2025.1.4滋賀レイクスvs三遠ネオフェニックス感想文
Bリーグで現在勝率1位と最下位の戦い。
普通に考えたら勝負にならないのだけど。
正直今のレイクスには格上の存在しかおらず、これまで2勝を納めた相手も、下馬評では勝ち目のない2チーム。つまり、相手がどこだろうと勝つ時は勝つ！（当たり前）
そんなジョーカー的な存在が滋賀レイクスなのだ！（？）
だから、案外相手が強ければ強いほど、肩の力が抜けて良い試合ができるんじゃないか、そして勝っちゃうんじゃないか。
そんな素人分析を裏打ちするかのように、1Qはレイクスが有利に試合を進め、なんと33点を叩き出してしまう。なにこれ、どこの強豪チーム？
それはそれで、好事魔が多し、大量点差を後半に軽くまくられる姿は何度も見て来たしし、けれども、前述の2勝はどちらも先制逃げ切りパターン（に近い形）でもある。
果たしてこの日はどちらか。負け癖が染み付いた身には、おそらく3Qあたりでファールトラブルからあっさり逆転を許し、4Qで追いすがりレイクスここに有り！を示した上での惜敗、といういつものアレを想起してしまうにだけど、この日は見事に裏切られました。
予想を遥かに覆すスピードで、取られも取られたり2Qで48失点！まさかと思って調べたら、1QあたりのBリーグ失点記録を更新！ボールがことごとく手に付かない様は、選手とボールに磁石が仕込まれてるように見えました。マグネットパワー！（筆者注：キン肉マンネタ）
ここまで圧倒的に堕ちれば逆に大したもんだ！
あとはこのマグネットパワー、もとい反作用パワーを利用して、アポロンウィンドウ（筆者注：キン肉マンネタ）ならぬアポロ計画のスゥイングバイよろしく、お得意の追い上げを加速すれば勝てる！
例えばプロ野球などを見ても、初回に大量リードを奪ったチームは、後半にみるみる点差を失って行くというのが相場となっているのだ！それがマーフィーの法則、いやさマグニーの法則！88を横に倒せば無限大２つ！さあレイクスよ、無限大パワー（筆者注：キン肉マンネタ）でやり返せ！
ところが相手は三遠、そんな甘さは一切なく、こちらが取った分はきっちりカウンターで取り戻し、点差が縮みそうで縮まらないという意味での無限地獄へ。
ただ、この地獄のような展開は三遠側のリズムも崩したようで、ファールトラブルを誘発して2人のファールアウトを出してしまうし、なんなら後半だけで見ればほぼ互角の展開（39−40）だったという。
気付けばモータム、キース以外にもタイキが18点をマークしていたし、大庭も2桁得点、比源も3試合連続のポイントをマークしつつの6リバウンド。マグニーデイに相応しく88点も取れている。
ジェットコースターのような試合展開に当てられて気付かなかったけど、実は良い試合だったのかも。
それを痛感したのは、試合後のインタビュー。ケニーをはじめ、皆が一様に2Q以外は渡り合えていたと発言。
つまり2Qのアレは想定の範囲内で、それ以外の善戦が想定外の上出来だったという事か。
やはり素人の見立てや分析は、プロや当事者のそれに及ぶべくもなく。的外れな自虐に反省すると共に、三遠との圧倒的な力差にお墨付きが付けられた気分。
だからこそ、この状況をひっくり返した時に痛快さを味わいたい！
勝ち組が弱者を「自己責任」論法で蹂躙しがちな昨今、なんならBリーグ自体がノルマや改革だらけで息苦しい中、お金もコネもないフランチャイズチームが大活躍する姿を見てスカッとしたい！
夢は叶うのだと体現してくれた昨季の滋賀レイクス。今季は未だ険し過ぎる魔窟B1に飲み込まれてはいるけど、ぬかるみの底では確かに1歩前進しているのが感じられます。それも毎試合。
まだまだ懲りずにブーストします！
明日は勝てるぞ！
GO！レイクス！
