チェロのメモ 2020/12/19

年内最後のレッスン。ほとんどの時間をきよしこの夜に費やした。
今回、曲のサビをどう盛り上げるかということで、A線を強く弾くという、いままでとは逆の弾き方をやってみることになった。いちばん細いA線は、他の弦よりも繊細に弾かないと音がギーッとなってしまったりするのだが、いざというときには強く弾くこともあるわけだ(先週は強く弾きすぎずと言われたと書いたが、別の箇所の話である)。まあそりゃそうだ。
こういう弾き方のときは、弓を持つ力を強めて、しかし肩や肘の力は抜いたままというなかなか難しい操作が必要になる。力を抜くのが苦手なのはいつものことだが、その上で指だけに力を入れるというのは、最初混乱した。これは基本的に、右手右腕の力を抜くことがちゃんとできてないと、難しい動きなんじゃないかなと思う。曲中だと、来るぞ来るぞと思って緊張してしまうのでなおさらだ。こういう、曲調に合わせた盛り上げとか、強弱をつけるというのは、普段弾くことに必死になっているとおろそかになりがちなので、たまには大げさにでもやってみると楽しそうな気はする。
曲自体はなんとかいい感じに弾けるようになったのだが、2周続けて弾くと2周目で絶対に崩れるという画竜点睛欠き太郎になって今年が終了してしまったので、来年はメンタルも強めていきたいと思う。