チェロのメモ 2020/12/05
エクササイズは前回同様スラーでのテヌートのところ。家での練習でうまく感覚が掴めず難しいなと思っていたのだが、今日レッスンで指摘されたのは、テヌートを意識しすぎてその前から弓が上がっている、ということだった。指示のないところでは普通に弾き、記号があるところで弓を上げテヌートする。当たり前のことなのだが、「この後はテヌート!」と意識してしまうと、前の音にも影響してしまう。と同時に意識すると力が入ってしまうので抜かないとテヌートもきれいにできない。譜面どおりに弾くことがまず大事、というか基本、て話だが、そう簡単にはいかない。
曲でも同じように、先のことを考えて前がおろそかになったり、譜面と違うリズムになってしまったりしていた。こういうときは決まって、力が抜けていないのである。意識してこわばって、力が入り、音が乱れる。この辺は悪循環なので、最初に落ち着いて力を抜いてやることを身体レベルでやらんといかんなあと思う。力を抜くことは表現(の幅)に関わるので、今のうちになんとかしたい。
ちなみに今日は、昨日ボルダリングをやって上半身がバキバキで、「逆に力が抜けてチェロ上手く弾けるとかあるんじゃね?」と謎の期待をしたが、上に書いたように残念な有様になった。筋肉痛で力のコントロールが雑になって、逆に力が入ったのだと思う。俺はアホ。