3月22日好決算銘柄 ZIM DSP
ZIM Integrated Shipping Service {ZIM}
- 2021/1にIPOしたイスラエル地盤の海運会社。
- 稼働船舶数は100隻。船舶は全て用船契約を締結しておりアセットライトなビジネスモデルで運営。
- それに加えてデジタル化に注力しており、独自の技術を活かした運営によって業界の中で最も配達スケジュールがOn timeであることに定評。
- eコマースの普及を背景に昨今ではeコマース業者に対しての新サービス・ZIM eCommerce Xpress (ZEX)の提供を開始。同サービスでは中国⇔ロサンゼルス、中国⇔オーストラリア間での高速輸送ネットワークを提供している。
- 20/12期4Q決算発表では、売上高YoY+64%、$1.36bil(予想$1.26bil)コンセンサス上振れ、上限予想$1.36bilとインライン。
- 調整済みEBITDA $531.3mil(予想$501.2mil)コンセンサス上振れ、上限予想$505.6milを上振れ。
- コンテナ輸送料はYoY+50%。米小売業界の在庫水準は過去28年間で最低水準にあり、在庫積み増しの動きが強まる中で、輸送料の高止まりは少なくとも2022年までは継続すると会社側はコメント。
- 21/12期ガイダンス $1.40bil - $1.60bil(予想$1.36bil)コンセンサス上振れ、上限予想$1.62bilは未達。
- 業界最大手のデンマーク・A.P.Moller-Maersk (MAERSKB.DC)は2021年の海運需要はYoY+3-5%増を見込んでいるとコメント。
- 株価こそ利益確定売りに押されているが、海運業界のファンダメンタルズは引き続き堅調と認識。
- 日系企業では商船三井(9104)、川崎汽船(9107)、日本郵船(9101)にインプリ。
Viant Technology {DSP}
- 2021/2にIPO。広告会社向けにプログラマティック広告を打つためのソフトウェアをクラウドベースで提供するアドテクノロジー企業。
- プログラマティック広告はインターネット広告の広告枠を自動的に買い付けるプロセスであり、米国におけるディスプレイ広告の8割をプログラマティック広告が占める。
- eMarketerによると米国・プログラマティック広告の市場規模(TAM)は2018時点では$65bil、2022には$140bilに達する見込みであり、米広告支出の48%をプログラマティック広告が占める見込み。
- 主な競合他社はTrade Desk (TTD)。
- 20/12期4Q決算発表では、売上高$56.5mil(予想$48.6mil)コンセンサス上振れ、上限予想$55.7milを上振れ。
- 調整済みEBITDA $15.6mil(予想$14.5mil)コンセンサス上振れ、上限予想$15.2milを上振れ。
- 21/12期1Qガイダンスは、売上高$38.0mil - $38.5mil(予想$34.1mil)コンセンサス上振れ、上限予想$40.4milは未達。
- 調整済みEBITDA $2.5mil - $3.5mil(予想$0.5mil)コンセンサス上振れ、上限予想$0.5milを上振れ。
- 21/12期通期ガイダンスは、売上高$194mil - $200mil(予想$178.1mil)コンセンサス上振れ、上限予想$212.5milは未達。
- 調整済みEBITDA $22-25mil(予想$24.0mil)コンセンサス上振れ、上限予想$26.3milは未達。
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