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人の子は、思いがけない時に来るのです~ルカの福音書12章~ゆっくり通読しよう
1.パリサイ人のパン種に気をつけなさい
📖弟子たちへの言葉
おおわれたものは現され、隠されたものは知られる。
パリサイ人の内の不信仰・偽善が必ず明らかにされ、また暗闇や奥の部屋(ってどこだろう?牢や隠れ場所を示唆されたのか)で語られた弟子たちのささやき声も隠されることなく明るみに出て広められる。
弟子たちを友と呼ばれ、迫害を恐れずに語りなさい、弁明の言葉は聖霊が教えてくれると語られた。
すごい演説でなくても私たちの語る小さな一言でも、聖霊がはたいてくださり人の心に届くと思うと勇気が与えられる
ゲヘナへ投げ込める権威ある裁き主、一羽の雀も忘れず髪の毛の数も知る全知全能の創造主支配主(とにかく偉大な神)、を信頼しなさいと語られた。
「人々の前でわたしを知らないと言うものは、神の御使たちの前で知らないと言われます」
※1「わたしとわたしのことばを恥とするものは父と御使いが来た時に恥とされる」とも9章で言われていたなあ。
📖群衆との会話
「先生、遺産を私と分けるように、私の兄弟に言ってください。」
なんとも間が抜けてるようだけど、群衆のイエス様への理解が調停人や裁判官程度だったのだろう。イエス様のため息が聞こえてくるよう。。。
財産に執着する貪欲に気をつけなさいと言われた。
※2「人は全世界を得ても自分のいのちを失ったら何の得がありましょうか」の言葉を思い出した。
📖弟子たちへの言葉
「御国を求めなさい。そうすれば、これらのものは加えて与えられます。」
生きるのに必要な食べ物や着る物についても心配しないようにと、言われた。
※3 イエス様が弟子たちを宣教に送り出した時に、「何も持たずに行きなさい」と言われたことが頭に浮かんだ。その時も必要な物は全て与えられた。
※1〜3 について、イエス様は弟子たちにいろんなたとえを使って何度も同じことを教えようとされていたんだ。
みことばを聞いてわかったつもりでいてもすぐに忘れてしまう。同じ失敗を繰り返してしまう。みことばを通して語りかけてくださる主の声を何度でも聞きたい。
2.自分の財産を売って施しをしなさい。
天にすり切れない財布を作り尽きることのない宝を積みなさい。
小さな群れよと呼ばれて神様の祝福を約束されてから、言われた言葉。
自分の財産を売って...と言われると反射的に構えてしまうけど、これも一種のたとえで、与えられている能力や機会を神様に用いられるように、ということで、天に積みなさいと言われている宝は、『神様に対する信頼』なのではないか。
3.人の子は思いがけない時に来ます。
その日、イエス様はご自分の再臨の日を心待ちにしている人たちを御国に喜んで迎え入れてくださる。
📖主人の思いを知らずにいて、むち打たれるに値することをしたしもべは、少ししか打たれません。
私はいつもこの1節が気になる。福音を一度も聞いたことがなかった人には天国へ行ける可能性が残されていてほしい。
📖多く与えられた者はみな、多くを求められ、多く任された者は、さらに多くを要求されます。
知識が与えられている者には人々を正しく導く責任がある。弟子たちもそうだし、宗教指導者たちもそうだろう。
群衆に対しては、空や風を見分けるように、自分で正しく判断し(54-57)、イエス様と和解しなければ、罪の代償を自分で支払うことになる(58-59)とはっきりと言われている。
いつもでも主に満たされて正しく見分けることができますように。
4.わたしは地上に火を投げ込むために来た
イエス様の十字架の苦しみと救いは信じるか信じないか、救いか滅びか、中間はない。家族の対立を煽っているわけではなくて、悲しいかな、はっきり分かれてしまうということで、そうならないように福音をつたえよというふうに聞こえた。
5.このたとえを話されたのは、私たちのためですか、みなのためですか
ペテロが尋ねたように、この章での難解なたとえはだれに語られているのだろう?と思った。弟子たちに、群衆に、偽善者たちにか、私たちにか?
携挙後のこれらのことも『神の国の奥義』に属するなら、弟子たちをとおしてこの時代から後の時代に語り継がれるため、時を超えて語られたのだろう。
さて、イエス様はご自分を泥棒にたとえたり、平和ではなく分裂をもたらしにきたと言ったり、えっ?!と思うことがしばしばある。
でも、そこに人間の思う善悪を超えた絶対的な正義があると思った。
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参考---ルカの福音書12章(新改訳2017)---