3月21日は「ランドセル」の日

ランドセルって必要か?

値段はピンキリだが、安くて2万。高くて6万〜10万するものもある。バカじゃないの?って思う。2万あれば吉田カバンが買えるじゃないか。ランドセルに6万とか正気の沙汰じゃない。大人になった今でもそんな高いカバン、買ったことないぞ。こういうのを分不相応と言うのだ。

ぼくは、「一生に一度だから」という言葉で、人の心に付け込むような商品やサービスが大嫌いだ。最も憎むべきは結婚式だが、ランドセルも同じ臭いがする。大人の癒着臭がプンプンするのだ。そもそもランドセルは軍用だったはず。小学生になったら小学生の間でしか使えないランドセルを買わなくてはならないなんてどういう理屈だ。

しかし、クラスメイトがみんなランドセルを持っていたら、自分の子どもにだけランドセルを持たせないわけにはいかないだろう。何も分からない子どもに、ぼくのような大人の親の価値観を押し付けるのは間違っているのは分かる。そういう前習えな強制力によって、ランドセルを買う大人も多いことだろう。ランドセル市場が崩壊するので、国からは言えないと思うが、こういう無駄な常識は淘汰されるべきだ。

そのためには、ランドセルはイケてない。吉田カバンのほうがイケてる。みたいなプロモーションをするべきだ。以前、ズーイー・デシャネルがランドセルをKAWAIIと言って背負っている写真がバズったが、正直、変だったよね?みんなそう思ったよね?昔の篠原ともえしかり、どこがおしゃれなの?って心の奥では思ってるよね。あれって、子どもが減って苦況に陥ったランドセル業界の広告プロモーションだと思うんだよなぁ。その逆をやるべきなのだ。

ランドセルに10万はらうなら、吉田カバンに10万はらおう、と小学生、中学・高校生、大学生と、3万円の新しいバックに次々とチェンジしていくようなパックがあったら、そっちのほうが絶対いいと思うのだ。吉田カバンじゃなくてもいい。八九寺真宵ちゃんのようなリュックもKAWAIIよね。

ただ、ランドセルには格差を見えにくくする役割もあると思う。金持ちの子どもも、金なしの子どもも、劣等感を感じることなく同じ(に見える)ランドセルで育つことができる。これは結構、大事なことだと思うので、簡単な話ではない。1万円のランドセルもあるにはあるので、それをみんなが使う社会になれば、それはそれで分相応だと思う。

3月21日は「ランドセル」の日

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