味方と敵〜エペソ人への手紙6章〜ゆっくり通読しよう
1.味方同士の一致
5章の聖徒同士の関係、妻と夫の関係に続き、6章では親と子、主人と奴隷の関係について訓戒が書かれていました。
心に留まったことは、一方のみでなく、双方に平等に相手を尊重することを求めていることです。
それは、"相手が何かをしてくれたから"ではなく、シンプルに尊重しなさいという戒めです。
神様は、私たちすべての人が愛し合い、尊重し合い、一致することを、心から望んでおられますが、それがいつもいつも容易であるとは限らない、ということも知っておられます。
子や奴隷だけにでなく、一般に立場が上と考えられている親や主人にも、パウロを通して訓戒が与えられたのは、双方向からの働きが一致のために必要不可欠な要素であるからであり、神様の愛の配慮だと思いました。
2.真の敵と闘う
エペソ人への手紙の締めくくりがはじまります。
闘う敵は、人間同士ではなく、地上の支配者サタンや天上にいる悪霊たちだとはっきり書かれています。
闘いに出るために神のすべての武具を取った姿はこうです。
*頭〜救いのかぶと =救いの確信
*胸〜正義の胸当て =神様の義
*腰〜真理の帯 =イエス様とともに歩みみことばに従う心
*足〜平和の福音の備え =福音を証する心
*手〜信仰の盾 =神様の約束への信頼
御霊の剣 =みことばの蓄え
*そして〜祈り
締める帯はすべての基本となるものなので聖書では最初に書かれています。
最前線で闘うパウロが、「私のために祈って下さい」と書簡にいつも書き添えていますが、それは「祈り」が立派な武具となるからだと知りました。
祈りは、その人を取り巻く大きな守りとなり、力となります。
ティキコを遣わし、様子を知らせることは聖徒たちが励ましを受けるためだとあります。
祈りのリクエストを受けて祈った時に、経過を聞くことにより自分自身が励ましを受けるように、私が祈ってもらった時も、経過や結果を知らせることの大切さに気づかされました。
引用〜聖書(新改訳2017)