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【サンプルコードあり】独自MCPサーバーでDisordとClaudeDescktopを接続する方法

割引あり

みなさん、最近Anthropic社が発表したMCPというプロトコルをご存じでしょうか?
MCP(Model Context Protocol)は、LLM(大規模言語モデル)と様々なデータやツールを簡単かつ安全に連携するための共通プロトコルです。これが実用化されることで、AIアシスタントが直接さまざまな社内データベースやクラウドサービス、外部APIなどにアクセスできるようになり、より高度な活用が可能になります。


MCPサーバーとは?

MCPサーバーは、AIアシスタントと多様なデータソースやツールを繋ぐための「共通プロトコル(Model Context Protocol)」を実装したサーバーです。
主な特徴は以下の通りです:

  1. データとの連携:データベース、社内システム、Slack、GitHubなど、さまざまなデータソースをAIに接続できます。

  2. セキュリティ:ユーザー自身でデータアクセス権限を管理でき、パスワード共有不要で安全利用が可能です。

  3. 拡張性:オープンソースで開発されており、新しいツール追加やカスタマイズが容易です。

実際、MCPサーバーの公式リポジトリを見ると、claudeDesktopというMCPクライアントと、すでに整備されている複数のMCPサーバーが存在し、簡単に連携できることがわかります。

なぜ独自のMCPサーバーを作るのか?

標準で用意されたMCPサーバーも強力ですが、実務で使いたい特定のツールやサービスがなかったりします。たとえば、以下のような要望が考えられます。

  • 「Discordでプロジェクトメンバーとやり取りしているのでDiscordを接続したい」

  • 「経理処理を効率化するためにFreeeAPIを操作できたらいいのに」

  • 「GoogleカレンダーやNotionと接続して、スケジュール管理やドキュメント整理を自動化したい」

独自MCPサーバーでは、以下のようなサービスと連携が可能です。

- LINE
- Freee
- Discord
- Googleカレンダー
- スプレッドシート
- Notion
- その他APIを提供しているほぼすべてのサービスさ

こうしたサービスを一つのチャットボットから操作できれば、作業の効率は劇的に向上します。時間短縮はもちろん、ツール間の行き来がなくなり、スムーズに日常業務を進められるでしょう。

本記事では、「Discordを連携する例」を題材にして、独自MCPサーバーの構築方法を紹介します。
サンプルコードもありますので、そのまま使っていただくことも可能です。

  • 実行環境:Windows11

  • エディタ:Cursor

  • 前提:claude Desktopがインストールされていること

それでは、ここからは具体的な実装方法を説明していきます!

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