【ポケモンSV】シーズン20,真皇杯ラストチャレンジ使用構築 「対面操作コライゴチル」【最終レート1900】
どうも三色拳です
今回は真皇杯予選に出るために調整し、ランクマッチシーズン20でも使っていた構築について紹介していきたいと思います
ポケモンSVの構築記事はだいぶ久しぶりなのでいろいろ思い出しながら書いていきたいと思いますがよろしくお願いします
1.構築コンセプト
先発コライドンでコライドン用の物理受けポケモンを誘発し、とんぼ返りからのシームレスな対面操作でゴチルゼルでのハメ、特殊アタッカーを着地させて数的有利を作り出してからコライドンでのスイープを目指す
自分の得意な積み構築ではなく、対面よりな有限サイクルっぽい顔をしていますが、コライドン、ガチグマの超火力やゴチルゼルのハメ性能により直線的な動きでも受け気味なサイクル構築を破壊できたりするのは使っていて抵抗が少なかったです
また、最速スカーフコライの先発性能が高すぎて選出択になりづらかったのも個人的にはありがたかった…
2.構築、メンバー選定経緯
2-1.ゲームプランに関して
発想の原点はシーズン18の1位構築であったザシアン+ゴチルゼル構築です
中途半端な受けを許さない圧倒的な物理禁伝をエースに据えることで基本的には攻撃性能の低い受け専用機の選出を固定させ、それをゴチルゼルで起点にするコンセプトは非常に面白そうな軸だなと感じていました
エースである禁止伝説枠ですが、物理禁伝であればコンセプトは成立するかと思いましたが、この構築を使い始めたシーズン19終盤では注目度がそこまで高くないわりに高いポテンシャルを秘めていると感じていたコライドンを据えることに
原案のザシアンとの違いは特性が場に出るたびに発動するためサイクル戦での複数回繰り出しに強かったり、アイテム枠が自由なためカスタマイズ性が高いところ、さらには無効化されない対面操作技であるとんぼがえりを使えるところを評価しました
また、メインウェポンになるフレアドライブが基本的には無効化されないため、物理受けを選出されなかったときの一貫性の高さが群を抜いているなと感じていました
シーズン18での評価は高くなかったコライドンですが、皆さんご存じの通りシーズン19では最終1位構築のエースとして活躍するなど、完全に再評価路線に入った形になりました
無効化されずらい超火力のメインウェポンはやはり通しやすく、通した時のアドバンテージも大きいというのが強さの根源かなと思います
物理受けを誘って捉えるパターンは上記でよいとして、対面的に選出された時のパワーを他4匹で補う必要があったため、コライドンとの相性補完に優れ、かつ対面性能が高いメンツを並べることにしました
2-2.採用ポケモンの選定
エースであるコライドンは確定
型に関しては先発で出す都合上できるだけ択ゲーを避けつつ、物理受けをとらえた場合にゴチルゼルがテラスタルを必要とするので最速スカーフでの採用としました
またコンセプトのゴチルゼルも確定
型はシーズン中に少しカスタマイズしていますが、そのおかげで選出できる幅がやや広がり、TOD勝利を量産してくれました
残りの補完枠としてまずコライドンとのシナジーに優れたハバタクカミを採用
コライカミ構築におけるこのポケモンはブーストエナジー+αの2つの道具を持っているのと同義なため、オンリーワンかつ強力無比なポケモンでした
また、今までの並びとして相手の物理禁伝が重すぎるためこちらも有名どころであるヘイラッシャを採用
正直やることがバレバレでメタられる動きをされることが多かったですが、これだけ固く天然+水高耐久というのが替えが効く性能ではなかったので最後まで抜けませんでした
5枠目として初手でかち合った特殊禁伝への引き先としての安定感を求めて暁ガチグマを採用
もともとはシルクのスカーフで使用していましたが役割が特殊禁伝受けということで明確に定まったためチョッキに変更したところ非常に安定感のある活躍をしてくれました
最後の1枠はいろいろいじっていた枠ではありましたが、基本的には上記5匹で頻度の多い禁伝構築に対しての選出はまとめられていたのでテラパゴス、ホウオウ、ルナアーラ、ルギアあたりに強い枠を探していました
その結果、シーズン半ばからは眼鏡イーユイで壊しを狙っており、感触も悪くなかったので真皇杯予選もこの6匹で出場しました
ただし、真皇杯予選の最中からシーズン後半に行くにつれオオニューラが重すぎる問題にぶち当たったため最終日近辺で最近加入させていただいたどな鯖で意見を募ったところ一番しっくりきそうだったハッサムを採用
(どな鯖の皆さん、ハッサムを出してくれたレイチェルさんありがとうございます!)
もともととんぼがえりでの対面操作をコンセプトに据えていたのでそういった点でも相性が良く、バレパンのおかげで終盤のスイーパーも務めることができて非常に優秀でした
ただし型や調整については時間が足りず詰め切れていないと感じたのでカスタマイズ余地ありそうな予感はしています
狙っていた形ではなかったのですが、シーズン19の1位構築と並びが酷似していながらも型が全く違う形になっていたのはブラフ的に役に立ったんじゃないかなと想定しています
やはり道具枠、テラスタル、努力値、技等でカスタマイズ性が高いのもコライドンというポケモンの強みだなと再確認しました
3.型紹介
3-1.コライドン@こだわりスカーフ ひひいろのこどう テラ炎
コライドン @ こだわりスカーフ
テラスタイプ: ほのお
特性: ひひいろのこどう
性格: ようき
175-187(252)-136(4)-94-120-205(252)
フレアドライブ / アクセルブレイク / げきりん / とんぼがえり
コンセプトに記載した通り、先発要員として選出を想定していたので最速スカーフでの採用
陽気での採用でも物理受けポケモンの突破を目標としていないこの構築では十二分に圧をかけることができたと思います
テラスはメインウェポンであるフレドラを最大限生かすために炎
地面や電気も気になっていましたが、無効化されない最大火力がコライドンの強みだと思っていたので最後まで変えませんでした
技は特筆する部分もない4つ
格闘技アクセルブレイクにしているのはガチグマやディンルーなどに打つときにインファイトより強く使えること、耐久ダウンがないため先制技で縛られにくいのが強みと感じていました
正直逆鱗はドラゴン最大打点というところ以外弱い部分しかない技でしたが、こだわっている都合上スケイルショットはあまりに不確定要素が多すぎたため仕方がなく採用
一貫が確保できてからはさすがに信頼できるウェポンでした
とんぼ返りは不一致ながら数値の高さで相当な圧をかけられる優秀技
初手ミラコラ対面した場合は相手も最速スカーフでない限りこれを打つことがど安定でした
そのほかにもびっくり妖テラスを食らわないために有利対面であっても序盤はとんぼ返りで不確定要素を消すことを重視していたと思います
唯一使っていてもやったのは、相手の最速ハバカミ対面の安定しなさ
一応炎テラスすれば打ち負けはなくせるんですが、9割の初手ハバカミ(個人調べ)がチンパン電磁波を打ってきたのであえてとんぼ返りではなく素交代で後述するガチグマに引くことが多かったです
選出率は圧倒的1位
というか多分全試合選出しています
個人的に禁伝1匹ルールでの強さの選出の強さに、いかに禁伝を選出できるか、がパワーにつながっていると思っているのでその点コライドンは十二分に活躍してくれました
3-2.ハバタクカミ@気合のタスキ こだいかっせい テラ地面
ハバタクカミ @ きあいのタスキ
テラスタイプ: じめん
特性: こだいかっせい
性格: おくびょう
131(4)-54-89(108)-173(140)-156(4)-205(252) *A0
ムーンフォース / シャドーボール / マジカルフレイム / ちょうはつ
いわずと知れたコライカミ
コライに打たれがちな竜技、カイリューの神速等を無効化しつつ手痛いお仕置きをできるのはやはり唯一無二
実質ブエナ+タスキ二刀流なのでポケモンSVにおける大谷翔平はこいつ(適当)
調整意図は細かいところ忘れてしまいましたがパオの不意打ち耐え調整とかだったと思います
タスキ持たせたんだからぶっぱでよかったよなとは思いつつそのまま使っていました
テラスタルは一応ミライドンに択をかけられるように地面
ただし対ミライドンはガチグマが大体いるためこいつにテラスを切る展開はほとんどなく、むしろ素のフェアリーを温存するほうが重要だったのでステラとかでもよかったと思います
技枠もメインウェポン2つはノータイムで採用
コライドンと合わせて運用する+繰り出されるであろう鋼枠への打点やゴチルの起点作成にも使えたマジカルフレイムを採用
残り一枠にはPT全体で起点構築への対策が薄かったため挑発を採用しました
当初の採用理由としては後発のスイーパーだったためタスキ+打ち合い範囲を広げる意味合いで使っていました
そのため電磁波の採用もなし(そもそも自分が使う電磁波カミは起点作成要員として以外信用していない)
が、実際には二番手での運用が多かったためタスキが正解だったかは所説です
一応タスキがあるので無理やり1サイクルは参加できたりします
晴れと合わせて初手でかち合ったウーラオスに平然とした顔で投げつけていました
ミラコラバドに強そうな顔をしていますが実際のところはテラス択やチョッキ瞑想をふまえると有利とはいえないと思っているので、中盤の削り要因、相手にテラスタルを切らせてスイーパーの技選択を明確にするために使っていました
選出率は3位
なんやかんやできる枠だったので選出も多かったですが、後述のガチグマのクッション+対面性能に比べるとさすがにといったところでした
3-3.ヘイラッシャ@ゴツゴツメット てんねん テラ霊
ヘイラッシャ @ ゴツゴツメット
テラスタイプ: ゴースト
特性: てんねん
性格: わんぱく
245(156)-121(4)-183(252)-76-97(92)-56(4)
ゆきなだれ / じわれ / あくび / ねむる
コライカミラッシャの一角
禁伝版セグカミラッシャは確かにと思いました
役割はコライドンザシアン筆頭に馬火力物理の受け流し
ただし彼らも火力がおかしいので複数回の受けは成立しにくいと思い、相手側も消耗を加速させるためのゴツメ採用
ゴチルに食べ残しが奪われていたというのもありますが
調整はいじぶっぱコライドンの逆鱗2耐えまで物理方面に振ってあととくぼう、ミラーで上から地割れをするためにS4、あまりをA4だった気がします
テラスタルはゴースト
当初は特に理由もなく妖で使っていましたが、ザシアン対面でテラ電気だった際に誤魔化しようがないのが歯がゆかったためザシアンのメインウェポンを半減以下に抑えられるものを選択
最近流行りの気合パンチウーラにニチャれたり(勝てるとは言ってない)、ゴチルのかげふみを回避するという副次効果もあります(ゴチル使う側からすると一番しんどかった…)
以外にもシーズン終盤はザシアン構築戦でこいつにテラスを切っていることが多かった気がします
正直技はおまけみたいなもので、特性とスタッツ、ゴツメが本体みたいなポケモンでした
唯一カスタム余地あったのは攻撃技枠かなと思っており、最初はカミに対する有効打を求めてヘビボンにしていましたが、無振りヘビボン耐え調整カミが登場し始めた&カミ以外に対してあまりに無力なため雪雪崩に変更しましたがこれはかなり感触が良かったです
コライドンがほんのりめんどくさく感じるランドロス、カイリューあたりへの削りをできるのがえらく、また無効化されないことも重要でした
確かに唯一無二で強かったんですがやることがバレバレすぎてメタられまくっており、挙句の果てに役割対象のコライドンやウーラオスに対してもカモられることが数回ありました
また、結局のところこいつが裏にかけられる圧が地割れのみになる展開も多く、もう少し使い方を覚えれば強く感じるのかなぁ~とか思いつつ使っていました
選出率は以外にも6位(同率5位ぐらいかも)
基本物理禁伝構築にしか出さないし、コライ構築に対してはゴチルを優先して出さないこともあったため
後半は特殊禁伝構築のオオニューラやウーラオス対策で出してみたりもしていましたがいまいち刺さりませんでした
最高レート達成した試合は地割れ2連ヒットによって決まってしまったことをこの場を借りて深くお詫び申し上げます()
3-4.ガチグマ(あかつき)@とつげきチョッキ しんがん テラ無
ガチグマ(赫月) @ とつげきチョッキ
テラスタイプ: ノーマル
特性: しんがん
性格: ひかえめ
207(148)-67-141(4)-187(116)-112(219)-75(20) *A0
ブラッドムーン / ハイパーボイス / しんくうは / だいちのちから
ここまでの3体だと特殊禁伝に対してのクッションが不在だったため優秀なタイプと突撃チョッキによるステータス向上を見込んで採用
チョッキある無しで対特殊性能が違いすぎるポケモンのため、特殊アタッカーが突っ張って勝負しに来てくれることが多く、それを返り討ちにすることができました
テラスタイプはノーマル
もともとタイプ相性目当てで採用していることからミライドン構築相手ではテラスを切ることは基本的になく、黒馬構築に対してもアストラルビットを一貫させないためにノーマルは残したかったため
後は無テラブラムンの火力が相当アホなので、特殊との打ち合いにも大体これ打ってれば勝てます
唯一格闘の一貫をきれなかったのが使いづらかったところ
技も特筆すべき点は特にないですが、
ハイパーボイスは身代わり系統への有効打として
終盤増加していた気合パンチウーラオスは実は晴れ下だとガチグマを落とせる打点がないため、気合パンチを打たれないタイミングで交代してハイボで破壊したりもしました
大地の力は一応鋼への抵抗として
コライドン構築に繰り出されやすいキラフロルへの有効だとしても機能したので優秀でした
また、このポケモンの強さを支えていると個人的に思っている真空波
これだけ耐久が高く打ち合い性能が高いのに無効なしの先制技(しかも特殊)を持っているのはえらすぎました
有名すぎて択勝負になりまくりましたが…
このポケモンの単体性能が高すぎたため、当初は補完枠的な採用でしたが瞬く間に基本選出まで上り詰め、選出率は2位
特に初手のチンパン電磁波カミに繰り出すと余裕で居座ってくるのでブラムで返り討ちにするのは非常に安定していました(ここ意識するならブラム真空波で勝負できるような調整にしたほうが良かったかも?)
3-5.ゴチルゼル@たべのこし かげふみ テラ飛行
ゴチルゼル @ たべのこし
テラスタイプ: ひこう
特性: かげふみ
性格: ずぶとい
177(252)-67-151(180)-116(4)-139(68)-86(4)
サイコノイズ / めいそう / あまえる / ねむる
構築コンセプトポケモンですが相当ピーキー
役割対象はコライ受けで出てくるヘイラッシャ、ドヒドイデ等ノーパワー&対面操作なしの物理受け
そのほかキラフロル、グライオンあたりも積極的にハメていました
こう考えると意外に出せる範囲が広く、特にコライ構築に出されやすい数値物理受け、どくびし要員をとらえてEasy winできるのは非常に使っていて快適でした
調整意図は
hb:無振りクレベースの氷柱針のダメージが最低
hd:無振りダイナのダイマ砲とd+1状態でのダイマ砲2発を残飯込でほぼ耐え
c:H252,D0ヘイラッシャへのサイコノイズ乱数がだいぶ変わるため4
s:あまり
せっかく捕えたのにヘイラッシャに勝てないのがムカつくので若干の調整変更 もう少しCに回してもよかったかも
技構成も最初は
テラバ/めいそう/ちょうはつ/ねむる
で使っていましたが、ねむる中にヘイラッシャのウェブタ急所で負けるのがムカついたのとテラバの火力がなさ過ぎたので上記の技構成に変更
サイコノイズが相当イカレ性能のため、挑発がなくともこれを連打するだけでヘイラッシャだけにとどまらずグライオンまで役割対象に広げることができたため変更は正解だったと思います
また、甘えるに関しても急所事故防止用にとどまらず、中火力以下で積み技のないポケモンはこれで無理やり起点にすることができたので選出率向上につながり、PT内の枠を腐らせにくくしてくれていました
技の都合上あくタイプには手も足も出ないですが、役割対象のポケモンたちがあくテラスであることは少なく企画倒れになることは少なかったです
ただ、後詰のあくタイプで止まってしまう都合上、制限時間ギリギリまで役割対象を生殺しにしつつ、最終ターンで数的優位をとってTODという勝ち方をメインに据えるようにしていました
最終日もラッシャフロルグライドヒドに対して初手からTODを決めて
Easywinを量産してくれたため非常に強力な勝ち筋だったと思います
出せる構築には積極的に出していっていたため以外にも選出率は4位
シーズン18と違い19ではややなりを潜めていたのが逆に良かったかもしれません
3-6.ハッサム@こだわり鉢巻 テクニシャン テラ飛行
ハッサム @ こだわりハチマキ
テラスタイプ: ひこう
特性: テクニシャン
性格: いじっぱり
177(252)-200(252)-121(4)-67-100-85
バレットパンチ / ダブルウイング / はたきおとす / とんぼがえり
最終日にイーユイを押しのけて入ってきた枠
もともとは眼鏡イーユイの超火力で受け系の伝説構築に圧かけしていたんですが、性能がピーキーすぎて選出機会が少ないこと、またPT全体としてオオニューラが重くなりすぎていたためこいつに変更
もともとのコンセプト的に受け破壊枠を担わせたかったので前期一位構築の型をほぼ丸パクリしました
Sを0にしていないのは壁ロンゲをワンパンして仕事をさせないため
この辺りは長いことロンゲ構築をこすってきたのでやられると非常に嫌なのはわかっていたのでやってみましたが、最終日だけでも3回ぐらい初手ロンゲを破壊してテンポを取りました
ただ、耐久面はかなり不安が残る形で、役割対象になるハバタクカミやパオジアンへの受け出しが安定しなかったり、実はオオニューラに対してもこの型だと強くなかったりするためいまいち詰め切れなかった部分でした
逆にいいところとしてはやはり対面操作性能が高いためコンセプトのゴチルor高火力アタッカーの無償降臨をできるようになったのは非常に強かったです
あとはイーユイよりピーキーさが減ったためある程度対面的な構築相手にも出すことができたのは選出幅が広がってよかったかなと思います
選出率は5位(ヘイラッシャと同率ぐらいかも)
4.選出
禁止伝説ごとに大体の基本選出を決めつつ対応していたのでそちらを記載しておきます
VSコライドン
・ラッシャ入り(前期一位構築のイメージ)
コライドン+ゴチルゼル+@1
・ラッシャ無し(ランド、カバ等)
コライドン+ヘイラッシャ+@1
ラッシャ入りかどうかでゴチルを使うかどうかを分岐します
特に前期一位構築のような編成の場合はグライオンも役割対象にもてるのでEasywin期待値が高いです
ラッシャがいない場合はこちらのラッシャでクッションしつつサイクルを回すことを意識して選出します
@1の枠は相手のカミ初手がしんどかったりするのでハッサム、ガチグマが多かったです
カミも見た目強そうではあるんですが、コライドンにテラスを切らせるだけで終わったり、カミミラーがしょうもないことが多かったのであまりやりませんでした
VSミライドン
・対面、サイクル寄り
コライドン+ガチグマ+ハバタクカミ
・壁系統
ハッサムorコライドン+ガチグマ+@1
対面系は基本選出ともいえるコライカミクマで結構安定しました
初動ミラコラ対面が多発するんですが、こちらは最速スカーフのためテラスを残しつつとんぼがえり→クマ出しが安定択にできるのは非常に安心でした
サイクル系はアマガ+フレドラ半減以下ポケがやや面倒なんですが、そういった相手は火力がないのでガチグマと相手のコライ受け対面でのコライ引き等を強気に選択し、圧をかけられるようには意識していました
壁系統はハッサム加入後から選出を変えた部分で、初動ハッサムから入って甘えた初動オーロンゲを咎めつつ、ミライドンとかち合った場合でもガチグマ引きが一回は成立する(ハッサムに対してクマへの打点が基本等倍以下になるため)のでハッサム初手置きが多かったです
鉢巻以外ではオーロンゲも一発耐える&前期一位構築のハッサムが最遅で上から壁を貼れると予想するからか居座りを選択されることが多く、初手からオーロンゲをワンパンして爆アドを稼いでいました
VS黒馬
・対面、サイクル寄り
コライドン+ガチグマ+ハバタクカミ
・壁系統
ハッサムorコライドン+ガチグマ+@1
基本ミライ系統と同じ考え方です
ガチグマが受け出しからでも相当な打ち合い性能を見せてくれるので、先発コライドンが非常に安定択として考えられました
黒馬はミライドンと異なり、ガチグマがノーマルタイプでさえあれば良いので、比較的序盤にノーマルテラスを切ってテラスブラムの圧をかけていったほうが最終的に優位に働くことが多かったです
黒馬というポケモンは型一つ一つに関しては対処方法が明確に存在するが、すべての型をケアするのが非常に難しいポケモンだと思っていたので、構築の系統からどういった型の黒馬なのかを想定しながら対面するようにしていました(タスキらしいと思ったらカミやガチグマの真空波でタスキを無理やり割る動きを見せる等)
あとは途中のサイクルで情報を引き出す等ですね
一番困ったのは初手からのスカーフ黒馬で突っ込んでくるタイプでしたが、基本的にはとんぼ返りを選択するようにしています
理由としては相手目線はこちらのチョッキコライにワンパンされる裏目があること、そもそも霊技に交代でガチグマを合わせられると初手から大きなテンポロスを抱えることになるため、スカーフ黒馬が初手から突っ込んでくることはリスクが高いと考えていたからです
構築タイプとして面倒だったのはキラフロルやオオニューラ入りのどくびし系統でした
キラフロルが出てきそうな場合はガチグマを合わせれば大体有利が取れるんですが、オオニューラの場合はそういうわけにはいかず、大体仕事をされてしまうのがネックでした…(後述しますがオオニューラ自体が非常に構築単位で重い…)
VSザシアン
ガチグマ+コライドン+ヘイラッシャ
唯一ヘイラッシャが大活躍する禁伝だったと思います
意識していたポイントとしては、9世代のザシアンの仕様上、初手から荒らしに来る選出をされにくいと考えていた、かつ相手目線ではコライドン初手が読みやすい都合上コライドンに強めなポケモンが初手に置かれる読みガチグマ初手です
特にザシアン構築で同居していることが多かったHB気味のガチグマにはこちらのチョッキガチグマが非常に強く出ることができ、ザシアン引きに対してはこちらのヘイラッシャ引きが安定しやすいというのが使っていて安定感がありました
最終的にはスカーフコライで上からザシアンを飛ばすことも可能なため、基本有利な相性かと考えていましたが、いやだったのはキノガッサと終盤増加していた気合パンチ水ウーラですね
キノガッサ入りにはコライから入ってとんぼ返りでタスキつぶし→後ろを寝かせてコライを出すかどうかの択ゲーのようなしんどい立ち回りで誤魔化していました
気合パンチウーラオスは実は晴れ状態で対面からガチグマに有効打が少ないので、身代わりを貼らせるターンでガチグマを出してハイパーボイスで圧かけするような感じになっていたと思います
VSテラパゴス、ルギア、ルナアーラ系統
・マタドガスなし
コライドン+ゴチルゼル+@1
・マタドガス入り
ハッサム+コライドン+ガチグマorハバタクカミ
禁伝同士の相性は良いのですが、どくびしがしんどいという相性関係です
なので相手目線はどくびしを展開したいと思われるため、その撒き要因をとっつかまえてテラパゴスの出番が来る前に終わらせてしまうという考えで選出していました
(テラパゴス以外は禁伝も不利気味なんですが、毒展開されがちというところは変わらないのでこちらに記載まとめました)
ルナアーラは展開型以外も体感多かったのですが、そもそも眼鏡やスカーフ型にあまり圧を感じなかったので流れで何とかしていました
ただ、撒き要因がマタドガスの場合はかげふみが効かないのでやや面倒になります
実はイーユイ入りだったときはイーユイを初手から投げてサイコキネシスを打っているだけで相手目線厳しそうだったので楽ができていたのですが、ハッサム変更後はペースを取られがちだったかもしれません
(最終日は一度しかテラパゴス構築に当たらず、それもこだわり偽装の展開構築だったので参考にならず)
VSホウオウ、ムゲンダイナ
ガチグマorハッサム+ゴチルゼル+コライドン
受け気味の構築に採用されやすい禁伝たちのためまとめて
ゴチルゼル大活躍マッチです
いかにゴチルゼルをこちらの望んだ対面で着地させるかが重要になります
これらの禁伝はテラスタルまで含めるとコライドンに強めなため、初手から出てきやすい印象がありました
一応ゴチルゼルも耐久振りのこれらの禁伝を起点にできる能力はあるんですが、スイーパー要員としての眼鏡などの型だとその時点でこちらの勝ち筋の多くがつぶされてしまうため、偵察要因としてガチグマやハッサムを使うようにしていました
特にホウオウはコライドンで晴れにしてしまうとゴチルゼルが受けきることができなくなってしまうため、安易なコライドン初手はしないようにしていました
逆にこれらの禁伝を採用して攻め寄りの構築だと選出が固まっておらず苦戦しがちでした…
VS白馬
コライドン+ハッサム+ゴチルゼル以外
後半あまり当たらなかったですが、結構苦戦していた印象あります
トリルに関しては初手以外だとしのぐのが難しく白馬自体は何とかしても後ろから出てくる原種ガチグマ等にしばかれていました
ヤドリギ型はあまりあたらなかったですが、ハッサムコライのトンボループとガチグマのハイパーボイスで何とかする感じになるのかなぁ…
どちらの型相手でも意外に白馬ハバカミ対面を作って挑発が有効ではありました
VSカイオーガ
ガチグマorハッサム+コライドン+@1
かなりしんどい構築相性です
初手カイオーガの場合はガチグマでテラスを切って無理やり突破を目指すか、水技一点読みのコライドン引きをするかをしていましたが、かみ合いが悪いと初手からそのまま負けます…
(一応相手目線での技選択を考慮して、クマ初手であればテラス突っ張り、ハッサム初手であればコライドン引きなどで散らしていました)
(そもそもカイオーガという禁伝自体がコライ以外にきつめなためあまり数が増えないと思っていましたが、最終日付近でそこそこ当たったこと、最終2位構築にも採用されていたことなど評価と環境読みを誤っていた可能性はあります…)
5.最後に
こんなに文字数書くつもりは毛頭なかったんですが書いていると記事が長くなってくる悪い癖出ましたね…
でももうちょっとだけ続くんじゃ
しんどかったポケモン
・オオニューラ
こいつ無理すぎ…
特殊禁伝と組んでいるオオニューラがかるわざでスカーフコライ、Sブーストカミを抜いてくるため非常にしんどかったです
カミ投げしてねこだましとかるわざ発動防いだと思ったらヤケクソフェイタルクローでハバカミが麻痺眠りで突破されたりと…
挙句の果てに最終日ハッサムに変更をしてある程度ましになったかと思っていましたが、こらえるチイラはやて返しと初めて当たってぼこぼこにされるなど全くいい印象はありません…誰か対策方法教えてください()
・スカーフ黒馬
黒馬に対しては1サイクル目でガチグマを対面させていると2サイクル目からアスビ以外の通る技を打たれるようになってきます
その際にガチグマの体力を温存できていないとコライで上から縛る必要が出てくるんですが、スカーフ黒馬はそれをさせてくれないため勝ちへのプランが作りづらいです
選出のところで記載しましたが初動で割り切り突撃されるのもまあまあつらいです
テラスタルは特に格闘テラスが面倒でした
・霊テラスヘイラッシャ
ゴチルで処理がメインルートなのでまあまあめんどくさいです
今期はゴチル自体がそこまで警戒されていなかったので全員が全員そうというわけではなかったですが、受け気味の構築など構築単位でゴチルが重い場合は採用されている場合が多く、逆にめんどくさいという感じでした
自分も途中から使ってみましたが、電気テラスをそらしつつテラス前と弱点が被らないので相性補完的にも悪くないのが強い
・おんみつサイコブレイク/鬼火/ちょうはつ/じこさいせいミュウツー
無☆理
頑張って削った後にサイコノイズで押し切れると思ったら普通に自己再生されて頭バグりましたw
最終日続けるかどうかの瀬戸際でこれやられて素直に脱帽撤退就寝しました()
結果・感想
真皇杯予選ラストチャレンジ
コールドフレアブロック:3-3
SVランクマッチシーズン20
さんしょく:レート1900.543 最終717位
3shock :レート1867.760 最終1090位
シーズン半ば(7月2週目ぐらい)に50位付近につけるなど、出だしは非常に調子がよく、2ロムともに1800程を確保することができ感触が良かったんですが、その状態で挑んだ真皇杯ラスチャレでもいい結果を残すことはできませんでした
ランクマッチではなかなかされなかった禁止伝説なし選出で2試合落としたため、オフの難しさを再認識した結果になります
ランクマッチのほうも序盤ほどの好成績は残せず、またシーズンそのものがデフレ気味のシーズンだったこともあり思うようにレートを伸ばすことができませんでした
普段使わない有限サイクル構築としては非常にしっくり来ていたのですが、シーズンが進むにつれての環境やメタ意識の変化についていくことができなかった結果かなと思います
ただ、今回の構築でコライドンの強さを再認識したとともに、ゴチルゼルでのTODと真剣に向き合ったりとプレイヤーとしてあまりやってこなかった戦術に触れることができたのは良い経験だったかなと思います
来シーズンはおそらくSVのランクマッチをそこまで回すことはないと思いますが、剣盾のころ毛嫌いしていた禁伝1匹ルールがSVにおいては結構面白く感じることができたのは食わず嫌いしていてはいけないなと感じました
最後に対戦してくださった皆さん、真皇杯中心にオフ会を開いていただいているスタッフの皆さん、知識を授けてくれたどな鯖の方々&fujiに感謝して記事のほう締めたいと思います
質問感想等は@3syokukennまで
以上です
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