エヌビディア CPU市場でも先端技術でイノベーションを
Nvidia {NVDA}
-4/12に開催されたGPU Technology ConferenceにてArmプロセッサーを用いた初のデータセンター向けCPU・Graceの製造・開発を発表。
-Graceはマシンラーニングや自然言語処理に用いられ、x86 CPUベースのDGXを基盤としたシステムよりも処理速度はx10ほど早い。
-製品の発売は2023年にローンチを予定しており、5nmプロセスで製造される見込み。初期段階において販売先の多くは既存顧客(Amazon、Microsoft、Googleなど)向けが主。
-また、クラウド、HPC、エッジコンピューティング、PC向けでArmの技術を活用しコラボレーションすることを発表。
-その一環としてAmazonの次世代プロセッサー・AWS Graviton2にArmベースの新型GPUが用いられる見込み。
-AWS Graviton 2は従来よりも低コスト、ゲームストリーミング機能の向上などが促され、2021年後半から提供予定。
-HPC向けではArm HPC Developer Kitの提供を発表。Arm CPUに対応した開発キットも提供され、ArmベースのCPUを利用したディープラーニングの学習がより利用しやすくする。
-エッジコンピューティング向けではMarvell (MRVL) とコラボレーションを行い、OCTEON DPUとGPUを統合することでクラウド、エンタープライズ向けのエッジアプリケーションでの活用を目指す。
-PC向けではMediaTek (2454) とコラボレーションを行い、Chromium、Linux、Nvidia SDKを支援するリファレンスプログラムを共同で開発。
-22/1期1Q暫定売上高は従来予想の$5.30bilを上回って着地する見込み(コンセンサス予想 $5.32bil)。幅広いエンドセグメントで強い状況が続く、従来の会社予想を上回っている。
-2021年を通して需要が生産を上回ることを会社側は想定。
-データセンター向けでもビジビリティの強い状況が続いており、AIを活用した幅広いサービスの需要が拡大する中で、クラウドサービスプロバイダー(CSP)のプラットフォームを活用する企業が年を通して増えることを会社側は想定。
-NVidia EGXプラットフォームが下半期にかけてエンタープライズ、エッジ向けに売上を伸ばすことを想定。
-マイニング専用GPU「CMP」の1Q売上高見通しを$50mil → $150milに上方修正。
-NvidiaによるCPU分野への参入によって、AMD、Intel (INTC) は嫌気され大幅安。
-Nvidiaについてはデータセンター向けの回復確度が気にされていた中で1Q売上が従来予想を上回り、前向きなコメントを示した事が好感された。