プロギングとは?ジョギング+ゴミ拾いの新感覚SDGsスポーツを紹介
現在、プラスチックゴミ問題は世界中で問題視されていて、このままでは2050年までに海洋プラスチックゴミの量が魚の量を超えると予想されています。
プラスチックを食べたり、プラスチック製の袋や網が絡まったりして生き物が死んでしまうニュースも後を絶ちません。
対策として各国でレジ袋の有料化・禁止やプラスチックストローの廃止が進められており、日本でも7月1日からレジ袋の有料化が義務付けられました。
みなさんもSDGsスポーツ『プロギング』を通してポイ捨てされたゴミを拾い、街も心もきれいにしながら問題解決の手助けをしてみてはいかがでしょうか。
プロギングとは
プロギングとは、スウェーデン語で拾い上げるという意味の"plocka upp"と"jogging"を組み合わせた言葉であり、ヨーロッパを中心に大流行しています。
インスタグラムでは、2020年9月時点でハッシュタグ『 #plogging 』がつけられた投稿は13.7万件にも上り、今もすごいペースで増加しています。
プロギングに必要なものは軍手とゴミ袋だけ。
走りながら落ちているゴミを見つけ、拾ってゴミ袋に入れていきます。
筆者は以前『MyGOMI.×プロギングジャパン』のイベントでプロギングを体験したのですが、ゴミを入れる袋が現地で配布され、2人1組でチームを組むというスタイルでした。
1時間ほどでコースを1周し、全員が拾ったゴミをまとめて重量を測ってみると9kgにもなりました。それぞれが集めたゴミの重さを競い合うものもあるようです。
ぱっと見はきれいな場所でも、ゴミ拾いの意識を持って走ると想像以上にゴミが見つかり驚きました。
自分で仲間を集めてやってみるのもいいですが、最初はイベントに参加してプロギングの魅力を最大限に感じるのがおすすめです。
プロギングのメリット
プロギングを実際に体験してみて感じたメリットを3つ紹介します。
①さまざまな人と交流できる
②いいトレーニングになる
③街がきれいになる
1つ1つ掘り下げていきます。
①さまざまな人と交流できる
プロギングはいろいろな経験を持っている人が参加するため、日常生活の中ではなかなか出会えない人たちと世代を超えて交流することができます。
「街をきれいにしたい!」という素敵な心の持ち主が集まるのでいい人脈になるでしょう。
スポーツを通して多様な価値観の人と一緒に活動することで視野が広がり、コミュニケーション能力も高められますよ。
環境問題についての知見が深い参加者も多いため非常に勉強になります。
②いいトレーニングになる
プロギングはジョギングの走る運動に加えて、ゴミ拾いのスクワット運動、ゴミによって重くなっていく袋を持つ運動が求められるため、全身の筋肉を鍛えることができます。
トライアスロンチームのトレーニングとしても取り入れられており、かなり本格的なエクササイズになります。
普段からゴミ拾いでダイエットをしている人はぜひプロギングを実践してみてください。
「こんなゴミがあったよ!」と大きいゴミや珍しいゴミを探しながら楽しく運動できるため、あっという間に時間が過ぎますよ。
③街がきれいになる
ゴミを拾いながらジョギングをするので当然街はきれいになります。
1回で掃除できる範囲は地球全体から見ると非常に小さく、環境問題に対して無力感を覚えるかもしれませんが、"意識を変える"という点において大きな意味があります。
1度でもプロギングを体験すると、今までは気にも留めなかったような道に落ちているゴミが気になって仕方がないようになり、日常で無駄遣いされているものに気づけるようになるのです。
1人の力ではどうにもできないことでも、たくさんの人が同じ意識を持てば世界は変わるでしょう。
Gabが今後実現したいこと
弊社が運営するサービス『マイゴミ』に登録されたゴミの位置情報を活用し、最適な場所でプロギングを開催するためのサポートをしていきます。
またプロギング発祥の地であるスウェーデンでは、公園をはじめとしていろいろな場所にプロガー(プロギングをする人)用のゴミ箱が設置されており、だれでも気軽にプロギングを行えるようになっているそうです。
日本でも同じような環境を作り上げるために、広告ゴミ箱の開発・設置も進めていきます。
プロギングもっと身近なスポーツにすることで、多くの人々が運動と社会貢献による幸せを感じられる世界を作ります。
【お知らせ】
9月21日の敬老の日に豊洲のランニングスタジアムでプロギングイベントを開催します。
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