〜迷宮入り〜自分周りの未解決事件簿


めいきゅう‐いり【迷宮入り】

犯罪事件で、犯人不明のまま捜査打ち切りとなること。お宮入り。


皆さんの身近にはありますでしょうか、個人的な迷宮入りの事件。僕の中だけで抱えていてもしょうがないのでここで発散したいと思います。

詳細な説明とかは面倒くさいのでぼかしたり、多少のアレンジがあることは許してほしい。根幹は真実です。

以前働いていた職場での話。

自分のしていた仕事は主に2つに分けられる。ある日は事務仕事。ある日は現場仕事。その週によってやっている内容が大きく変わる。事務仕事の週は非常に楽ちんで、メールチェックして案件のチェックして営業先と連絡とったり、他の人の作業手伝ったり、電話番したり(これは普通に嫌)と言った形で基本的には室内。

現場仕事の日は、現場に向かい職人さん?に指示出したり、時には一緒に炎天下で仕事したりした。めちゃくちゃ嫌だった、死ぬほど嫌だった。本当に死にそうになったこともあるけど今回の話とは逸れるのでまたいつか。

そんで迷宮入りの話ですが、それが起こるのは決まって現場仕事の日。
しんどい仕事ではあったが、よくしてくれる職人さんにAさんという人がいて、お昼になると自分と先輩をお昼ご飯に連れていってくれた。

職場の近くに魚系の定食屋さんがあって、そこでご飯を奢ってもらうのが定番になっていた。
色々な話をしたが基本的には、Aさんと先輩が仕事の話をしていることが多く自分は聞き役に回っていることが多かった。


先輩は多くの職人さんたちとの繋がりがあったので、初めて会う人の名前を紹介してくれた。たいていの場合はその時点で〇〇さんよろしくお願いします。みたいな形で挨拶してたが、Aさんに関してはヌルっと紹介もなく自分は知り合ったので正式な紹介がなかった。そのせいでかは分からないが、先輩との会話でそのAさんの名前が出てくるのだが、何回聞いても聞き取れない。名前でなく音としてしか認識されない状態であった。

みなさんにその"音"を聞いてもらいたい。

すみません、音声データの貼り付け方がよく分からなかったのでこんな感じです。


それで、聞き取れましたか?自分的には「うぉんよう」みたいな音として認識していました。

とはいえ自分の中でその音が聞こえた=Aさんなので問題ないっちゃなかったのですが、
なにかの話の流れで先輩と話している際
わい「さっき現場で職人さん(Aさん)にこんなこと言われたんですよ〜」
先輩「職人さんってどの?」
わい「…」

詰みです。自ら見えている地雷に飛び込んでしまいました。やってしまった!阿呆かと自分を責めましたが、仕方がありません。ここで初めてその聞こえてきた音をアウトプットする機会が来たのです。
僕は勇気をふりしぼり

「○!※□◇#△さんです!」

と恐る恐る伝えると先輩は

「あ〜、○!※□◇#△さんね」

…なぜか伝わってしまいました。
むしろここで伝わらずに正しい名前が聞けたらそれはそれで良かったのですが、それも叶わずなんともトリッキーな会話になってしまいました。

タイトルにもある通りAさんの名前は分かりません。未解決。迷宮入りです。ですがここで終わっても締まらないので僕なりに考えたAさんの名前に関する仮説をいくつか紹介していこうと思います。

仮説① 日本人ではない説
Aさんは顔立ち、そして喋り方含めても全く違和感がありませんが、例えば日本国籍ではない若しくは名前が日本的なものでなかったために、僕の中で名前と認識できなかったのではないか?というもの

仮説② その名前は名前でなくあだ名
これに関しては、明らかに音を聞いても名前っぽくないことを考えるとその呼び名は特異なあだ名であった為に、認識できなかった可能性がある。前述の通りAさんに関してはちゃんと紹介されなかったという点も含めてありえない話では無い。

仮説③ そもそも先輩もAさんの名前を認識できていない
僕がAさんの名前を伝えた際に何故か伝わってしまったのは先輩も音として名前を認識していたからではないかという説。これに関しては信憑性が低いが可能性として持っておきたい。

仮説④ そもそもそんな人はいない
トンデモ仮説ではあるもののないとは言いきれない。
当時自分はこの仕事が嫌すぎてかなり病んでいたこともあるため、嫌すぎて自分が作り出した幻想=優しいAさんなのかもしれない。この仕事は当然もう辞めているので調べる術もないので100パー無いとは言いきれない点で採用しました。


以上4つの仮説を出しましたが、所詮仮説に過ぎません。もし読んでくれた方の中にAさんと同じ名前ではないかと思う方がいましたら わたくしまでご連絡ください。他にも仮説などございましたらコメントよろしくお願いします。

長くなってしまいましたので今回はここらで失礼いたします。

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