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儲かるプロ文房具!①内装職人が「これだけ」使うと明言する魔法のカッター?②木にも鉄にもガラスにも、水の中にも書ける無敵のペン!③業界に革命!プロが大喜び!重さ30分の1のとんでもなく軽いメジャーが登場!知られざる開発秘話とは!?

今回のがっちりマンデー!!は…
「儲かる!プロ文房具」

学校でも…家庭でも…
いろんな文房具がいっぱい使われてますが、
実は!

そのお仕事のプロだけが使う、
プロのために作られた文房具、
その名も…
「プロ文房具」が存在する!

もちろん、プロがその仕事に使うとなると、
より高い性能じゃないとダメ!
でも、もしプロに気に入ってもらえれば、
そのお仕事のみんなに使ってもらえるし、
スゴいものなら高くても売れるし、で、

「5万個以上」
「3200万枚」

めっちゃ儲かる!

なぜかモノレールの車両基地で使われている
特殊なペンがあった!!

水の中でも書ける!とは、どういうこと!?

なぜか壁紙職人が使う、魔法のカッター!
壁紙の継ぎ目が見えなくなる、驚きの切れ味とは!

儲かるプロ文房具!
別にプロじゃなくても、思わず欲しくなっちゃう、
スゴいアイテムが続々登場です!

※以下、8月18日放送の書き起こしです。

内装職人が「これだけ」使うと明言する魔法のカッター?厚い壁紙の断面が消えるヒミツは…角度!

まず、儲かるプロ文房具を求めてやってきたのは、
大阪にある…

こちらの会社。お出迎え頂いたのは営業総括部の畑中悠さん。

畑中さん:「オルファ」です!よろしくお願いします。
スタッフ:もう見るからに…

畑中さん:弊社はカッター・ナイフの製造販売をしているメーカーでございます。

みたことあります!黄色と黒のデザインでおなじみ、カッターの「オルファ」さん。

世界で初めて刃を折るタイプのカッターを発明し、カッターの国内シェアは5割越え!

畑中さん:2023年度で年商約82億円になります。
スタッフ:スゴいですね!

そんな「オルファ」さん、実はプロ用のカッターも結構いろいろ出しています!

こちらは、段ボール箱が簡単に開けられるその名も「替刃式カイコーンPRO」800円!ちょっと変わった形をしていますが…

この先端部分を、箱を閉めるテープに引っ掛けてスッスッスと開梱!日々段ボール箱を開けまくってる物流業界に大人気で、シリーズ累計…

畑中さん:去年の実績だと、年間で23万本です。

さらに、アパレル業界に人気のプロ用文房具が…

木島さん:「ロータリーカッター」です!

布を切る時、通常のカッターナイフだと、こんな感じでズレちゃったりして全然綺麗に切れない。

でも、「ロータリーカッター」なら、丸い刃で押しながら切るから、ずれずに曲線でも簡単に綺麗に切れる!

木島さん:みんな使ってます!
スタッフ:みなさん使ってるんですか?
男性の方:使ってます。
スタッフ:普通のカッターじゃなくて、あ、本当だ!

そんな中、畑中さんによると、数あるプロ用カッターの中でもスゴいものがあるという。

それがこちら!

カッターナイフ「特専ロング038」
でも、ぱっと見、通常のカッターにしか見えませんが…

畑中さん:ある業界にスゴい人気のカッターになってます。
スタッフ:スゴい人気なんですか?
畑中さん:スゴい人気です!このカッターシリーズの年間出荷数が約16万本。中に入っている替刃の出荷数が3200万枚。

なんか、メチャメチャ売れてるみたいですが、このカッター、使っているのは一体どんなプロなのでしょうか!?エクストリームの財津幸治さんに話を聞くと…

スタッフ:使ってらっしゃる。「オルファ」のカッターですか?
財津さん:「オルファ」のカッターです。
スタッフ:何に使ってるんですか?

財津さん:壁紙を切るのに使ってます。いつもこれです。

そう、こちらの「特専ロング」、財津さんをはじめとした内装のプロには待望の商品!主な使い道は壁紙を切ること、なんですが…

壁紙を切って貼り合わせたときに、境目が、ちょっとだけでちゃうのは、仕方ないかなーって思っちゃいますよね…

ところが、この「特専ロング」で切った壁紙を貼ると…

継ぎ目がなくなっちゃった!

これは、「オルファ」がスゴいのか!?それとも財津さんがスゴいのか!?

スタッフ:綺麗にもう1回合わせるのには、カッターの切れ味って大事なんですか?
財津さん:大事だと思います。めちゃくちゃ大事ですね。

そんな切れ味をどうやって作り出したのか!?開発担当の渡辺俊之さんに通常のカッターの刃との違いを聞いてみると…

渡辺さん:刃をとにかく鋭角にしてますので、切れ味を重視しています。

渡辺さん:刃の厚みは一緒なんですけど、研磨幅が広いです。研磨幅というんですけど。広いってことは、鋭角になってるってことですよね。

並べてみると、正面から見ても、「特専ロング」の方が鋭い角度なのが分かりますか?

この二つの刃で壁紙を切ると…

普通のカッターの方はちょっとだけ角が丸くなっていますが、「特専ロング」の方は角がスパッとほぼ直角に!

結果、壁紙を貼り合わせた時に、ピタッと重なり、見えづらくなるわけなんです!その切れ味は渡辺さん曰く音にも出るらしく…

渡辺さん:こういう感じです。

渡辺さん:音違うでしょ?分かります?
スタッフ:…若干。抵抗がない、軽い気がします。
渡辺さん:気がするんじゃなく軽いです!

切ったものをしばらく経ってから比べてみると、こんな感じに!

通常の刃だと入り口のヨレや…

微妙に真っ直ぐ切れてないところがあって切り口が目立ってしまいますが…

「特専ロング」は、ご覧の通り。

さらに、「特専ロング」が通常のカッターよりちょっと長い!
それにもちゃんと意味が。

スタッフ:そんなにいっぱい折るんですか?
財津さん:結構折ります。1回カッターを入れて離したら1回折るんで。

壁紙の職人さんは、常にいい切れ味で切りたいため、カッターの刃を折る回数がめちゃくちゃ多い。

そこで、1本あたり使える回数が多い刃の方が替える手間を省けて楽なので職人さんに大ウケ!

畑中さん:替え刃の出荷数が、3200万枚です。

売れるのも納得!

「オルファ」は…いろんなプロ向けカッターを作って…がっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:普通、替え刃って、本当に切れなくならないと、我々はしないじゃない。どのくらいで折るタイミングを推奨してるんですか?
畑中さん:カッターって共有で使われてたりするんですよ。だったら、自分が使う時はまず折る。みたいなルールがあったほうがいいかと思います。

山崎晴太郎さん:アイデアがあります。閉まる時に必ず刃折りがキャップになってて、そこにパチって入れてしまうと。で、もう抜けない。そうすると次に使いたいと思う時に、必ず折ってからしか始められないみたいにできないかなって思ったんです。
畑中さん:いいと思います。我々も一般の方々がなかなか刃を折らないっていうのが課題に感じているので。
山崎晴太郎さん:切れ味が変わらないカッターって言って売ればいい!
畑中さん:素晴らしい!
加藤さん:まだまだ進化の余地あるってことですね。

木にも鉄にもガラスにも、水の中にも書ける無敵のペン!口紅に見えて実はこれ…ペンキ!?

続いてのプロ文房具の会社は、大阪にある…

こちらの会社!

スタッフ:おお。デカい桜が。

岡田さん:当社はクレパス、クーピーペンシルを作っています。
「サクラクレパス」の岡田健吾と申します。

「サクラクレパス」といえば、言わずと知れた大手文房具メーカー。

学校で使うクーピーペンシルに、

油性ペン「マイネーム」など、おなじみのヒット商品ばかりで、
その年商はなんと、463億円!

おうちで使うイメージのものが多いですが、なにやら、すごい「プロ向け」文房具も作ってるらしい。それが!

岡田さん:こちらです。「ソリッドマーカー」と言います。

試しに書いてみると…

スタッフ:ちょっとクレパス風な?
岡田さん:そうですね。ある業界でよく使っていただいている商品になります。

見た感じ、「ソリッドマーカー」自体はそんなに特殊なペンに見えませんが…

岡田さん:ここ10年で約1.5倍売上げが伸びている状況でございます。

一体、どんなプロが使っているのでしょうか?

スタッフ:ここに文房具を使っているところがあるんですか?
平井さん:あります!

お邪魔したこちらは、東京モノレールの車両基地。車両のタイヤ交換、検査、故障の復旧などを行っているんです。

スタッフ:あれ?アレじゃないですか?すみません!これって「サクラクレパス」さんの…?
渡辺さん:はい、そうです。

ありました「ソリッドマーカー」。ピンクの文字でなにやらいろいろ書いてます!

スタッフ:今なにやられてたんですか?
渡辺さん:タイヤのシリアル番号を…ちょっと見にくいので大きく書き直してる。

整備担当の渡辺さんいわく、タイヤ1つ1つを管理するのには、

その情報をタイヤに直接書いちゃうのが一番確実でシリアル番号から、

タイヤやホイールをつける位置など、確かにわかりやすい!

でも、何で「ソリッドマーカー」なんですか!?

渡辺さん:ゴムタイヤにも、もちろん書けるんですけど金属にも気兼ねなく書けるというのが便利です。モノレールの特性上、ゴムタイヤと金属部品が混在これ1本で済むのはとても便利。

そう、「ソリッドマーカー」は素材を問わず何にでも発色良く書ける!

スタッフ:油性ペンだとダメなんですか?
渡辺さん:油性ペンだとインクに多くの溶剤が入っているので、それがこのゴムのタイヤに悪影響をして。必ずこれ使ってます。

さらに、「ソリッドマーカー」がスゴいのは、どんな状況でも書けるということ。

渡辺さん:モノレールは土砂降りでも運行している。それでも消えない。普通のインクペンだと、雨の中だと書けなかったりするんですけど。これはもうガリガリ書けます。

水でずぶ濡れでも、熱々でも、気にせず書ける!しかも!

渡辺さん:運行して帰ってきた台車を触るとスゴい高温で触れないくらい、そこでも消えないで残ってる。

書いたものが、これまたどんな状況でもちゃーんと残ってるのが、「ソリッドマーカー」の強みなんだとか。

なかでも、究極のすごさが…!北口貴之さんに話を伺いました。

北口さん:「ソリッドマーカー」は、水中でも筆記することができます。

研究所の北口さんによると、水の中でも文字が書ける…とは、本当ですか?

念のためクレパスや油性マーカーも用意し、実験してもらいます。
まずはクレパスから…

北口さん:加藤浩次さんの「加」を書きます。

スタッフ:なんか…
北口さん:ぼやっとした字になってしまいます。

さらに、油性マーカーだと…

スタッフ:あー、壊れますね!
北口さん:ちょっともうダメかもしれない。

どっちも書けない…。それは、そうだという感じもしますが、
果たして「ソリッドマーカー」の実力は?

北口さん:こういう感じで…
スタッフ:わ!本当だ!
北口さん:見た感じも全然違います。

他とは比べ物にならないほど、ちゃんと書けてます!

しかも、水からあげて擦っても、落ちない!
これ、どういうことなんですか北口さん?

北口さん:「ソリッドマーカー」は、元々ペンキを固めてる。ペンキ自体がちょっと粘っこい。
スタッフ:ペンキを擦り付けるような?
北口さん:そういうイメージです。

そう、従来のペンの液体インクだと、インクが水中に溶けてモノに染み付かず、結果書けない。

一方「クレパス」だと、原料が油とロウと大量な顔料の粉なので、

水に定着するものが少なく、これまた、書けない。

ところが「ソリッドマーカー」のインクは、ペンキをドロドロにしたような、固体と液体の間くらいの特殊な素材。

なので、ドロっとした物体がものにへばりつく、結果、ちゃんと書けるってわけなんです。

「サクラクレパス」は…プロ向け文房具を作って…がっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:知らなかったな。

加藤さん:あっ!口紅の感じ。口紅塗る感覚っていうのはあってますか?
北口さん:あってます。原理的にいうと、口紅と近いです。
土屋(ナイツ)さん:ロケとかで無茶なところにサインを求められるときありますよね。壁とか鉄板屋さんのヘラとか。書けない時にこれいいですね。
山崎晴太郎さん:寒いところでもいけるんですか?冷凍庫の中だったりとか。
北口さん:実は、寒いところ向けの「ソリッドマーカー」が発売されてます。
山崎晴太郎さん:あるんですね。アイデアが足りなかったですね。

業界に革命!プロが大喜び!重さ30分の1のとんでもなく軽いメジャーが登場!開発秘話も大公開!

続いての儲かるプロ文房具を求めてやってきたのは、
ものづくりの街・新潟県三条市にある…

「新潟精機」という会社。

社長の五十嵐利行さん、こちらではどんな文房具を作ってるんですか?

五十嵐社長:弊社は60年以上、長さをはかるものから、温度計もあったり測定工具の製造・販売を行っております。

そう、「新潟精機」では定規やメジャーなどとにかくはかる道具を500種類以上販売!その売上げは…

五十嵐社長:まあ、そこそこ数十億円という規模になっております。計るものでがっちり!です!

そんな「新潟精機」さんでは、プロ向けの「測る道具」もいろいろ作ってます!

挟んで物の大きさを測る「ノギス」から、

面の水平さを測る「水準器」なんてものも。そんな中、今一番注目を浴びる「新潟精機」のプロ文房具が…

五十嵐社長:「スパイラルメジャー」。発売から4年、数で言うと5万個以上は。グッドデザイン賞も受賞してます。

「スパイラルメジャー」、パッと見は、カラフルで、かわいいですが、いわゆる普通のメジャーという感じもする。一体どの辺がプロ向けなんでしょう?

早速、使いこなすプロがいるという、大手ゼネコン「大成建設」の研修施設へ。

五十嵐社長もわざわざ新潟の本社から、千葉までお越しくださいました!

スタッフ:あれですか?そちら「新潟精機」さんのスパイラルメジャー?
豊野さん:そうです。
スタッフ:今なにをやっているんですか?
豊野さん:配筋写真を撮っているところです。
スタッフ:配筋写真?

配筋写真とは、その建物に、鉄筋がどれぐらいの間隔で入っているかを、コンクリなどで埋める前に撮影するもの!建設会社は必ずやらなきゃいけないものなんですが、これが結構、大変。

スタッフ:どこの工事現場でもやってることですか?
豊野さん:そうですね。1つの現場で全部で500枚くらい撮影してます。

豊野さん:大量に撮らないといけないので、コンパクトなメジャーがあると持ち運びやすくて助かります。
スタッフ:作業中すみません!こういう軽いメジャーがあると助かるんですか?
男性作業員さん:そうですね、普段重いものぶら下げてるんで。
豊野さん:私は3本ほど持ってます。
スタッフ:社長スゴいですね?
五十嵐社長::いやーありがたいことに。がっちり!

「スパイラルメジャー」はこの配筋写真撮影用に、大成建設の田中吉史さんからの依頼で「新潟精機」が作ったもの!

田中さん:10年前の姿は…これを持って。図面も手持ちしながらカメラもぶら下げて。

そう、以前はどの現場でも、こちらのでかい専用の定規と、カメラと、黒板を担いでいました。

豊野さん:これを全て持って、上の階まで上がっていきます。大変です。

それが今ではタブレットと「スパイラルメジャー」があれば、すんじゃう!

重さはこの定規と比べると、およそ30分の1!しかもコンパクト!

それでいて伸ばすとクニャクニャせず、ピンとなる。

両端にはマグネットがあり、これを使って固定できるので、垂直な部分にもペタっとつけられちゃう!

スタッフ:鉄筋に付くんですか?
豊野さん:はい、そうです。楽ですね。

しかし、この「スパイラルメジャー」、開発担当の眞保盛雄さんいわく、完成するまでが、とっても大変だったらしい。

眞保さん:大変でした。失敗は…50やそこらなんてもんじゃなかったですね。

使うプロの希望はとにかく軽くてコンパクト!眞保さんは、巻取り型のメジャーから、重さの原因であるケースとバネを無くそうと考えたんですが、そうすると自動で巻くことができずコンパクトにならない。

そこで眞保さんがある物を見てひらめいた!

眞保さん:ランニングするとき腕に巻く…いいの思いついたな~と思ってますよ。

そう!このワンタッチバンドを長くすれば、勝手に巻き取るメジャーを作れる!これで解決!!でも、さらに…

眞保さん:くっついちゃう!裏にもあった方がいいよね?ってはじまっちゃったんですよ。

マグネットの位置も試行錯誤しながら、およそ2年半かかってようやく今の形に完成!

眞保さん:安心します、これ出来たとき。

今まで工事現場中心に5万個を売り上げたんですが、今年中には生産体制を整えて一般への販売も!これはまだまだ伸びそうです!

「新潟精機」は…プロ向けのメジャーを作って…がっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:めっちゃ楽になったんじゃないですか。
山崎晴太郎さん:ピンポイントで解決しにいってるから、本当に痒い所に手が届いてますよね。
五十嵐社長:もうひとつメリットがあって、メモリの形が少し違うんです。

五十嵐社長:階段状に上がっていってるんです。普通のだと、老眼だと見ずらいのを見やすくしてます。
加藤さん:斜めにするだけでこんなに見やすくなるんだね。
土屋(ナイツ)さん:これはスゴいアイデア!

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