3月16日 好決算銘柄 FUTU JBL CRWD LEN COUP
Futu Holdings {FUTU}
- 中国で急成長しているオンライン証券「富途証券」の親会社。創業者はテンセント出身者。
- 富途証券はFutubull、Moomooといった2つの株取引アプリを個人投資家向けに提供。Futubullは中国版ロビンフッドとの異名を持つ。
- 富途証券のユーザーは中国本土株(A株)ではなく、香港市場で取引されている銘柄に投資できるようにしていることが差別化に繋がっている。
- 中長期的には外国株の取り扱いを拡充することで、海外売上高比率を1/3にまで拡大させることを目指す。
- 20/12期4Q売上高YoY +281.6%、HK$1.186bil(予想HK$1.01bil)コンセンサス上振れ。
- 株式手数料収入はYoY +HK$718.3milと大幅増を記録。株式売買高の65%は米国市場にて行なわれており、今期からCME先物商品やFTSE China A50先物の取り扱いも開始。
- 金利収入はYoY +163.2%、HK$336.9mil。香港IPO市場の活況による信用取引や株券貸借ニーズの高まりが金利収入の増加を牽引。
- 調整済み純利益YoY +11.1倍、 HK$532.5mil(予想HK$444.7mil)コンセンサス上振れ。
- 総ユーザー数YoY +58.6%、1190万人、収益化ユーザー数YoY+160.5%、51.7万人。
Jabil Circuit {JBL}
- 米EMS(電子機器受託生産)大手企業。セグメントでは電子機器受託サービス(EMS)と多様化製造サービス(DMS)の2つを運営。
- 主な顧客はアップル、シスコシステムズ、HP、ワールドライン、J&J、エリクソン、ネットアップ、ソーラーエッジ、テスラなど。
- 売上高構成比率ではDMSが53%、EMSが47%。
- 21/8期2Q決算発表では、売上高YoY+11%、$6.83bil(予想$6.57bil)コンセンサス上振れ、上限予想$6.71bilを上振れ。
- EPS $1.27(予想$0.95)コンセンサス上振れ、上限予想$0.98を上振れ。
- DMS事業売上高はYoY+26%、$3.6bil。幅広い最終需要での状況が改善しており、特にヘルスケア、自動車、モビリティの引き合いが強い。
- EMS事業売上高はYoY-1%、$2.84bil。
- 21/8期3Qガイダンスは売上高$6.6bil – 7.2bil(予想$6.30bil)コンセンサス上振れ、上限予想$6.51bilを上振れ。
- コアEPS $0.90 - $1.10(予想$0.93)コンセンサス上振れ、上限予想$1.01。
- 21/8期通期売上高、EPSガイダンスを上方修正。売上高$27.5bil → $28.5bil(予想$27.59bil)コンセンサス上振れ、上限予想$27.88bilを上振れ。
- 日系企業での競合他社はシークス(7613)。JBLの自動車・モビリティ分野での好調は、日系・欧州系メーカー向けの車載EMSに強みを持つシークスにもポジティブなインプリ。
Crowdstrike {CRWD}
- クラウドベースのエンドポイントセキュリティを提供。複数の機能性を持つモジュールをシングルエージェント、シングルクラウドで展開できることが強み。
- 21/1期4Q売上高YoY+74%、$264.9mil(予想$250.6mil)コンセンサス上振れ、上限予想$260.6milを上振れ。
- サブスクリプション収入はYoY+77%、$244.7mil。
- EPS $0.13(予想$0.08)コンセンサス上振れ、上限予想$0.14は未達。
- 年間経常収益(ARR)YoY+75%、$1.05bil。4Qに追加されたARRは$142.7mil。
- 4Qに新規で獲得したサブスクリプション顧客数は1480社、合計顧客数は9896社に到達。
- 4つ以上のモジュールと契約をしている顧客数は63%、5つ以上は47%、6つ以上は24%(それぞれ、前期は61%、44%、22%)。
- 22/1期1Q売上高$287.8mil - $292.1mil(予想$267.8mil)コンセンサス上振れ、上限予想$282.6milを上振れ。
- EPS $0.05 - $0.06(予想$0.05)インライン、上限予想は$0.10。
- 22/1期通期ガイダンスは売上高$1.310bil - $1.320bil(予想$1.21bil)コンセンサス上振れ、上限予想$1.28bilを上振れ。
- EPS $0.27 - $0.30(予想$0.32)コンセンサス上振れ
- 4つ以上のモジュールと契約している顧客数が順当に増加傾向を辿っていることはポジティブ。
- 今後も同様のペースで1顧客当たりのモジュール購入数拡大が売上を牽引する見込み。
Lennar {LEN}
- Lennar、CalAtlanticグループブランドで1世帯用のタウンハウスおよび戸建て住宅を提供する大手デベロッパー。販売している住宅の価格は平均$400,000とアフォーダブルなものが多い。
- 21/11期1Q売上高YoY+18%、$5.33bil(予想$5.13bil)コンセンサス上振れ、上限予想$5.33bilとインライン。
- EPS $2.04(予想$1.71)コンセンサス上振れ、上限予想$1.84を大幅に上振れ。
- 住宅販売粗利益率 25.0%(予想23.1%、前年同期の20.5%から向上)コンセンサス上振れ。
- 新規受注高YoY+26%、15,570戸(予想YoY+15.2%)コンセンサス上振れ。
- 2Q受注高 16,500 – 16,700戸、出荷予想14,200 – 14,400戸(予想14,530戸)コンセンサスやや下振れ。
- 住宅販売粗利益率 25.0%(予想23.4%)コンセンサス上振れ。
- 21/11期通期ガイダンスでは、住宅販売粗利益率予想を23.8% → 25%に上方修正(予想23.8%)コンセンサス上振れ。
Coupa Software {COUP}
- クラウドベースの支出管理プラットフォーム(BSM)におけるリーディングプレイヤー。企業における調達プロセス、請求、経費支払などを円滑化するために使われており、それに加えて支出分析、戦略的ソーシング、契約管理、派遣労働力管理、サプライヤー管理などといった付随サービスも提供。
- 売上の80%はAccenture、デロイト、KPMG、PWC、Capgemini、Wiproなどのコンサル・システムインテグレーター経由で創出。
- 決済プラットフォーム・Coupa Payも展開。企業間(B2B)決済におけるワンストップソリューションも提供。
- Coupa Payを除いた潜在的市場規模(TAM)は$56bilと会社側は推計。
- 21/1期4Q売上高YoY+47%、$163.5mil(予想$145.9mil)コンセンサス上振れ、上限予想$150.7milを上振れ。
- 22/1期ガイダンスは売上高$675mil - $678mil(予想$662.7mil)コンセンサス上振れ。
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