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2024年によく読まれた記事

noteの運営さんから「2024年の記録」が届いた。

過疎noteなので、読者数など誇るところはないが、「よく読まれた記事」のところだけ、紹介しておこう。

『山へよする』の広告:竹久夢二『山へよする』研究①
2023年6月17日投稿。
竹久夢二の詩画集『山へよする』についての、雑誌『文章倶楽部』(第4巻3号、大正8年3月1日)掲載の広告文と夢二自身の「自画自賛 (『山へよする』より)」という記事をもとに、『山へよする』の内容と、夢二と笠井彦乃の交流を概観した内容。

蛇と十字架:竹久夢二『山へよする』研究⑤
2024年4月19日投稿。
『山へよする』の「序の歌」の扉絵の蛇と十字架の画像が中村春雨『無花果』(明治34年7月15日、金尾文淵堂)の一條成美の表紙画を踏まえているのではないかということを指摘。あわせて、竹久夢二のトレス事例について紹介。

表紙に描かれた山:竹久夢二『山へよする』研究③
2024年2月18日投稿。
『山へよする』の表紙画と、見開き中扉に描かれている山の絵が甲斐駒ヶ岳ではないかというわたしの思い込みを調べてみたもの。身延町立図書館のレファレンスサービスで尋ねてみたところ、笠井彦乃の生誕地、西嶋からは甲斐駒ヶ岳は見えないのであった。思い込みを調べてみるというプロセスを書いたもの。結果だけではなく、調べるプロセスを書くということは大事だと思っている。身延町立図書館の担当の方にはお世話になった。記事を読んでくださっただろうか。

3位まで、マガジン《竹久夢二『山へよする』研究》の記事となった。
今年は、竹久夢二の生誕140年であるし、認知度も高いのでこうした結果になったのだろう。

あと数日で、清須市はるひ美術館で開催されている太田三郎展が終わってしまう。展覧会に合わせて、太田に関する多くの記事をあげたが、1本も入らなかった。ちょっと残念である。
《絵葉書とその原画:太田三郎の場合(上)(下)》は渾身の力作なので、、未読の方はぜひご一読たまわれば幸甚である。

記事本数は36本。月3本は書けたということだ。
当初は、かつて一度考えたことをリライトする方針であったが、現状は、ほぼ書き下ろしになっている。

書き下ろしでこれ以上本数をふやすのはむずかしいので、ブログの記事を仕立て直しして、こちらに移すことも考えたい。

12月中に、『山へよする』研究の記事を1本あげる予定。

計画していたマガジンの題名は《小品文学研究》に決めた。第1号を今年度中にはリリースしたい。読者が更に限られるので有料にする予定。ある程度の分量を準備したいと考えている。

老若の読者諸兄姉には、今後ともよろしくお願いしたい。







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