスって話ですかね。

硬さの違う2種類のウレタンを組み合わせることで、柔らかいウレタンに沈み込んだ身体を硬いウレタンが支えてくれるため、寝返りが打ちやすい!

そして、マットレスがオールウレタンになったことで、こんなスゴい機能が!

アダムさん:商品の特徴の「速振動吸収性」というところがポイントです。速く揺れる部分を吸収してくれる商品なので、動いてもすぐ眠れる感じが大きなポイントですね。

振動を吸収?とは、どういうことなのでしょうか?

すると…

アダムさん:やりますね、じゃあ、ここに置いてまず…
スタッフ:ワインですか?
アダムさん:ワインですね、これリアルなワインです。

あら、なぜかワインの入ったグラスをマットレスの上に置いた翔太さん

さらに、いきなりイスに登り始めました!

スタッフ:跳ぶってことですか?
アダムさん:跳ぶ!
スタッフ:え!こぼれたら、マズいですよね?
アダムさん:そう、だけど、こぼれないから大丈夫です。
スタッフ:ええ!

翔太さんの体重は72キロ、果たして本当にグラスは倒れないのでしょうか?本当に…!?

スタッフ:うわぁ!
アダムさん:大丈夫。
スタッフ:ええ!スゴっ!

グラスはちょっとだけ揺れたけど、倒れる気配は一切なし!ガチですよ!

アダムさん:全然大丈夫ですよね。
スタッフ:えー!

確かに、これはスゴい!

そもそもウレタンは振動を吸収しやすい素材なんですが、コアラマットレスは、表面のウレタンの下に振動吸収用のウレタンを導入。

さらに、1番下のウレタンには、縦方向に細かく切れ目が入っているので、1か所に力が加わっても、他のブロックに振動が伝わりづらい!

ちなみにコアラマットレスを愛用しているという、がっちりマンデー!の担当編集者・TBSアクト所属の渡邊一輝さんは…

渡邊さん:仕事柄どうしても、夜勤が多くなってしまったりとかで…。今、彼女と一緒に生活していて、寝るタイミングがずれてしまうことが多々あったんですけど、ベッドに入ったりとかしても、相手を起こさずに寝れるっていうのがすごくいいなって。全編集マンが使った方がいいNo.1マットレスだと思います、僕は。

まるで、通販番組のような100点満点の渡邊さんのコメントですが、これは相当よさそう!

そして、コアラマットレスはオールウレタンにすることで、マットレスビジネスの最大の弱点を解決したのだという。その「弱点」とは…?

マーケティング担当の尾澤恭子さんに見せてもらうと…

え?これがコアラマットレス?

尾澤さん:私どものマットレスは、「圧縮ロール梱包」でお届けしています。ウレタンっていう特徴を活かしているんですけど、空気を極限まで抜いて圧縮しています。

パックを開封すればぐんぐん空気を吸い込んで、数分で元の大きさに戻るんです!実はマットレスビジネスは、売るとき、買ったときに「どう運ぶか」が一番のネックでした。

圧縮したマットレスは、長さと幅が42センチ、高さは129センチの箱に入れて発送するのですが、この箱の大きさがポイント。

実はこれ、宅配便で発送できるサイズなので、送料をグッと抑えることができちゃう!

そして海外の工場で製造しているコアラマットレスを、日本に運ぶ輸送コストも、もちろん大きく削減できる。その分、お値段も安くできるというわけ。なるほど!

さらにこれからは、家が狭い日本人のお客さんをターゲットに、新商品のソファベッドも売っていく、とのことで、これはまだまだ儲かりそう!

「コアラスリープジャパン」はマットレスで…がっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:まだまだ技術革新ってできるんですね?
森永さん:実はマーケットが二極化していて、2~3万円の安いマットレスと、海外製の20万~30万円って高いのはあったんですけど、ダブルで8万円台っていうなんとか買える値段のものが、なかなか無かったです。

ただ寝るだけで睡眠のデータが取れる!日本トップのカプセルホテルが登場!

続いてやってきたのは、東京は千代田区にある…

「ナインアワーズ」という会社。

広報担当の米本秀高さんによるとこの会社、とある睡眠ビジネスで、かなりがっちり!らしい…

米本さん:コロナ禍前で年間15億円以上売り上げておりました。
スタッフ:15億円!?

年商15億円とは、一体どんなビジネスなのでしょうか?

すると、米本さん、オシャレな建物に入りドンドン中へ…エレベーターを上がった先にあったのは…

米本さん:「ナインアワーズ」はカプセルホテルを運営しています。

そう!「ナインアワーズ」は、全国に19店舗のカプセルホテルを運営している会社。

米本さん:カプセルの部屋数で言うと、合計3000室以上運営しています。日本で一番のカプセルホテルの運営会社だと思います。

3000室の客室数と15億円の売上げは、カプセルホテル業界で日本一!確かに、睡眠ビジネスで、ぐいぐい伸びてます!

ちなみに、「ナインアワーズ」の宿泊料金は約5000円。これは、普通のカプセルホテルよりは1000円程高いのですが、それでもなぜこんなにお客さんを集め、儲かってるのでしょうか?そこには、「ナインアワーズ」の思い切った作戦がありました。

米本さん:「ナインアワーズ」は睡眠に特化したホテルを目指していまして、大浴場が無かったり、漫画エリアが無かったりと睡眠に関係ないところは、すべてカットしています。

そう、「ナインアワーズ」の戦略は、睡眠に直接関係ないものは徹底的にカットして、その分、寝るための設備にお金をかけるということ!

確かに、いわゆるカプセルホテルといえば、館内に大浴場があったり、1フロアまるまる漫画や新聞などがそろった休憩スペースがあったり、寝るのには直接関係ない設備が結構多かった。

そこで「ナインアワーズ」は、大浴場やサウナをコンパクトなシャワーブースにチェンジ!

さらに、休憩スペースはフロントの脇にちょっとだけ。その代わり、睡眠に関わる設備には惜しみなくお金を使う!

米本さん:マットレスは10万円前後のふかふかのものを使っております。
スタッフ:10万円!?

米本さん:枕も、買おうと思うと2万円程度します。
スタッフ:結構いいやつですね!
米本さん:非常にいいものを使わせていただいております。

この睡眠特化型戦略が大ウケし、「ナインアワーズ」はググッとのびたというわけなんです。

さて、そんな睡眠にこだわる「ナインアワーズ」、昨年、画期的な睡眠サービスを導入したという!その責任者を務める、野末馨さんに話を聞いてみると…

野末さん:睡眠の分析サービスを提供しております。

ん?睡眠の分析?

野末さん:こちらのカプセルに入って寝ていただくと、呼吸の回数であったり、心拍の回数、睡眠の深さ、そういったものが分析されます。

そう、「ナインアワーズ」は、睡眠の質を分析できる新型カプセルを作っちゃった!

一般的に、いびきや無呼吸に悩む人が睡眠データを測定する場合、クリニックなどに行き、脳波などを計測する機械をペタペタと身体中に取りつけなきゃいけない。しかし、「ナインアワーズ」の最新カプセルには…

ライトの脇に赤外線カメラ…

頭の後ろのパネルに集音マイク、

さらにマットレスの下に体動センサーが設置されていて…

機械を何も身につけず睡眠データが測定できちゃう!でも、本当に寝てるだけで睡眠データがとれるのでしょうか?

ということで、忙しい時期は会社のイスで寝ることもある、番組の中山ディレクターが実際に睡眠解析を体験してみることに。

開始6分で、ものスゴいいびきをかき始めました。

その後も、仕事で何かストレスを抱えているのか、ひたすら寝返りを繰り返す。大丈夫か!?

およそ1週間後、メールで届いた解析結果を見てみると…

睡眠時間や、いびきの回数・音量が記されているのですが…特に気になったのが…

途中で目が覚めてしまう中途覚醒の回数!

一般的には中途覚醒が6時間で21回程度なら、よく眠れているということなのですが、中山ディレクターは約4倍の84回!

6時間も寝ているのに、深く眠れているのはたったの3時間ということが判明!

しかし、この睡眠解析カプセル、料金はなぜか他のカプセルと一緒!そこには、「ナインアワーズ」の驚くべき儲けのからくりが隠されていました!

実は、この睡眠解析プラン、睡眠データを第三者に提供するという条件を承諾したお客さんだけが利用できて、計測した睡眠データは、個人が特定できないようにしてから企業や研究施設に提供。

「ナインアワーズ」は、企業などから協力費としてお金をもらうって仕組み。だからお客さんの料金は普通と一緒でいい、というわけ。なるほど!

昨年の12月に始めた睡眠解析サービスは、わずか10か月で3万人以上が利用!

「ナインアワーズ」は睡眠解析で…がっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
森永さん:これ、カプセルホテルだったからスゴく有利だったんですよ。

森永さん:普通の大きい部屋のホテルだと、センサーを付けるにしても遠くから測らないといけない。
加藤さん:なるほど。

森永さん:でもカプセルホテルって、なんか MRI に入ってるみたいじゃないですか。だから、きちんとデータが取れる構造だったんですね。
加藤さん:そうなんだ。

自分に合った高さに自動で調節してくれるロボット枕!?

続いてやってきたのは、東京は足立区にある…

「アックスロボティクス」という会社。

今、睡眠業界で熱い視線が注がれる元気いっぱいの会社なんです!
一体どんな睡眠ビジネスなのでしょうか?社長の川村裕一さんに話を聞きました。

川村社長:ロボット寝具を開発しています。
スタッフ:ロボット寝具?

そう、「アックスロボティクス」が作っているのはロボット寝具!
しかし、そんなもの聞いたことありませんが…。

実は川村さん、大学を卒業後、パナソニックで溶接用のロボットを開発し…

その後、スマホで鍵が開くスマートロック「アケルン」の会社「フォトシンス」で、

その製品化にも携わった凄腕エンジニア。そんな川村さんが作っているロボット寝具には、投資家から出資が殺到!

川村社長:今、累計で2億円くらいです。
スタッフ:2億円!?

睡眠業界が注目するロボット寝具とやらは、一体なんなのでしょうか?

川村社長:こちらがスマート枕の「ピックス」です。
スタッフ:スマート枕?

こちらが、まだ発売されていない開発中のスマート枕「ピックス」

ベッドの上に、黒いネットのような布が敷かれていて…

その布が、柱でがっちり固定されています。正直、枕には全く見えませんが…一体何がスマートなのでしょうか?
当番組ADの山田が体験してみることに…

川村さんがスマホを操作すると…

スタッフ:え!上がってます?
川村さん:はい。

ネットが頭を持ち上げるようにグーンと上昇!

実はこのピックス、スマホで操作をして、自分の寝やすい位置に高さを調整できる枕。その寝心地は…

AD山田:体に馴染み過ぎて超心地いいんですけど、枕の上に自分が乗ってるという感じはしないです。
スタッフ:ラクではある?
AD山田:超ラクです。

確かに気持ち良さそうではありますが、ピックスがすごいのはここから!
普通の枕では絶対に実現できない技を持っているんです!

その技とは…?
と、ここでAD山田が寝返りを打つと…

スタッフ:あっ!上がってる?
AD山田:上がってます!

なんと!自動でピックスの高さが上がった!さらに、仰向けに体勢を戻すと…

今度は、自動で高さが下がった!

そう、こちらのピックスは、寝ている姿勢に合わせて、勝手に高さを調整してくれる枕なんです。

川村社長:本来、仰向け寝と横寝って全然違う高さの枕が必要なんですけれども、寝てる間に変形して仰向け寝と横寝でちゃんと合う枕を作ります。

実は、枕選びで最も重要なポイントが…

枕の高さ!

これまでも、両サイドが高くなっている枕などがありましたが、寝返りをすると枕から頭がずれてしまったりと、枕の高さ問題は全人類にとって永遠の課題でした。
しかしピックスなら、センサーで動きを感知し、体勢が変わるたびに、頭の高さを調整してくれるから、寝ている間は常に枕の高さが最高の状態!
川村さん、早く売りだした方がいいんじゃないですか?

川村社長:それなんですけれども、いろいろリサーチをした結果、このピックスの発売は見送ることにしました。

実はこのピックス、ショールームでお客さんに試してもらったところ、
「メッシュの肌触りが嫌!」や「形が奇抜すぎる」などの意見があったため、一般販売を断念。

川村社長:このピックスをベースにして、違うプロダクトの形が見えてきて、そちらを発売します。

お客さんの意見を参考にした、最新版ピックスがこちら!

川村社長:これが今回、発売しようとしている「ネムリス」です
スタッフ:ネムリス?
川村社長:はい。

テレビ初公開!最新スマート枕、その名も「ネムリス」。
一見ちょっと変わった枕の形ですが、ピックスの機能をちゃんと受け継いでいるんです!

寝返りを打つと…

ぐーんと枕の高さが上昇!

コンパクトなサイズながら、枕の最大の悩みだった高さ問題を解消!

ちなみにピックスは、10万円近くで売らないと元がとれなかったんですが、ネムリスは3万円〜5万円で販売予定と、ギリギリ手が届く値段に。

来年中には、3万台を目標に販売を開始する予定ということで、いよいよこれは…がっちり!いきそうですね!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:音とかどうなんですか?機械音だからね。
川村社長:改良前はうるさいっていうクレームが来ちゃってたんですけど、今は本当に静かで、40デシベル以下っていう静かさになってます。
加藤さん:これもデータ欲しいですね。
川村社長:そうですね。データは取っていきたいので、積極的にとってる方と組みたいし、もちろん僕らもとって行きます。
加藤さん:「ナインアワーズ」と組んだりとかはあるんですか?データもらったりとか。
野末さん:もしよかったら、ぜひ検討させてください。よろしくお願いします。
川村社長:よろしくお願いします。
加藤さん:まだまだ進歩していきそうですね。

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