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2024.12.18滋賀レイクスvs琉球ゴールデンキングス感想文

連敗街道を爆進中、そんな中でもここ数戦は岡田の覚醒など、癒しポイントも多く散見される滋賀レイクス。

負けは負け、けれどあと一歩、いや二歩くらいまで追いすがるシーンも毎試合のように見せてくれています。悔しいけど面白い、それが今レイクスの戦いを見て感じる素直な気持ち。

では本日は。

1Qで30点取られるいつものやつ。

これはあれだ、ラストに届かない可能性がマシマシになった頃にようやくエンジンがかかり、怒涛の猛攻!惜しかったね、あと一歩だったね、と楽しく帰路に帰れるやつだ。

案の定、挽回せねばならない2Qも点数で競り負けて…。

そんな中、この日も最高の癒しポイント、岡田のスリーがズビズバ突き刺さる。ボールだけでなく足→体→手の連動も含めた軌道が、あまりにも綺麗な放物線を描き、ネットを揺らす音に背筋がゾクゾク。自然発生のガッツポーズが止まらない。

さあ、あとは締めにふかされるエンジンをゆっくり待つとしよう。

…。

早い、速いぞ。3Qの序盤からエンジンがかかり出す。そしてグングン追撃。

けれど琉球も少ないチャンスを丁寧に得点、中々1桁点差にならない。あと少し!からのやっぱりダメか、をひたすら繰り返す。感情のジェットコースターが止まらない。

均衡を破ったのは田原の2本のスリー。決める時に決める男。レイクスのミスター。私も会場も今季一の盛り上がり。やったれやったれ!

そして、とうとう逆転に成功。うおおおお。

「最高だああああ!」

…だめだだめだ、この時点で「最高」ではいけないのだ。まだ時計は4分以上残っている。

我が言葉ながら、自然と出た言霊に一抹の不安がよぎる。気付かぬうちに負け癖に慣れてしまったのか、ここから最高を更新するレイクスの姿が浮かばない。

そんな中、レイクスがタイムアウト。攻めてる側のタイムアウトは珍しい(素人目線です)。

吉と出るか、それとも…。

悪い予感の方が的中、明らかにシュート本数レイクスが多いのだけど、急にリングに嫌われ出す。対する琉球は少ないチャンスを確実に決め切る。

そもそも、このドラマチックな展開も、1Qに30点取られなければ、フリースローの成功率が逆だったら、CJのスリーが決まっていれば、アンスポを回避できていれば。どれかひとつでも当てはまれば、そもそも普通に勝ててたような気がしなくもない。(また違った展開になるだろうし、一概には言えないけど)

先ほど田原の事を「レイクスのミスター」と例えたけど、その由来、元祖「ミスター」こと読売ジャイアンツの長嶋茂雄氏について、野村克也氏は「何気ないゴロなのに、取るのが遅いからファインプレーに見えて盛り上がる」と分析していた。(大意&うろ覚えご容赦ください)

あくまでにわかファンの素人感想ではありますが、今後のレイクスの課題は、ドラマチックを捨てて「当たり前に」勝つ事なんじゃないかと思うわけです。

偉そうでごめんなさい。ファンとは自分の中の知識で100を分析できると勘違いする因果な生き物なのです。

そんなこちらの迂闊で独りよがりなアレコレを、目の前のプレーでぐうの音も出ない程に上回られた時の快感と興奮こそ、プロスポーツの醍醐味だと思います。

そして我らが滋賀レイクス2024-25メンバーなら、その景色をきっと見せてくれる。そう信じれるだけの姿を、表情を、情熱を、毎日のように届けてくれる彼らを、私(我々)が応援しなくて誰がする!

そんな思いを胸に、これからもダイハツアリーナに足を運ぶのです。

GO!レイクス!

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