3月17日好決算銘柄 CTAS FIVE UPST SMTC
Cintas {CTAS}
- 米国最大のユニフォームレンタル会社。様々な業種で従業員が着る制服や付随衣服のレンタルが売上の80%を占める。残りの20%は救急キット、ウォータークーラーなどのFirst Aid & Safetyサービス。
- 21/5期3Q決算発表では、売上高YoY-1.9%、$1.78bil(予想$1.75bil)コンセンサス上振れ、上限予想$1.77bilを上振れ。
- EPS YoY+9.7%、$2.37(予想$2.22)コンセンサス上振れ、上限予想$2.31を上振れ。
- オーガニック売上高はYoYで横ばい。ユニフォームレンタル・ファシリティ事業のオーガニックグロースは横ばいだが、First Aid & Safety ServiceはYoY+17.7%。
- OPマージン 18.4%(予想17.9%)、前年同期の17.4%から改善。
- 21/5期4Qガイダンスは、売上高$1.80bil - $1.83bil(予想$1.81bil)インライン、上限予想$1.88bil。
- EPS $2.20 - $2.40(予想$2.18)コンセンサス上振れ、上限予想$2.39。
- ガイダンスは追加的な自社株買いや、COVID-19による影響悪影響は考慮していない。
- ユニフォームレンタル市場の規模は$39bilと推計されているが、COVID-19の影響によって大きく需要が落ち込んでいた。
- そんな中でFirst Aid & Safetyサービスの好調がユニフォームレンタル市場の低迷をオフセットしているが、今後はリオープニング期待と両セグメントでのクロスセルに期待。
Five Below {FIVE}
- ディスカウント小売大手の一角。全ての製品を$5以下で販売。
- ティーン層に訴求するような製品(宝石、アクセサリー、ノベルティTシャツ、スポーツウェア、スマホアクセサリ)を主に手掛けている。
- 売上高構成比率では、50%が家電、関連アクセサリー、30%がアパレル製品、20%がキャンディ、飲料、グリーティングカードなどのパーティーグッズ。
- 21/1期4Q売上高 YoY+24.9%、$858.5mil(予想$839.3mil)コンセンサス上振れ、上限予想$841.7milを上振れ。
- 既存店売上高 YoY+13.8%(予想YoY+11.0%)コンセンサス上振れ。
- 新規出店は2店舗。店舗総数は1,020店舗に拡大。21/1期通期の出店店舗数はYoY+13.3%。
- 中長期的な出店店舗数は2500+店舗に増やしたい意向。
- 在庫水準は$281.3mil(YoY-13.2%)。
- 22/1期1Qガイダンスは、売上高$540mil - $560mil(予想$442mil)コンセンサス大幅上振れ、上限予想$501.6mil。
- EPS $0.56 - $0.68(予想$0.40)コンセンサス上振れ、上限予想$0.60。
- 日本ではパルグループ(2726)が運営する、3コインズが似たような業態でビジネスを展開。
Upstart {UPST}
- クラウドAIを活用した融資プラットフォームを提供。パートナー企業に対してAI通じた融資審査のソリューション提供が主。
- 同社のプラットフォームを通じて申請された融資の71%が即時に審査されている模様。
- 20/12期4Q決算発表では、売上高$86.7mil(予想$73.7mil)コンセンサス上振れ、上限予想$73.8milを上振れ。
- 調整済みEBITDA $15.5mil(予想$6.0mil)コンセンサス上振れ、上限予想$6.7milを上振れ。
- 調整済みEPS $0.07(予想$0.01)コンセンサス上振れ、上限予想$0.06を上振れ。
- 2/16の13Fファイリングにてサードポイントが同社株の新規保有を発表(1340万株)。
- 決算発表と同時に自動車ローン分野でソリューション提供を行っているProdigy Softwareの買収を発表。金額は現在非開示、買収は2Qを予定。
- 21/12期ガイダンスは、売上高$500mil(予想$358.4mil)コンセンサス上振れ、上限予想$365.3milを上振れ。
- 調整済みEBITDA予想は10%。
Semtech {SMTC}
- ハイエンドアナログ・ミックスドIC半導体のプロバイダー。
- 子会社・LoRA TechnologyはIoT向けWANテクノロジーの特許を有する。
- 同テクノロジーは通信およびIoTアプリケーションに必要となるLPWAN(低消費電力広域ネットワーク)を構築するために開発されており、Amazonの近距離無線ネットワーク「Sidewalk」のIoT向けソリューションの受注を獲得している。
- 売上高構成比率では電圧抑制回路(TSV)が27$、ワイヤレス・センシングが33%、プリント基板やそれら間を接続するケーブルに流れるデジタル信号品質(Signal Integrity)関連が40%。
- 21/1期4Q売上高$164.7mil(予想$158.2mil)コンセンサス上振れ、上限予想$160milを上振れ。
- EPS $0.51(予想$0.48)コンセンサス上振れ、上限予想$0.50を上振れ。
- 22/1期1Qガイダンスは、売上高$164mil - $172mil(予想$155.7mil)コンセンサス上振れ、上限予想$159milを上振れ。
- 今期におけるLoRAの見通しは非常に強く過去12ヵ月に引き合いが急増している模様。
- Amazon Sidewalkの受注獲得によるIoT分野での中長期的な成長に期待。また、中国依存度が年々低下基調にあることもポジティブ。
- 5G事業においても周波帯拡大に伴う5G基地局向けの投資が2021年は増えると見込んでいる。