ウェルズファーゴの決算発表について
Wells Fargo {WFC}
-米国最大の商業銀行の一角。米国全土で7000万人超の顧客を有しており、米国最大の住宅ローンプロバイダー、対面のフルサービスブローカレージとしてプレゼンスを誇る。
-2016年の不正営業問題で当局から処分を受けており、リスク管理やガバナンス改案策がFRB当局者から認められるまでは資産規模を2017年末の水準に制限するという規制を受けている。
-21/12期決算発表ではでは、総営業収入 $18.06bil(予想$17.52bil)コンセンサス上振れ、上限予想$18.12bilは未達。
-EPS $1.05(予想$0.71)コンセンサス上振れ、上限予想$1.00を上振れ。引当金差し戻し金額は$1.6bil、EPSに対する寄与度は+$0.28。
-純金利収入 $8.80bil(予想$9.02bil)コンセンサス下振れ。非金利収入 $9.27bil(予想$8.56bil)コンセンサス上振れ。
-商業銀行業務は住宅融資(YoY+6%)を除いて軒並み苦戦。その一方で株式・債券引受の好調が支えとなった。
-純金利マージン(NIM)2.05%(予想2.10%)コンセンサス下振れ。
-クレジットカード決済高 YoY+6%。
-学生ローン事業売却の第1フェーズを開始、残存分の売却は4月に完了。
-Wells Fargo Asset Management、信託サービス事業の売却を1Qに発表済み。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?