おいらくの恋 2

私は目を丸めてたたずんだ彼女に近づくと「あの、ラインの交換をしていただけませんか?」と戯けて言った。彼女が口元を手で押さえてクスッと頷く。「またどこかお店に行かれるのですか?」と彼女が聞くので「いつものとこ」とだけ答えた。
彼女は上目使いに歩み寄ると「あたしの店にも来てくださいね」と囁いた。

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