「万ヲタクの、万人に対する闘争」
「万人受けとは、番人受けである。」
なにを言っているんだ?
冒頭の言葉は、私の頭の中からの引用です、5秒で思いつきました。
万人受けするモノは、この世の「番人」たちの目を掻い潜る必要があるんじゃないか?そして、「わたし」たちにとっての万人受けとは?
今日はそれを考えてみたいなってだけです、特に意味はありません。
ほんとうの意味で、世界に意味があることってどれだけあるんでしょうね。
どんなものがあったか?
この頃みやこに流行るもの、何があったでしょうか。私はヲタクなので、当然マンガやアニメを例に考えてみましょう。
おそらくアレですね、もしくはソレでしょうか。
多分皆様の頭の中で万人受けしてるものが浮かんでると思います。
さて、なぜアレらはあんなに万人受けしているのでしょう。あくまで例なのでほどほどに考えてみましょう。
いずれにせよ、例として暗示した2つはどちらもほとんど観ていないので、予想と憶測とヘンケンで語ってみようかなと思います。
要は中すかすかすの文です。作品に対するリスペクトは欠いていないつもりですが、嫌な予感がする方は今のうちにここから逃げてくださいね。
そして私個人の感想・感覚が大いに含まれます。とにかく保険をかけてますね。
どんな内容だとウケるんだ?
わかりやすいバトルものであること、これは大きいです。アクションでババンとやるパートが多いと、子どもたちも惹き付けやすく、ふだんアニメを観ない人たちも楽しみやすいでしょう。
キャッチーなワザ名や決めゼリフなどもポイントが高いですね。子どもたちは真似したがります。
そして個性が強いキャラクターたちは印象に残りやすいですね、役職なんかもあると特に。
どういう層に受けてるんだ?
今回は、「ヲタク」ではない「一般層」にも受けているというのが重要でです。何を以てヲタクとするかは今回は省きますが、ふだん深夜アニメを観ないような層にも人気なものがありましたよね。
多くのヲタクに受けているものであっても、それは万人受けとは限りません。そこを履き違えるからヲタクは面倒なんです。
年齢層でいえば、キッズたちにも人気なものがあったと思います。
これは実体験なのですが、アルバイテで肉体年齢キッズを相手にする機会があったのですが、そのときになんとソレの話題をふられましたね。
私はエア視聴勢なのでなんと返せば良いか分からず 、うつろな目でただただ出演している女性声優の名前を唱えてました。
これだからヲタクは😅
どうやって広まったんだ?
アニメやマンガが世に広まるためには、様々なメディアを介する必要があります。マンガは週刊少年誌等のメジャーな雑誌で連載されていると、様々な人が抵抗なく読むことができますね。
そして現在では深夜アニメであっても、配信サービスでいろいろな人が比較的気軽に観ることができます。また、人気作だと再放送もさかんに行われますね。
レヴューなども現在では強いでしょう、人伝で聞く話なんかで見てみようという気になる人も少なくありません。
一般人は他人の意見を重視する傾向が強いと思われます……や、意志薄弱なヲタクくんもそうでしたね。
結局「番人」って誰なのか?
とどのつまり、ヲタク以外の全人類、ですかね。
ヲタクの人生とは、ヲタク以外の全人類との戦いだったのです。
自らの趣向を貶されたと思いキレ散らかすヲタク、実は貶されているのは自分の醜さと気がついていないヲタク……
いずれにせよ、彼らは戦う、自らの信ずる物のために。番人を超えて、自らの愛のために。
ヲタクは今日も早口で語り続けるのである。
たとえ、誰も聞いていなくとも──
そして現在は?
この頃メディアに流行るもの、アニメ特集、アニソン特集、声優特集。
世間はヲタクに擦り寄り始めている。なにかブームが巻き起こされると、世の中は特集を組み、ヲタクに媚び始める。
そして、世の中の人類とヲタクは境界線を失くし始める、一見ヲタクに視えない人々がオタクを名乗り始まる。アニメ好きを自称し始める。
これは、番人がヲタクを受け入れたのではない、世間とヲタクを隔てていた壁が自然消滅してきているのである。
この現状、ヲタクはどう見るか。
喜ばないのである。
彼らは、一般人がオタクになることを望むのではない、ヲタクがヲタクとして世に広く生きられることを望むのである。
結局アニメ趣味が広まろうと、ヲタクの望むヲタク趣味が一般人に受け入れられるという訳ではない。
むしろ、そもそも彼らは万人受けを望まない、どこか尖って、歪で、そんな作品をどこかに好んでいる自分がいる。
彼らの中には、次第にわだかまりが産まれる、必死に考える、彼らは妄想が得意だから。
「自分の大好きを叫びたい。」
そして、彼らは再び戦う、ヲタクのために。
とどのつまり、自分の保全のために──
なにこれ