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【ワンピース考察】世界を終わらせる?滅ぼす?本当の意味は【1136話までのネタバレあり】

ロキ王子の言う世界を終わらせるの意味について

ハラルド王は戦いより交易を重んじていた

ハラルド王は交易を重んじていたと書かれています
現実世界でも戦いにより支配したり優位に立とうとしたりする国もあれば、外交により互いの利害をすり合わせて血を流さずにうまくやるという道を選ぶ国もありますよね
では、ハラルド王は外交により世界とどんな関係を築いてウォーランド王国をどうしたかったのでしょうか

ウォーランド王国の歴史

ウォーランド王国は長く力によって国を守ってきたと考えられます
但し、これだけの強国、海賊による略奪行為は色々あったと思いますが、国を挙げて侵略行為を行っていたとしたらかなり広範囲の島々を統治下においていると思いますよね
近隣の島は多少あるかもしれませんが、恐らくそのような行為は行ってこなかったと思われます
なんせ、エルバフ島の広さを考えれば、他の島なんて侵略したとしても得られる領土なんて知れてますから
それでも、他国もエルバフ島の広大な土地と宝樹アダムをはじめとする膨大な資源は欲しい
つまり、仮にウォーランド王国側に戦う理由が無くても、周辺国にはその理由があったという事です
それでも、ウォーランド王国はその武力の脅威によって外界からの侵略から国を守ってきたわけです
だから今でも侵入者は原則逮捕なんですね

ハラルド王が目指した世界とは

ハラルド王は、マザー・カルメルの「略奪より交易」という思想に同調し、「戦いより他国との交易を」という思想を元に国家の変革を目指していました
その為、戦いを望まない子供たちが育っているというのが通説ですよね
ハラルド王は、単に外交によって戦争しなくても良い平和な世界を目指していたのでしょうか
第1136話のヤルル様の言葉で疑問が湧いてきました

ハラルド王とロキ王子は太陽の神ニカになりたかったのかもしれない

ヤルル様の説明によると、『ハーレイ』という神典には太陽の神ニカについての記述があるものの、"古き言葉"の為読み解く事が出来ていないようです
その為、ニカの伝説もあいまいで、その解釈は

  • 支配者

  • 解放の神

  • 破壊の神

  • 笑いの神

と多岐にわたるそうです
ヤルル様は、ロキもハラルドもニカなろうとしてもがいたのかもしれないと言っています
もし本当にそうだとしたら、ハラルド王とロキ王子の目指した太陽の神ニカとは別の解釈の物だったのかもしれません

ハラルド王がなりたかったニカとは

先述の通り、ハラルド王は外交により平和を目指していたと考えられます
その思想の元となるのがマザー・カルメルの思想だとすると、カルメルが世界政府に繋がりを持っていた事から、その外交相手はそう、"世界政府"だったと思われます
ハラルド王はもしかしたらウォーランド王国を世界政府加盟国にしようとしていたのかもしれません
これは、マザー・カルメルを介して世界政府から刷り込まれた可能性もありますね
つまり、ハラルド王は"親世界政府派"だったのだと思います
世界政府の世界統治の手段はそう"支配"です
ここまでハラルド王は良い人という印象で描かれていますが、ワンピースには良くある事ですよね、良い人風に描かれた人が悪い人、悪い人風に描かれた人が良い人
ハラルド王は外交によって世界政府と関係を強くし、今の世界政府を壊す、つまり世界が三度目の崩壊を迎える
世界の崩壊の都度現れる太陽の神ニカ
ハラルド王は世界の支配者である太陽の神ニカを目指したのではないでしょうか

ロキ王子がなりたかったニカとは

神の騎士団に勧誘されたロキ王子は、神の騎士団または天竜人を「ゴミクズ」と言っています
そのことから、親世界政府派の父に強く反発していたと思われます
ハラルド王の真の目的が上記の通りだったとするならば、それは口外しませんよね、普通
ロキ王子は、ハラルド王が世界政府に取り入ろうとしているとだけ思い、あんなゴミクズ達と仲良くできんと言っていたのだと思います
ハラルド王により戦いから親和に向かうウォーランドが面白くないロキ王子は幼少期から大暴れ、いたずらという名の破壊行為を繰り返す荒れた少年時代を送ったのでは無いでしょうか
そして事件は起きました
生まれる前から父を殺すと予言されていたという情報などから、ハラルド王を殺したのが本当にロキ王子なのか非常に怪しくなってますが、少なくとも、ハラルド王とロキ王子とヤルル様がその場にいて、ハラルド王が死ぬという事件が発生してしまいました
ロキ王子は伝説の悪魔の実を奪い、海に出ました
ロキ王子は思いました、『破壊の神である太陽の神ニカとなって世界政府を、世界を終わらせてやる』と
その顛末は後述します

王殺しの予言

次の項目に行く前に、ひとつの前提として予言について記述します
ロキ王子は生まれる前から王殺しを行うと予言されていました
エルバフにそんな予言が出来る予言者っているのでしょうか
非常に怪しいと思います
そもそも王位継承というのはどの時代も火種であり、内戦の原因になったりするものです
ウォーランド国内でその様な状況になれば、国力が強くて攻め入るのが困難なウォーランドの国力が弱まります
世界政府はマザー・カルメルを介して工作員を送り込んでいたと考えられるので、この予言自体が世界政府の工作の一つと思われます

ハラルド王の死の真相

結論から言って、ロキ王子はハラルド王を殺してはいないと思います
まず、ヤルル様は事件の際、それを止めようとして頭に剣が刺さったと言っていますが、この剣はハラルド王の持つ剣と同じデザインです
ロキ王子がハラルド王に向けて剣を振るったのをヤルル様が止めたのであればこうはなりませんよね
剣を振るったのはハラルド王、ヤルル様が庇ったのはロキ王子ではないでしょうか
ロキ王子は父に反発はしていたものの、父に対する殺意があったわけでは無い
悪さはするが、殺戮行為をしていたわけでは無い
但し、伝説の悪魔の実をよこせとは言ってたかもしれませんね
ハラルド王からしてみれば、予言により、いつか自分を殺すかもしれないロキ王子を生かしておくと危険ですよね
ましてや伝説の悪魔の実を手に入れられてしまったらいよいよ危うい
ハラルド王がロキ王子を殺そうとしたのだと思います
ヤルル様はそれを止めようとした
そこに第三勢力が現れた、そう、神の騎士団です
神の騎士団は伝説の悪魔の実が欲しいんです
今ロキを勧誘に来ているのはロキが欲しいのではなくその能力です
神の騎士団が潜入できた理由は、マザー・カルメルがいた時代からその手引きにより工作活動を行っていて、魔法陣による侵入が可能だったのだと思います
神の騎士団はハラルド王を殺害、ロキ王子は間一髪悪魔の実を奪われる前に食べてしまいます
神の騎士団は力を手に入れたロキに撃退されます
この顛末を、頭に剣の刺さったヤルル様は既に倒れていて見ていません
ロキ王子は撤退する神の騎士団を追って外界に出ます
城には殺されたハラルド王と頭に剣の刺さったヤルル様が残されています
伝説の悪魔の実が無くなっています
それを見た国民たちはすべてロキ王子の仕業だと信じて疑いませんでした
海に出たロキ王子を、伝説の悪魔の実を奪うために王を殺して外海に逃げたと思ったのでしょう
こうしてロキ王子は王殺しの大犯罪者と言われるようになりました

そもそも悪いのは世界政府

ロキ王子は王殺しの罪をきせられ海に出ました
こんな事になったのは父が世界政府に取り入ろうとしていたから
世界政府をゴミクズと呼ぶ様な男です
元々武闘派であるロキ王子、滅ぼしてやろうと考えそうですよね
世界(政府)を滅ぼしてやると
つまり、世界を終わらせるとは、現世界政府を崩壊させるという意味かと思います

妄想が過ぎますが、いかがでしたでしょうか
でも、こんな背景と展開だったら面白いなと思います

※可能な限り検索などして既出ネタを避けていますが、ネタ被りがあった場合はご容赦下さい

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