シェア95%のどら焼き機!ウォータージェット技術でなんでも切れる機械!海外からも視察が殺到するスゴイ機械を徹底調査!
今回のがっちりマンデー!は…「視察が殺到する、スゴい機械!」
「視察」…それは、スゴい工場や会社に行って、そのノウハウを直接学ぶこと。ということは、「視察」が集まるところには、きっと儲かるヒミツがあるはず!
そこで今回は、日本中の工場で視察が絶えない「機械」に注目!
するとやっぱり、スゴい儲かりを生み出すスーパー機械が、たくさんありました!
ドラえもんも大好き!あの国民的スイーツ「どら焼き」の95%を作る機械が、埼玉に!どら焼きの皮をヒョイっとひっくり返す技は職人芸!!
トルネードという名前の機械!みなさんがよく知るアレもコレも、この機械がないと仕上がらない!
視察が殺到するスーパーマシン。あっと驚く一瞬の技術満載です!
※以下、10月18日放送の書き起こしです。
埼玉県にシェア95%のどら焼き機!その技術はまさに職人技!
やってきたのは埼玉県にある…
「株式会社マスダックマシナリー」
お出迎えいただいたのは、増田文治社長!
スタッフ:マスダックさんはどういった会社なんですか?
増田社長:私どもは、食品加工機械を製造している会社でございます。
そう、マスダックマシナリーは、さまざまな食品を作る機械の老舗メーカー。では、視察が殺到してる自慢の機械、教えてください!
増田社長:スゴいロングセラーの機械があるんですよね。もう60年近くなります。
なんと、1960年から売れ続けている、超ロングセラーのスゴイ機械があるという!
増田社長:コロナ以前は週に6、7社は視察に来てますね。
それでは、社長ご自慢のロングセラーマシン、一体どんなモノなのでしょうか?
増田社長:こちら!全自動どら焼き機です。デパートの名店からコンビニエンスストアからスーパーマーケット、日本で作られているどら焼きは、95%以上、私どもの機械を使って頂いております。
なんとシェア95%!日本のどら焼きのほとんどを作ってる、その名もズバリ!「全自動どら焼き機」
これ一台で、美味しいどら焼きが最初から最後まで作れちゃうスグレモノ。一台4000万円!!このマシンを見に世界中の和菓子や洋菓子メーカーがわんさか!
どんどん、どら焼きが出来上がってますが、みなさん、どら焼き作りで一番大事なことは何か、分かりますか?
それは…
上と下の生地を、ぴったりあわせること!ズレたらどら焼きじゃなくなっちゃう!だから、どら焼きをぴったり作る工夫とこだわりが、このマシンに散りばめられているという…それでは早速見せていただきましょう!
まず最初は、生地を銅板の焼き板に落とす工程。ただポンポン流してるように見えますが…
ご覧ください。どれも、きれいにまん丸!しかもちゃんと同じ大きさになっています!
実はよくみると、生地を注入する部品が独特の動きをしているんです!生地の出るスピードや量をピタッと合わせているからこそできるワザ!
落とされた生地は 熱された銅板で片面だけ焼き上げます。上の面を軽く赤外線で炙ったら…
あらよっと!な具合で見事にひっくり返して、今度は反対側を銅板で焼く。もちろん、ひっくり返した時もくっつかないし、形も崩れない!同じ大きさに焼けた生地を上と、下になる方に分ける!
すると、下の生地だけベルトが持ち上がって餡を充填!ホイップなども充填したら…
今度は上の生地を吸い上げて、乗っけます。
そして最後は耳の合わせ。スゴい!ぴったり!よくみると、ベルトもクッション性が絶妙!こうしておいしいどら焼きの完成です!なんと1時間に2400個作れちゃう!
増田社長:すごいのは均一な焼き色、均一な形にするって事が難しいんです。
実はこのどらやき製造機、社長によると一番のこだわりのポイントは、意外なところにあるらしい。そのポイントとは…
増田社長:いっぱいこういう風に「位置決め装置」が付いてるんです。
よくみると、大事な工程の前に、少しだけ、どら焼きを押さえるような装置がついているんです!この位置決め装置で、細かい位置を少しコントロールしてるから、ズレなしで正確にピッタリにできるというわけなんです!
増田社長:しかも、これ内緒なんですけど、アルコールがちょっと、点滴されているんですね。
スタッフ:おさえるときに、つかないように。
増田社長:そうです。
スタッフ:それは言って大丈夫なんですか?
増田社長:私が言っていることそのままマネしても絶対うまくできませんから!
実はこのどら焼きマシン、海外ではパンケーキ製品を作るのにも使われ今までに大小合わせ1600台を販売!まさにメガヒットのスーパーマシン!
創業63年の老舗メーカー!見事なジャパンクオリティで今後も大注目です!
▼スタジオでお話を伺いました。
森永さん:同じように見えるんですけれども、どら焼きのメーカーによって、粉の成分とか微妙に違うんですよ。納入先によって細かい調整を全部きちんとやらないといけないんですよね。だからいつまでたっても需要は無くならないっていうことなんですよね。
進藤さん:海外でもこの機械は売れているんですか?
増田社長:はい。だいたい、30ヵ国くらいですね。例えば、日本の蒸しケーキとかを海外では、蒸しドーナツにするとかに変えてます。そうすると、健康にもいいし新しい食感だっていうことで売れてますね。
大手メーカも絶賛!どんな容器でも、ラベルをフィットさせる機械!
やってきたのは神戸にある…
「日本テクノロジーソリューション株式会社!」
お出迎えいただいたのは、岡田耕治社長!
岡田社長ご自慢の、視察が殺到しているすごい機械教えてください!
岡田社長:視察は、日に最低1、2件ですね。
スタッフ:それは、今もですか?
岡田社長:もうずっとです!今はコロナの影響でリモートとかで。
スタッフ:それだけ、スゴいって事ですか?
岡田社長:はい!
スタッフ:ちなみに、どんな企業が見に来られるんですか?
岡田社長:主に食品メーカーさんとか、化粧品メーカー、医薬品メーカー、トイレタリーとかですね…使ってるメーカーは、結構有名ですよ。内緒ですけどね。
洗剤や飲料、化粧品まで、様々な一流メーカーが視察!かなり売れてるらしい。
岡田社長:だいたい、一台500万円ぐらい。年間100台売れてる感じです。
500万円で年間100台ということは、毎年5億円が売れてる!これはスゴい!
スタッフ:どんな感じですごいんですか?
従業員さん:一瞬でマジックが見られます。
スタッフ:これは、惹かれますね。
従業員さん:じゃ、そろそろ見にいきましょうか?
社長も早く見せたくてしょうがない、一瞬でマジックが見られるマシンとは…?
岡田社長:こちら!視察が殺到するすごいマシン、その名も「熱旋風式シュリンク装置トルネード」です。
しかし、思ったより大きくもないし…そもそも、どの辺がトルネードなんでしょうか?とにかく、機械を動かしてもらいましょう!
岡田社長:では、流しますんで…
あれ?何やらトンネルのようなところを、パッケージのようなものが流れてきて…
お!!容器にピタリとくっついた!これは!?
岡田社長:いろんなペットボトル、瓶、缶にフィルムを付ける機械です。
そう、視察が殺到する機械「トルネード」は、容器に包装フィルムを、一瞬でくっつけちゃう機械!実際にこの機械を使ってるメーカーがたくさん!!
スタッフ:え?これ全部ですか?
スタッフ:バスマジックリン、ファブリーズ、ジョイもある。
よくみるお馴染みの商品がずらり! すごいのは、どんな素材・形の容器でもキレイにピタッとつけられるという事!
岡田社長:フィルムがずれたりデザインがブレたり、そういうことが全くおこらない。綺麗な仕上がりの機械になります。
ドレッシングの容器も…カンだって、ビンだって…しかも絵柄やデザインがずれたり、崩れることが、一切ない!
ためしに方眼のラベルでくっつけてもらうと、線がきれいにまっすぐ!どんな商品にも美しい包装ができるということで、売れに売れてる、まさにがっちりなマシンなんです!
一体どうやってくっつけているのでしょうか?社長がそのヒミツを教えてくれました!
岡田社長:トルネードのすごいヒミツ①!
4方向から熱風を一気に吹いているんですね。なので、シワなくキレイにできる構造になってます。
スタッフ:いっぺんに風があたるってことですか?
岡田社長:そういうことです。
実は4方向から熱風を回しながら当てているんです!だから、すべての方向から均等に力を加えることができ、ピタリと貼り付ける事が可能なんだとか。
岡田社長:トルネードのすごいヒミツ②!
熱源が上にあるので、そこに戻して、熱を循環させてるんですね。なので、風の流れを一定化しているのでちゃんと当てたいところに当たるということなんです。
熱を循環させるから、熱ムラもできないので、フィルムが崩れる事なく、デザインもシワなくぴったりな仕上がりに!
岡田社長:これが売れてます!
元々はブラウン管 検査機器の会社。でも、それではこの先食ベていけない!と社長はいろんな業界を視察、包装機械に目をつけたんです!
岡田社長:業界的には非常に伸びてましたし、今後もエコな包装として伸びるんじゃないかと思いましたので。
そこで、これから需要の伸びそうなフィルム包装を研究!なんと研究開始からわずか3ヶ月で現在のトルネード方式を思いついたんだとか!
自分が視察して見つけたフィルム包装で、視察が殺到する大ヒットマシンの開発に成功!これまでに1000台販売して今後もかなりがっちりな予感!
トルネードなら、どんな容器にもフィルムががっちり!
▼スタジオでお話を伺いました。
森永さん:創業者のお父さんはブラウン管の検査をやっていたんです。そこを大転換したっていうあの発想力は、すごいですよね。あの仕組みは、どうして閃いたんですか?
岡田社長:台風がちょうど、来てた時にですね、台風の目にはあまりエネルギーが掛からないのに、周りはすごいエネルギーが出てると。これをちょっと利用したらいいんじゃないか、という風に思ったんです。
真鍋さん:他の企業に真似されたりとかは?
岡田社長:ノウハウがすごくたまりましたんで、ガワは真似されてもソフト面は真似されないっていう話です。
飛行機、自動車部品に大活躍!ウォータージェット技術でなんでも切れるスゴい機械!
やってきたのは富山県滑川市ある…
「株式会社スギノマシン」
どんなものを作っている会社なのか、三辺征夫部長に話をお伺いしました。
三辺部長:例えば、航空機の中に使用されている部品加工。そこに我々の技術が用いられております。
自動車や航空機のなど、部品加工用の産業・工作機械を作り年商380億円!そんな超がっちり企業のスゴ技マシンとは?
三辺部長:コロナ前でしたら、視察は多い時に1日50〜60人の方が来てらっしゃいました。
海外からも視察に来ていたというマシン。一体どんなものなのでしょうか?
三辺部長:こちらが視察が殺到する機械「ウォータージェットカッタ ヴァルナ」です。超高圧の水を使ってなんでも切っちゃう機械です。
「ウォータージェットカッタ ヴァルナ」お値段2000万円から。超高圧の水の力でなんでも切っちゃう、という切断加工マシン。
実際に3ミリのアルミ板を切っていただきました!
確かに切れてる切れてる!なんとノズルの先から出る水の威力は、最高6000気圧。一番深い深海でもおよそ1100気圧だから、とんでもない圧力。そして水のスピードは音速の3倍、時速でいうとおよそ3700キロ!想像もつきません!
切断面は、指でさわれるくらい、滑らかにすっぱり!
三辺部長:今回まっすぐ切りましたけども、これではお仕事になりませんので、実際にはいろんな形に切ることができます。
お次に見せてくれたのが…
あれ、今度は曲線に切ってますね。何かの形になってますが、みなさんわかりますか?
三辺部長:富山県の名産ホタルイカです。例えば、レーザー加工機だと熱影響を及ぼしてしまうと、真っ黒に焦げたりするんですけど、水は一切そんなことありませんし、何よりも母材を傷めないということですね。
実はこのウォータジェットカッタ、水で切断するので、熱で素材を傷めずに切断・加工ができる!だから自動車や飛行機など精密さが求められる部品製造に、このウォータジェットカッタが引っ張りだこ!しかも、金属、特殊樹脂、セラミック、ゴムなどなんでもござれ!
柔らかいカステラだって…
スタッフ:きれいなハート!全然湿ってない!
超高速で水を噴射しているから、水が残らず、表面も濡れません!それだけ威力がすごいんですが…
そのヒミツがこちらのポンプ!
三辺部長:簡単に言いますと、注射器の強力なものと思ってもらえれば。押し込む力をめちゃくちゃ強くしているわけです。めちゃくちゃ強い力で押すことで、めちゃくちゃ高圧の水が発生するということです。
実は、超高圧にするための難しさは押す力よりも、耐久性にあり!いくらパワーが出せても機械が壊れてはどうしようもない。そのため、超頑丈な構造や形状に設計されているんだとか。
三辺部長:加工形状工夫することで安定して、長時間使えるものになってます。
もちろんノズル部分も頑丈な構造に計算され、中にはダイヤモンドも使用!
自主開発で培ったこのウォータジェット技術は切断だけでなく…様々な分野で大活躍しているんです!
機械部品加工で発生する切りくずを洗浄したり、工事現場でコンクリートを削り取ったり!
スギノマシンの視察が殺到する機械は世界中でがっちりと活躍しています!
スギノマシンはウォータージェットでがっちり!
▼スタジオでお話を伺いました。
真鍋かをりさん:カットだけじゃなくて、水圧調整すれば、色んな目的に使えるってことですよね?
森永さん:例えば、道路とかを修繕するときも、強さで何を落とすかっていうの決められるんですよ。鉄筋だけ残してコンクリート吹き飛ばして修繕するっていうこともできるんですよね。
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