大分の温泉ルールが難しかった話

先月、大分に初めて旅行に行きました。
久しぶりの飛行機が乱気流ですごく揺れて、ハラハラしていましたが気づいたら大分空港に着き、飛行機早すぎてハイパージャンプ(スターウォーズでお馴染み)してるのではと思いました。

そんなことはさておき、大分には本当にそこら中に温泉があるんですよ。観光地化された温泉だけでなく、地元地域の人が入る温泉が至る所にあります。

宿の近くにもあり、宿のお父さん曰く目の前の温泉は100円で入れるよとのこと。
日本一の温泉県の実力とはいかに、ということで入ってみました。

そこも地元の方が入りにくる温泉で、まず入った瞬間、皆さんからこんばんわと挨拶されます。何とか咄嗟にこんばんわと返す。

次に驚いたのが脱衣所と浴室に仕切りがないということです。床の素材が木材からタイルになって境目は分かりますが、引き戸などは一切ありません。裸の男どもが着替えている時も見れる、なかなかインパクト大の絵面です。それはあちら側も同じこと、「深淵を覗く時深淵もまたこちらを覗いてる」かの如く、普段見ない顔のぼくのことを先客がチラチラ見ています。妙な緊張感が走る。

恐る恐る着替え終わり、いざ入浴という時違和感を覚えました。身体を洗ったり流したりするシャワーがありません。これどうすんだと思いながら、みなさんを見てみると浴槽の横に座り身体を洗い、掛け湯で流しているではありませんか。これまたびっくり。

潔癖とかではありませんが、目の前のおじさんたちが入っているお湯で身体を流していることに少し引っ掛かりを覚えました。

まあ、郷に従え精神でぼくも洗ってみることに。これ地べたに座ってるから立たないとお尻洗えなくね?と思いましたが、皆さん立って洗っている様子はありません。大分の人ってお尻洗わないのかな(そんなことはない)と失礼極まりないことを1人で考えていました。

身体を洗い終え、そーっと入浴。お風呂は普通に気持ち良いです。ですが、脱衣所で裸の男が2人待っていることに気づき、ぼくは居づらくなって早々に出てしまいました。浴槽自体も大きい訳ではありません、むしろ小さいです。

何だか不完全燃焼な入浴タイムでした。
先に上がっていく人がみんなおやすみなさいと言っているのを見て、ぼくも勇気を出して、おやすみなさいと一言言ってその場を後にしました。

入りづらさから、次の日は竹瓦温泉という有名な温泉に行きましたが、そこでも変わらず同じようなルールでした。入ってきて30秒くらいで上がってく人なんかもいて面白かったです。

ちなみに次の日は独特のルールが嫌で、ついには、家族風呂いわゆる貸切風呂に行きました。1番リラックスしたし、気持ち良かったです。

確かに歴史ある建造物で温泉が入れる高揚感、エモさは味わえますが、リラックスという点ではあまり良いものではないなと率直に思いました。ですが、地域の日常に入っていけるのは旅行としてすごく面白いと思います。


うーん、貸切風呂最高!!!!

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