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2025.01.09スキマノザラシ磔磔ワンマンライブ106th感想文

2025年1発目のライブ鑑賞はスキマノザラシ。しかも磔磔ワンマン。こいつは新年から縁起がいいぜ。

正月明けのド平日ド真ん中、極寒、感染症の流行など、足を運ばない理由はいくらでもあって、その為か何とも寂しい客入り。

…だったのは開場から30分が経ったくらいまで。開演時間の頃にはしっかり満員。あなた方も好きねえ。

そんな百戦錬磨達を前にしたスキマノザラシ、新年1曲目は巳年に、そして正月にふさわしきあの曲。跳ねるのは兎だけの専売特許じゃないのだ!

それを受けての2曲目も、これまたヘビが主役のあの曲!…え、主役?いや、もしかしたらほんの端役としての、文字通り蛇足的な出演かもしれないけど、紛れもなくヘビが出て来るヘビーなあの曲。

この1-2曲目コンボ、見られなかった方は心配ご無用。12年後の巳年にまたやってくれると思います。

そんな幕開けにしっかり仕上がった場内を、落ち着かせつつも気持ち良くするミドルテンポ曲4連族。踏まれて、さすらって、探して見つからなくて、力づくで飲み込んで。

一曲ずつしっかり味わいながら、またこの一年スキマノザラシを見届けられる幸せも一緒に噛み締める。

お次は未音源化曲が2枚。発表後すんなりレギュラー入りの秀才と、熟慮と変遷を経てようやく開花した月見草。長嶋茂雄と野村克也か、はたまた藤波辰巳と長州力か。どっちでもええわ。

そして、『月光』からのお馴染みの流れでクライマックスへ。お馴染みと言っても、毎回違った興奮や見所が味わえるのがすごいし、その理由に目を凝らすのが楽しい。

『ランブル』アウトロバージョンで始まったアンコール。アメリカ先住民にとって「蛇」とは、再生、変身、進化。そんな意味もこのセトリには加味されているのでしょう。(それは言い過ぎ)

そんな思いもトンビがきれいにかっさらい、最後は『ギターギター』で閉幕。そして2025年のスキマノザラシ開幕!

本年もよろしくお願い致します。

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