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【本の紹介】男が女が〜より、自分がどうか。
「女は○○だよねとか、めんどくさいわ〜。もぉ〜、モヤってますわ〜」そう思って手に取った本がこちら。
私は昔から、女の子よりも男の子になりたった系女子でした。ピンクや赤い服も苦手だし、スカートも履きたくなかった。女の子同士でトイレに行くのも嫌だった。影でコソコソ言うのも嫌だったし、言いたいことがあるならハッキリ言って、取っ組み合いの喧嘩上等!
「女らしさ」が大嫌いでした。
社会人になり、都会で暮らすようになってからは、「女性社員はお茶汲み」が当たり前でした。私は、「なんであの男性より働いている自分が、このクソ忙しい時に、仕事の手を止めてお茶出しせなあかんのじゃ!あと30分でデータ送らないといけないの!!仕事に性別の何が関係してんの!!」そう思っていました。飲み会になると、男の人が空いたお酒のグラスにお酒を注がなければならないなどの、「女だから○○する」というルールが社会人には多くありました。
さてそんな、「女に生まれてモヤってる」私にピッタリな本がこちらでした。
私も前回「子育てをする女性は働けない」という記事を書きましたが、「そもそもなんで女性が家事育児担当なの」って思いませんか?日本が労働力不足で共働きが進んでいるならば、男性が家事育児をしてもいいでよね。それなのになんで「男は外で働き、女は家庭を支える」になっているのでしょうか。なぜ性別で、いろんなことが分けられているのかしら、そういう疑問が尽きません。その点この本では、「テクノロジーが進化して男性なしで子どもをつくることができるようになれば、男性は必要なくなるのでは」というようなことも書かれています。(すごくおもろい!)
日本の社会は、まだまだ性別で役割が分けられている部分があります。そうして、お互いの立場を妬んでケンカしていたりします。男性は女性の方が得をしていると言うし、女性は男性の方が得をしているといいます。じゃあ女性はどれくらい得をしているのか?などなど…性別による機能の違いを脳科学の観点からみたらどうなっているのか、も教えてくれます。
そして最後には…「っていうか性別どうこうより、個性の方が幅広くて多様じゃない!?」に至る面白さ(笑)。まぁそうなんですけど、これだけ性別におけるおあれこれを話しておきながら、結局それな!!家族がいたら、「相手が男だからどうかより、その人がどういう性格か」になってきますよね。
男性でもメイクが好きな人もいますし、女性でも格闘技が好きな人もいます。料理が苦手な女性もいますよね。世の中にはいろ〜んな人がいます。それなのに、性別で分けてケンカしなくてもよくない?この本では、「日本はまだまだ性別で役割が違う部分があるけれど、結局大事なのは、性別がとうかより自分自身がどうかが大事」って話しをしてくれています。
「女であることのメリット・デメリット」については、そこにいたるエピソードや考察、脳科学の観点からの説明などが書かれています。「女であることのメリット・デメリット」を見て、「あーそれ気になってた!」と思った方は読んでみてはいかがでしょうか?会話形式でとても読みやすかったですよ。
女であることのメリット・デメリット
女であることのメリット
メイクやファッションを楽しめる
男性におごってもらえる機会がある
力が弱いため、男性にフォローしてもらえることがある
妊娠・出産を体験できる
組織や社会から期待度が低いため、自由度が高い(場合がある)
女であることのデメリット
身ぎれいでいることを社会から期待される
毎月の生理による肉体的・精神的負担がかかる人がいる
妊娠・出産による身体的負荷が大きい
生殖可能な時期が男性より短い
育児に割くコスト(時間・労力)が大きく、男性よりもキャリアに影響が及びがち
身体能力の差が不利に働く場合が多い(犯罪被害)
常にセリュティー面で注意が必要になる
組織や社会からの期待度が低いため、実力を発揮できない
私は今、日本社会のこと、男女平等問題も調べています。
この本がとてもおもしろかったのでご紹介でした。
٩( 'ω' )و