ドイツでのアルバイト経験
こんにちは、gacchiです。
今日は1月から続けているドイツでの日本食レストランのアルバイトで経験したこと・感じたことを少し書いてみようと思います。
そもそも始めたきっかけとしては、「旅行もたくさんしたいし、奨学金ももらっていないからお金貯めるためにもバイトしたいなぁ」という気持ちと「海外で働く経験をしてみたいな」という気持ちがありました。その時に現地で知り合った日本人の先輩から「今働いているところ、少し人数足りていないからよかったら働かない?」と声をかけてもらったことで働かせてもらうことになりました。(こういったところから、留学先での日本人のコミュニティはすごく大事だなと感じます。)
そこで実際に約4か月ほど働いてみて、日本との違いがたくさんあり、とても刺激的な毎日を送れています。
①お客さんとの関係性が本当にフラット
まず感じたことは、お客さんと店員の関係性が日本とはレベルが違うくらいフラットです。日本の飲食店では「客=神」として常に従順でいないといけないと思いますが、今働いているところでは全く違います。
これはほかの国でもそうですが、お客さんが来たら"Hallo"から始まり、変えるときにはお互いに”Schönen Tag noch(良い一日を!みたいな挨拶)”を言い合うのが通常です。日本だと店員さん側だけが言うというのがよく起こると思いますが、ここではお互いのコミュニケーションが大切な気がします。
また双方向のコミュニケーションの機会もすごく多くて、お客さんが待っている間レジの前で他愛のない話をしたり、美味しい日本食の話をしたり、食べ終わった時にはお客さんから「これほんとに美味しかった!ありがとう!」という声も毎回のようにかけてもらえます。
店員のことも一人間として認識し、対等な立場で話してもらえる環境がドイツにはあるなと感じました。
②チップをもらえたとき結構うれしい
ドイツではアメリカよりかは少ないものの、チップ代も支払う文化があります。だいたい合計金額の10%あたりの料金を「チップとしてもらってください」みたいな感じで言ってくれます。
最初働き始めたときは、チップに全く慣れていなかったので、せっかく「チップです」と言って渡してくれた分も反射でおつりとしてそのまま返してしまうこともありました。ただ、仕事に慣れていくにつれて、チップをもらえることの喜びが分かるようになってきました。(このまま日本に帰るとちょっと大変ですよね。笑)
頑張った分だけ評価される制度はすごくいいなと感じます。
また、自分が丁寧に接客した分だけチップの量が増えるので、相手の自分に対する感じ方が目に見えるのも個人的には良いなと感じました。
③日本みたいに怒鳴る人とかいない
ドイツのレストランではたとえミスをして20分待たせてしまうようなことがあったとしても、一切怒号が飛んでくることはありません。時間がないお客さんは「キャンセルします」ということもありますが、基本「全く気にしないでもいいよ」と言ってくださることが多いです。また時間がかかっているときに「順番にやってるから」というと納得してくれます。(日本だととりあえず謝るしかないです。。笑)
日本だとちょっと遅れたり、失礼な感じで接客すると大きい声で叱られることもしばしばあるかと思いますが、ドイツではそういうことはないのが魅力的です。
④お客さん同士ですぐ仲良くなる
料理の待ち時間や、先に食べている料理を見て美味しそうだったのか、「何食べているの?」と質問したり、「これ美味しいから食べて」というような宣伝をしていきながら、いつの間にか一緒にご飯を食べているようなお客さんもいました。
日本で隣のお客さんとすぐに打ち解ける、というようなことはあまり考えられないですよね。店員との関係だけではなく、お客さん同士の関係もすごく近くて「食事だけではなく、人とのつながりを楽しんでいる」と感じました。(人とのつながりを大事にする、という点はこういった場面だけではなく、日常生活の中でたくさんあふれているなと感じます。例えば昼食を食べるときはいつも誰かと一緒、遊ぶ時もボウリングとかというより一緒にカードゲームをメンザでしたり、カフェに行ってお話をしたり、家でクッキングしたり、というように誰かとコミュニケーションをすることがドイツ人にとって日本人よりとても大切なような気がしました。)
日本ではなかなか味わえない経験が今できていると思うので、残りの時間も大切に過ごしていきたいと思います。
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