初恋を植える。
今の秋田はあちこちで田植えや農作業で大忙し。
秋田に戻ってからやろうと決めていたのは「畑で野菜を育てること」。
実家では小規模ながら自分たちが食べる分の野菜を育てている。きゅうり、トマト、なす、とうもろこしなど。
畑をやろうと決めたのは農業で食っていくんだ!秋田でひと旗あげるんだ!と言う熱い想いとはかけ離れた、単にダイエット。からだを動かす、朝起きれる理由が欲しかった。(単純な理由でほんと、ごめんなさい)
東京にいた時にはよく母親から野菜がダンボールで送られてきた。一人では食べきれず、よく腐らせてしまうことも多かった。(母さん、ほんと、ごめんなさい)
実際やってみてわかる野菜を育てる難しさ、大変さ。この間、苗を買って植えたばかりのオクラが一つ死んじゃった。悲しい。
野菜の直売所に行くと、この時期たくさんの野菜の苗が売られている。苗とともに野菜の種類や品種がボードで立て掛けられている。
その中に見つけたキャベツの苗。
初恋。心にグッときた。育てたくなった。
よく見ると他にもスイカ「ひとりじめ」、サヤエンドウ「マンズナル=(秋田の方言で、めっちゃ採れるよっていう意味)など心掴まれるネーミングセンスの数々。
コピーとは言葉にこうなってほしいという→を作ること。この間の企画メシの講座「言葉の企画」で得た学び。
「キャベツ→初恋→大切に育てよう」
言葉一つで相手に響かせる。言葉って偉大だなと思った。
68円の初恋。明日、植えてみよう。
あの時、叶わなった恋。今度は実らせられるように大切に育てよう。
苗を買った場所:たいゆう野菜直売所(秋田県横手市大雄字本庄道北堰間11)
https://www.city.yokote.lg.jp/kanko/page300133.html
ーーー読んでくださり、ありがとうございます。12年間。秋田を離れていた時間。長いようであっと言う間でした。離れていたからこそ、気づけた秋田のいいところを綴っていきます。ーーー
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